植木鉢でバードバス(野鳥の砂浴び場)
2023年05月04日
冬季限定バードフィーダー終了後(3月後半)に、植木鉢で砂浴び場を作り観察中。そのまとめ記事になります。

【3月22日】使った鉢はサニーレタス栽培予定だった9号(27㎝)テラコッタ。鉢底ネットを敷いて、

砂利を敷き詰めました。この砂利は水浴び場で使った残り。近くの海岸で採取したもので、表面がツルツルしていますのでコケが生えにくく重宝しております。
砂は園芸用の川砂。少し目が粗かったので、フルイにかけたものを使いました。

砂の深さ約9cm、かんたん砂浴び場の完成で~す。
▶もくじ

水浴び場の隣にオープンしました。水浴び場は通常ですと3月いっぱいで閉店しますが、今年は砂場との併用ということで現在も営業中です。

開始から4時間20分後、ファーストすずめ出現。くちばしで砂を跳ね飛ばして品定め?をしてから、ついに砂浴びを始めました。
水浴び同様に、羽についた寄生虫などを落として、体を清潔に保つための行動といわれています。驚いたことに、水浴びと砂浴びをする二刀流は、身近な野鳥ではスズメだけなんだそうです。

平和に砂浴びをしているように見えますが、場所取りがシレツです。水浴びでは芋の子を洗うように過密もへっちゃらでしたが…。水浴びをしてから砂浴びのパターンでは、当然ながら砂まみれ。
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【3月27日】我が家にやってくる主な野鳥、メジロ・ヒヨドリ・イソヒヨドリ・シジュウカラ・ウグイス・ジョウビタキなどは水浴びオンリーですので、砂浴びシーンは見ることができません。
さて、前日の雨で濡れて固く締まってしまいましたので、今日は砂浴びはお預け。濡れても良い仕様にはなっていますが、この砂場は思った以上に渇きにくいことが判明。

【3月28日】翌朝になってもまだ湿ったまま。ただ、粉塵が沈んだせいで砂粒がクッキリ。今日も朝一番からせっせと砂粒を食べています。
鳥には歯がありませんので、砂嚢(さのう)と呼ばれる胃の一部に砂や小石を貯めこんで、固い種などを砂と一緒にスリ潰して消化します。砂嚢とは「砂肝」「砂ずり」のこと。砂という字が当てられていて、筋肉質で弾力があるのも頷けます。

午後からほぐしてみると渇きはじめ、砂浴びの再開。今後は雨に濡らさないと決めました。湿って良かったことは、壁が崩れずに穴がポッカリ掘れて、ビジュアル的に楽しめたことぐらいでしょうか…。
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【4月17日】砂場は大陸からの黄砂も少し混じっていますので、なんちゃってゴビ砂漠!?4月に入って暖かく感じる日も多くなりました。砂の温度は何度くらいになっているのか気になるところ。そこで、

地温を計ってみることに。深さ1cmあたりを3分間計測。測定器は普段はメダカ容器の水温を計るのに使っているデジタル温度計、加熱調理食材の中心温度も計れるので砂でも大丈夫?かと。
午後1時10分、気温18.6℃、地温はなんと本日最高の45.6℃でした。この温度でも涼しい顔して砂浴びを楽しんでいました。鳥類の体温は意外と高く、特にスズメは平均43℃もあるんだとか。どうりで…。
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【5月17日】前回測定からちょうど1か月。この日はことし1番の暑さになるとか。すでに午前中から砂は熱くなっているようで、一番風呂の巣立ちビナの後に続くオトナも、浴びる回数は普段より少なめでした。

午後1時ちょうど、気温26.6℃。砂の温度はなんと55.4℃にも達しています。さすがにこれでは…と思っていた瞬間、ナント一羽が砂浴び敢行。わずか5秒でしたが間違いなく浴びました。
午後2時ちょうど、気温27.6℃、砂は54.9℃。
午後3時ちょうど、気温27.3℃、砂は51.7℃。
50℃を超えている2時台、3時台は砂浴びするものはゼロ。

午後4時ちょうど、気温27.1℃、砂は44.6℃。
50℃を切ると浴びるもの続出。どうやら50℃以下がお好みのようで、さっきの55.4℃での砂浴びは試し浴び?熱かったのですぐに中止?ちょっとした事故?…だったのではないかと。
最高記録の更新はあるのか、次回は真夏日に測定しようと思います。
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【お知らせ】
『ねとらぼ生物部』さんに拙動画を紹介する記事を掲載していただきました。大変励みになります、どうもありがとうございました。

【追記】5月10日に巣立ちビナが来てくれました。

動画はこちらから
※ 画面をクリックするとYouTubeサイトに移動します




植木鉢でかんたん砂浴び場を作る


【3月22日】使った鉢はサニーレタス栽培予定だった9号(27㎝)テラコッタ。鉢底ネットを敷いて、


砂利を敷き詰めました。この砂利は水浴び場で使った残り。近くの海岸で採取したもので、表面がツルツルしていますのでコケが生えにくく重宝しております。
砂は園芸用の川砂。少し目が粗かったので、フルイにかけたものを使いました。

