ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    金のなる木をコーデックス(塊根植物)風に植え替え

    2022年07月03日
    鉢植えのカネノナルキの幹が太くなってきましたので、久しぶりに植え替えをしました。


    ノコギリとハサミで切り戻し

    カネノナルキ1 カネノナルキ2
    挿し木で増やして十数年は経っていると思います、たぶん。大きくなると扱いが大変で、風が吹くとコロンと倒れ、雪が降ると抱えて移動。

    面倒くさくなって放任していたら、鉢底穴から根を地面に伸ばし動かないことに。おかげで風で倒れなくなりましたが、冬が来るたびに枝葉は貧相になり、花数も減ってきました。

    幹が少し肥大化してきましたので、久しぶりに植え替えるついでに思い切って切り戻し、今流行りのコーデックス(塊根植物)風に仕立て直すことにしました。

    カネノナルキ3 カネノナルキ4
    幹を強調するために、できる限り枝を切り落とします、あっちも、こっちも。ノコを引いた感触は、思ったよりもゴリゴリしていました。

    カネノナルキ5
    美しい形成層が出現。

    カネノナルキ6
    最終的には、こんなんなりました。半分地植え状態だったので幹もこんなに太ったんでしょう、直径は7.5cmあります。

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    鉢から抜くのも一苦労し

    カネノナルキ7 カネノナルキ8
    メダカのビオトープ用睡蓮鉢を置くにあたり、その建設予定地にありましたので、一月ほど前に地面の根を切り、引っ越しさせていました。あげくにバッサリ切られて踏んだり蹴ったりですネ。

    切った根の残骸が鉢底穴に引っかかって抜くのに悪戦苦闘…。

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    地上部(茎)を切ったので地下部(根)もカット

    カネノナルキ9 カネノナルキ10
    生育バランスを保つために、地上部の茎を切りましたので地下部の根も相応に切り取ります。

    カネノナルキ11
    このままの状態で根を乾かせようと思いましたが、台風接近で雨の日が続くそうですので、植え付けて鉢の中で乾燥させる作戦に変更しました。

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    市販の多肉植物の土に植え付け

    カネノナルキ12 カネノナルキ13
    鉢は6号陶器鉢、

    カネノナルキ14 カネノナルキ15
    鉢底ネットを敷いて、株を固定するための針金(アルミ製)を通し、

    カネノナルキ16 カネノナルキ17
    鉢に沿って曲げて、スタンバイ。

    カネノナルキ18 カネノナルキ19
    鉢底石を投入。一般に、鉢底石は6号(18cm)鉢以上で効果を発揮します。排水性の良い土を使用していれば5号鉢以下では不要です。

    用土は市販の「さぼてん多肉植物の土」。根腐れ防止のゼオライトが配合されています。今回は枝が伸び過ぎないよう元肥は入れていません。成長の度合いを見ながら必要になれば液体肥料を与える予定です。

    1/3ほど入れて、

    カネノナルキ20 カネノナルキ21
    株を乗せて位置と高さを調整。高ければ土を出して、低ければ足して、残りの土を少し入れます。

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    針金を根に掛けて、下に折り曲げます。株がぐらつくと根張りが悪くなりますが、盆栽のように針金同士をねじって強く固定する必要はありません。

    カネノナルキ24 カネノナルキ25
    残りの土を足し入れて、箸でつついてすき間を無くしていけば、株は思った以上にシッカリと固定されます。

    土を入れ終わったら軽く押さえて、

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    なんちゃってコーデックスの完成!

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    なんちゃって塊根植物、完成!

    切り口が不格好に見えますが、

    カネノナルキ27 カネノナルキ28
    時間が経つと、節のところでポロリと分離し、新たに表皮が形成されます。雑菌を侵入させないための知恵でしょうか。

    カネノナルキ29
    この後は明るい日陰に置いて、1週間ほどしてから水やりをしようと思います。

    これはこれで楽しめそうですが、
    生姜のバケモンみたいです…。これ、かっこワルイぜ!?

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    カネノナルキの植え替え動画
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