マンゴーの鉢植え6 植え替え
2022年07月24日
第6回は、無事に一冬越して夏を迎えた3鉢の初めての植え替えを紹介します。

【7月23日】
右「二代目」昨年7月17日に種まき 鉢上げから364日 メキシコ産
中「デコ」昨年8月6日に種まき 鉢上げから345日 メキシコ産
左「ボコ」昨年8月12日に種まき 鉢上げから337日 高知県産
植え替えの適期は、生育が旺盛になり始める4~5月です。昨年7月17日に水挿しで発根させた種を7月24日に鉢上げしましたので、ちょうど1年後の根の成長具合を見るためにここまで待ちました。8月頃までは大丈夫です。
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二代目の根の様子。直根性で側根が少ないので、できるだけ根鉢は崩さないようにします。

デコの根の様子。二代目より側根が多いので根鉢がガッシリ。白っぽいのは雑草の根です…。

ボコの根の様子。崩れました…。二つに比べて根が細く、国産の特徴なのかはわかりません。
根の成長が早い植物では1年、通常は2年に1回は植え替えが必要です。古い土の団粒構造が壊れ、水はけや通気性が悪くなり、根の生育が悪くなってきますので、鉢土を新しく更新してやる必要があります。
また、鉢の中で根が一杯になり詰まってくると、空気の層がなくなり根が窒息します。水切れを起こしやすくなり、根腐れや生育が鈍ったり枯れてしまうこともあります。
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一回りか二回り大きい鉢を用意します。現在は4号鉢に植わっていますので、今回は一回り大きい5号鉢に植え付けます。一回りは1号分です。
根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質がありますので、大き過ぎる鉢に植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になります。また、湿った土の多さに比べて吸い上げる水の量が少ないので鉢土が乾かない状態が長く続き、根腐れを起こす原因にもなります。
ちなみに、排水性を高めるために鉢底石を敷きますが、排水性の良い土を使っている場合は効果が見込めるのは6号鉢以上(または高さが18cm以上)からですので、今回は使用しません。
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マンゴーは弱酸性土壌を好みますので、今回も鹿沼土を使用。鹿沼土は大きさにバラツキがありますので、ふるいに掛けて大きめのものは取り除いています。緩効性の化成肥料を適量混ぜ込んで、植え付けます。

先に1/4ほど土を入れて、根鉢を乗せて位置と高さを決めたら

残りの土を足し入れて、箸などでつついてすき間ができないようにします。

カサが減った分の土を補給して、最後に水やり。鉢底から透明の水が出るまでたっぷりと。微塵を洗い出しておくと根詰まりのリスクを軽減できます。

植え替え完了。この後は明るい日陰に2週間ほど置いて、根が新しい土に馴染む頃に日にガンガン当てる通常管理に戻します。
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【二代目】
・身長:26.5cm
・腹囲:4.4cm
・二股で2本の成長点
・先代が種まきから1年8か月で21cmなのでガンバッている模様
・昨年9月25日から(301日後)11.7cm伸長


【デ コ】
・身長:18.5cm
・腹囲:2.8cm 二股で3本の成長点
・脱出に失敗した最初の巨大な芽の残骸の横から出直した主茎
・昨年9月25日から(301日後)8.5cm伸長。


【ボ コ】
・身長:16.5cm
・腹囲:3.0cm
・脇芽が3本
・先端が枯れたことで頂芽優勢が打破され結果オーライの側芽出現
・昨年9月25日から(301日後)7.0cm伸長。
マンゴーは自然では枝分かれしないので、切り戻して枝数を増やすとのこと。ボコの分岐は分かりやすいですが、二代目とデコの二股の原因は不明です…。
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マンゴーの植え替え適期

【7月23日】
右「二代目」昨年7月17日に種まき 鉢上げから364日 メキシコ産
中「デコ」昨年8月6日に種まき 鉢上げから345日 メキシコ産
左「ボコ」昨年8月12日に種まき 鉢上げから337日 高知県産
植え替えの適期は、生育が旺盛になり始める4~5月です。昨年7月17日に水挿しで発根させた種を7月24日に鉢上げしましたので、ちょうど1年後の根の成長具合を見るためにここまで待ちました。8月頃までは大丈夫です。
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植え替えが必要な訳

二代目の根の様子。直根性で側根が少ないので、できるだけ根鉢は崩さないようにします。

デコの根の様子。二代目より側根が多いので根鉢がガッシリ。白っぽいのは雑草の根です…。

ボコの根の様子。崩れました…。二つに比べて根が細く、国産の特徴なのかはわかりません。
根の成長が早い植物では1年、通常は2年に1回は植え替えが必要です。古い土の団粒構造が壊れ、水はけや通気性が悪くなり、根の生育が悪くなってきますので、鉢土を新しく更新してやる必要があります。
また、鉢の中で根が一杯になり詰まってくると、空気の層がなくなり根が窒息します。水切れを起こしやすくなり、根腐れや生育が鈍ったり枯れてしまうこともあります。
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大き過ぎる鉢は危険

一回りか二回り大きい鉢を用意します。現在は4号鉢に植わっていますので、今回は一回り大きい5号鉢に植え付けます。一回りは1号分です。
根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質がありますので、大き過ぎる鉢に植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になります。また、湿った土の多さに比べて吸い上げる水の量が少ないので鉢土が乾かない状態が長く続き、根腐れを起こす原因にもなります。
ちなみに、排水性を高めるために鉢底石を敷きますが、排水性の良い土を使っている場合は効果が見込めるのは6号鉢以上(または高さが18cm以上)からですので、今回は使用しません。
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鹿沼土4:赤玉土3:腐葉土3

マンゴーは弱酸性土壌を好みますので、今回も鹿沼土を使用。鹿沼土は大きさにバラツキがありますので、ふるいに掛けて大きめのものは取り除いています。緩効性の化成肥料を適量混ぜ込んで、植え付けます。


先に1/4ほど土を入れて、根鉢を乗せて位置と高さを決めたら


残りの土を足し入れて、箸などでつついてすき間ができないようにします。


カサが減った分の土を補給して、最後に水やり。鉢底から透明の水が出るまでたっぷりと。微塵を洗い出しておくと根詰まりのリスクを軽減できます。

植え替え完了。この後は明るい日陰に2週間ほど置いて、根が新しい土に馴染む頃に日にガンガン当てる通常管理に戻します。
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身体測定



【二代目】
・身長:26.5cm
・腹囲:4.4cm
・二股で2本の成長点
・先代が種まきから1年8か月で21cmなのでガンバッている模様
・昨年9月25日から(301日後)11.7cm伸長



【デ コ】
・身長:18.5cm
・腹囲:2.8cm 二股で3本の成長点
・脱出に失敗した最初の巨大な芽の残骸の横から出直した主茎
・昨年9月25日から(301日後)8.5cm伸長。



【ボ コ】
・身長:16.5cm
・腹囲:3.0cm
・脇芽が3本
・先端が枯れたことで頂芽優勢が打破され結果オーライの側芽出現
・昨年9月25日から(301日後)7.0cm伸長。
マンゴーは自然では枝分かれしないので、切り戻して枝数を増やすとのこと。ボコの分岐は分かりやすいですが、二代目とデコの二股の原因は不明です…。
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