ホテイアオイの鉢植え~水と土の二刀流
2023年09月05日
メダカの飼育を始めるきっかけとなった水草ホテイアオイ。メダカ編や水生植物編で何度か触れていますが、今回はピンで登場です。

ホテイアオイはこの時期、日光を遮ってくれてとても重宝しますが、ランナー(ストロン)を伸ばして子株をどんどん増やしていきます。増えすぎて困るくらい…。
鉢植えも可能と知りましたので、どんなものか試してみることに。

【8月14日】用意したのは4号(12cm)プラ鉢。用土は市販の培養土5:赤玉土(小粒)5の配合。赤玉土を足すことで排水性が良くなり、水をやっても弾かずに土全体が均等に湿るようになります。

水から出すと根が表面張力でくっついていますので、竹串などでほくしてやります。水をしっかり切ってから行うともっと簡単にいく感じでした。
水挿しで発根した挿し木苗を鉢上げしているのと同じ感覚です。

根をふんわり広げて位置と高さを決めたら、残りの土を投入。

しっかり水やりすると、根と土が密着して株が安定します。急に土に植えられてビックリしているでしょうから、受け皿に水を張って「底面給水」しながら様子を見ていきます。
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【8月18日】明るい日陰で管理して5日目。しおれた葉は無さそうです。ホテイアオイは日光大好きですので、少しずつ日に当てていこうと思います。
理想は半日陰ですが、炎天下にそんな都合のいい場所は・・・あります。

メダカの容器です。

金網を置いて、その上に鉢を置きます。ついでに、挿し木で増やして鉢上げしていたパイナップルコーンの苗も。

水温の上昇を防ぐためにすだれを掛けますので、理想の半日陰が手に入ります。すだれは遮光率63%と40%の2種類あって、手始めに63%の方を使用します。
以前、メダカの容器を全換水した際に、ホテイアオイを洗面器に取り出して、ほんの数分直射日光に当たっただけで葉の先端がしおれたことがありました。なので少し慎重に運んでいます。
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【8月28日】日光浴再開から10日後、植え付けからちょうど2週間。子株の根がガッチリ土をつかんでいますので、本体も土に適合した根が伸びていると判断して、底面給水はここで終了。
一般の植え替えや植え付け、挿し木苗の鉢上げなどと同様に根が馴染む2週間の経過を待って液体肥料を与えておきました。市販の培養土にも元肥は入っています。

すだれも遮光率40%の方に変えて光量アップをはかります。さらに、日が差し始める午前8時前から10時までの約2時間、直射日光を浴びさせることに。水温上昇を防ぐために10時頃にすだれを掛けますので、ここはメダカの都合に従ってもらいます。
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【9月4日】日照量アップから1週間、植え付けから3週間。

葉数も増えて葉の色艶も良好ですが、葉先が少し枯れ気味なのが株元に2枚ほど。通常の水上生活でもあることですので、これは想定内。

土をつかんでいた子株からさらに子株が、元気いっぱい。見た目オリヅルラン風…。

直近に伸びて来た葉の葉柄はというと、気持ちスリムに。浮き草だけどもう浮かぶ必要がありませんので浮き袋が退化しつつある印象。水と土の二刀流、晴れて?水生植物から陸上植物へ。

少しだけ手間がかかりましたが、水草が立派に観葉植物に変身しました。移動が楽になりますので、楽しみ方が増えます。
日光にガンガン当ててやると薄紫の涼しげな花を咲かせますが、我が家ではすだれを掛けたり、伸びすぎた根をトリミングしますので、花を観るのは”まれ”。
この鉢植えで咲いてくれるといいのですが、ランナーを数本伸ばしまくっていますので、花を咲かせる方には気持ちが向いていない様子です…。
種を放出するために奇妙な動きをするホテイアオイの花はこちら。