砂の深さ約9cm、かんたん砂浴び場の完成で~す。
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スズメは水と砂の二刀流

水浴び場の隣にオープンしました。水浴び場は通常ですと3月いっぱいで閉店しますが、今年は砂場との併用ということで現在も営業中です。


開始から4時間20分後、ファーストすずめ出現。くちばしで砂を跳ね飛ばして品定め?をしてから、ついに砂浴びを始めました。
水浴び同様に、羽についた寄生虫などを落として、体を清潔に保つための行動といわれています。驚いたことに、水浴びと砂浴びをする二刀流は、身近な野鳥ではスズメだけなんだそうです。


平和に砂浴びをしているように見えますが、場所取りがシレツです。水浴びでは芋の子を洗うように過密もへっちゃらでしたが…。水浴びをしてから砂浴びのパターンでは、当然ながら砂まみれ。
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砂は食べてよし浴びてよし


【3月27日】我が家にやってくる主な野鳥、メジロ・ヒヨドリ・イソヒヨドリ・シジュウカラ・ウグイス・ジョウビタキなどは水浴びオンリーですので、砂浴びシーンは見ることができません。
さて、前日の雨で濡れて固く締まってしまいましたので、今日は砂浴びはお預け。濡れても良い仕様にはなっていますが、この砂場は思った以上に渇きにくいことが判明。

【3月28日】翌朝になってもまだ湿ったまま。ただ、粉塵が沈んだせいで砂粒がクッキリ。今日も朝一番からせっせと砂粒を食べています。
鳥には歯がありませんので、砂嚢(さのう)と呼ばれる胃の一部に砂や小石を貯めこんで、固い種などを砂と一緒にスリ潰して消化します。砂嚢とは「砂肝」「砂ずり」のこと。砂という字が当てられていて、筋肉質で弾力があるのも頷けます。


午後からほぐしてみると渇きはじめ、砂浴びの再開。今後は雨に濡らさないと決めました。湿って良かったことは、壁が崩れずに穴がポッカリ掘れて、ビジュアル的に楽しめたことぐらいでしょうか…。
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第一回砂温測定~45.6℃も涼しい顔で

【4月17日】砂場は大陸からの黄砂も少し混じっていますので、なんちゃってゴビ砂漠!?4月に入って暖かく感じる日も多くなりました。砂の温度は何度くらいになっているのか気になるところ。そこで、


地温を計ってみることに。深さ1cmあたりを3分間計測。測定器は普段はメダカ容器の水温を計るのに使っているデジタル温度計、加熱調理食材の中心温度も計れるので砂でも大丈夫?かと。
午後1時10分、気温18.6℃、地温はなんと本日最高の45.6℃でした。この温度でも涼しい顔して砂浴びを楽しんでいました。鳥類の体温は意外と高く、特にスズメは平均43℃もあるんだとか。どうりで…。
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第二回砂温測定~55.4℃でまさかの…

【5月17日】前回測定からちょうど1か月。この日はことし1番の暑さになるとか。すでに午前中から砂は熱くなっているようで、一番風呂の巣立ちビナの後に続くオトナも、浴びる回数は普段より少なめでした。


午後1時ちょうど、気温26.6℃。砂の温度はなんと55.4℃にも達しています。さすがにこれでは…と思っていた瞬間、ナント一羽が砂浴び敢行。わずか5秒でしたが間違いなく浴びました。
午後2時ちょうど、気温27.6℃、砂は54.9℃。
午後3時ちょうど、気温27.3℃、砂は51.7℃。
50℃を超えている2時台、3時台は砂浴びするものはゼロ。

午後4時ちょうど、気温27.1℃、砂は44.6℃。
50℃を切ると浴びるもの続出。どうやら50℃以下がお好みのようで、さっきの55.4℃での砂浴びは試し浴び?熱かったのですぐに中止?ちょっとした事故?…だったのではないかと。
最高記録の更新はあるのか、次回は真夏日に測定しようと思います。
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【お知らせ】
『ねとらぼ生物部』さんに拙動画を紹介する記事を掲載していただきました。大変励みになります、どうもありがとうございました。

庭にスズメの砂浴び&水浴び場を作ったら…… 野鳥が押し寄せる人気スポットと化した光景が120万再生突破
野鳥界の二刀流です。
【追記】5月10日に巣立ちビナが来てくれました。

植木鉢でバードバス(野鳥の砂浴び場)~巣立ちビナ編
3月に新規オープンした植木鉢砂浴び場。巣立ったヒナが来てくれました。 【5月10日】スズメの繁殖期でもあるので、いつもの水換えと砂の補填に加え、前日からプランター受け皿でにわかエサ台を設置。エサは賞味期限の切れたせんべいを砕いたもの。 前日に巣立ちビナの姿を確...
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