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鉢に植えつける


ホテイアオイはこの時期、日光を遮ってくれてとても重宝しますが、ランナー(ストロン)を伸ばして子株をどんどん増やしていきます。増えすぎて困るくらい…。
鉢植えも可能と知りましたので、どんなものか試してみることに。


【8月14日】用意したのは4号(12cm)プラ鉢。用土は市販の培養土5:赤玉土(小粒)5の配合。赤玉土を足すことで排水性が良くなり、水をやっても弾かずに土全体が均等に湿るようになります。


水から出すと根が表面張力でくっついていますので、竹串などでほくしてやります。水をしっかり切ってから行うともっと簡単にいく感じでした。
水挿しで発根した挿し木苗を鉢上げしているのと同じ感覚です。


根をふんわり広げて位置と高さを決めたら、残りの土を投入。


しっかり水やりすると、根と土が密着して株が安定します。急に土に植えられてビックリしているでしょうから、受け皿に水を張って「底面給水」しながら様子を見ていきます。
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5日目から半日陰で日光浴再開


【8月18日】明るい日陰で管理して5日目。しおれた葉は無さそうです。ホテイアオイは日光大好きですので、少しずつ日に当てていこうと思います。
理想は半日陰ですが、炎天下にそんな都合のいい場所は・・・あります。

メダカの容器です。


金網を置いて、その上に鉢を置きます。ついでに、挿し木で増やして鉢上げしていたパイナップルコーンの苗も。

水温の上昇を防ぐためにすだれを掛けますので、理想の半日陰が手に入ります。すだれは遮光率63%と40%の2種類あって、手始めに63%の方を使用します。
以前、メダカの容器を全換水した際に、ホテイアオイを洗面器に取り出して、ほんの数分直射日光に当たっただけで葉の先端がしおれたことがありました。なので少し慎重に運んでいます。
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10日後から訳アリ2時間限定の直射日光

【8月28日】日光浴再開から10日後、植え付けからちょうど2週間。子株の根がガッチリ土をつかんでいますので、本体も土に適合した根が伸びていると判断して、底面給水はここで終了。
一般の植え替えや植え付け、挿し木苗の鉢上げなどと同様に根が馴染む2週間の経過を待って液体肥料を与えておきました。市販の培養土にも元肥は入っています。


すだれも遮光率40%の方に変えて光量アップをはかります。さらに、日が差し始める午前8時前から10時までの約2時間、直射日光を浴びさせることに。水温上昇を防ぐために10時頃にすだれを掛けますので、ここはメダカの都合に従ってもらいます。
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3週間後の様子

【9月4日】日照量アップから1週間、植え付けから3週間。

葉数も増えて葉の色艶も良好ですが、葉先が少し枯れ気味なのが株元に2枚ほど。通常の水上生活でもあることですので、これは想定内。

土をつかんでいた子株からさらに子株が、元気いっぱい。見た目オリヅルラン風…。


直近に伸びて来た葉の葉柄はというと、気持ちスリムに。浮き草だけどもう浮かぶ必要がありませんので浮き袋が退化しつつある印象。水と土の二刀流、晴れて?水生植物から陸上植物へ。

少しだけ手間がかかりましたが、水草が立派に観葉植物に変身しました。移動が楽になりますので、楽しみ方が増えます。
日光にガンガン当ててやると薄紫の涼しげな花を咲かせますが、我が家ではすだれを掛けたり、伸びすぎた根をトリミングしますので、花を観るのは”まれ”。
この鉢植えで咲いてくれるといいのですが、ランナーを数本伸ばしまくっていますので、花を咲かせる方には気持ちが向いていない様子です…。
種を放出するために奇妙な動きをするホテイアオイの花はこちら。

ホテイアオイの花~花茎は切らず二度楽しむ
メダカ睡蓮鉢のホテイアオイに花が咲きました、今季初開花です。開花の様子と種を放出するための奇妙な行動をまとめておきました。もくじ1 花芽は筒状の葉に包まれて/a>2 青紫の涼し気な花は一日花3 咲いたあとがおもしろい...
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