ソテツキリン(パイナップルコーン)の挿し木
2022年06月08日
新規加入したソテツキリンです。植え替えして挿し木もしておきました。
2 多肉植物用の土で植え替え
3 乳液を洗い切り口を48時間乾燥
4 赤玉土に挿して湿らせて管理
5 2週間後の途中経過
6 3週間後に発根確認
7 継続中の挿し穂も5週間後に鉢上げ

ソテツキリン(蘇鉄麒麟)。ソテツに似ているのはともかく、パイナップルのようでもあり、トウモロコシのようでもあり。別名の「パイナップルコーン」という呼び名も頷けます。
コロンとした脇芽はマツボックリのようにも。パイナップルの語源はパイン(松)とアップル(果実)なので似てて当たり前の話でした…。
トウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物で、我が家にあるハナキリンの仲間になります。日本で品種改良されたそうですが、原産地は南アフリカ。暑さには強いようですが耐寒性はなく、耐寒温度10℃。過湿と寒さには気をつかう必要がありそうです。
▶もくじ

【6月6日】ネットで購入して昨日の夕方に届きました。化粧鉢付きポリポットに植えられていましたので、挿し木する前に植え替えをしておくことに。鉢から抜くとビックリするくらい土はカラッカラ。かなり乾燥には強そうです。

鉢は4号陶器鉢。ポリポットも4号でしたのでスライド。用土は「さぼてん多肉植物の土」、水の腐敗を防止して根の傷みを防ぐゼオライト配合です。
元肥には緩効性肥料「マグァンプK中粒」をほんの少しだけ混ぜておきました。

1/3ほど用土を入れたら、位置と高さを決めて、

残りの用土を足していき、最後に水やり。
付属のタグには、「水やり:高温期は10日に1回、低温期(最低10℃以下)や日陰に置いた場合は水やりは必要ありません」
わかったようなわからないような…。要するに、過湿はダメよ!冬は室内に取り込んで水を切らし気味に…てとこでしょうか。
▶もくじ

一番大きい脇芽と交差している脇芽の計2本を摘み取りました。ハナキリンの時と同じく白い樹液(乳液)がボトボトと。かなりネチャネチャします。肌が弱い方は触れるとかぶれることがあるそうですのでご注意を。

乾いて固まると発根を阻害しますので、水で洗い流します。切り口は細いですが結構しつこく染み出てきますので、今回も秘密兵器レンズペンで切り口をなでなで。現役引退後もイチゴの受粉、ホコリ払いなど大活躍しております。

多肉植物などは水分豊富で、切り口を乾燥させずにそのまま土に挿すと、切り口から雑菌が侵入して挿し穂が腐る場合があります。

【6月7日:24時間後】十分乾いているように見えます。

【6月8日:48時間後】ハナキリン同様、乾燥は2日間で切り上げて挿します。
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挿し床は9cmポリポット、用土は赤玉土(小粒)の単用。

挿し穂の1/3を埋めます。一般的な挿し木では茎からの蒸散も防ぐ為に挿し穂の半分を埋めますが、今回は過湿にならないよう浅埋めです。最後に軽く水やり。
ちなみに、多肉の挿し木では穂先を乾燥させた後、土に埋めてもすぐには水やりをせず、さらに1週間ほど待って与えるのが普通の方法のようです。
直射日光の当たらない明るい日陰に置いて、土の表面が乾いてきたら霧吹きで少し湿らせながら発根を待つことにします。
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【6月22日:2週間後】向学のために抜いて見てみました。

どちらもまだ発根していません。カビたりはしていませんので埋め戻して続行します。
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【6月29日:3週間後】のぞき見てからまだ1週間しか経っていませんが見てみました。

残念ながら1本目は発根していませんでしたが、2本目は発根を確認しました。わずか10mmと3mmほどの根が1本ずつですが、鉢上げすることに。

2.5号陶器鉢に、用土は親株の植え替えに使ったのと同じ市販の多肉植物の土。

2本同時に鉢上げ…といきたかったのですが、初めてですのでヨシとします。最後に水やりをしていますが、親株の植え替え直後同様にすぐに水やりせずに、3日ほど待ってからがイイのかもしれません。

試行錯誤しながらのソテツキリンの栽培です。

発根しなかった挿し穂は埋め戻して続行です。カビも生えてなくて腐敗も見られませんので期待は持てそうですが、さて。
ソテツキリンの挿し木の適期は4~5月と9月だそう。梅雨時と真夏の高温多湿は避けた方が無難なようですネ。
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【7月13日:5週間後】再埋め戻しから2週間後、無事発根しました。長い方の根は23mmあります。少しブヨブヨしていた挿し穂の下半分はガッシリ固く戻っていました。

総合的に考えて、ソテツキリンの挿し木は1ヵ月ほど待つのが妥当かも。2本目がまだ発根していなかった6月29日に、新規でもう1本挿してすでに鉢上げしたのも含め、子株は3鉢になりました。
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※ 画面をクリックするとYouTubeサイトに移動します

もくじ
1 又の名をパイナップルコーン2 多肉植物用の土で植え替え
3 乳液を洗い切り口を48時間乾燥
4 赤玉土に挿して湿らせて管理
5 2週間後の途中経過
6 3週間後に発根確認
7 継続中の挿し穂も5週間後に鉢上げ
又の名をパイナップルコーン

ソテツキリン(蘇鉄麒麟)。ソテツに似ているのはともかく、パイナップルのようでもあり、トウモロコシのようでもあり。別名の「パイナップルコーン」という呼び名も頷けます。
コロンとした脇芽はマツボックリのようにも。パイナップルの語源はパイン(松)とアップル(果実)なので似てて当たり前の話でした…。
トウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物で、我が家にあるハナキリンの仲間になります。日本で品種改良されたそうですが、原産地は南アフリカ。暑さには強いようですが耐寒性はなく、耐寒温度10℃。過湿と寒さには気をつかう必要がありそうです。
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多肉植物用の土で植え替え


【6月6日】ネットで購入して昨日の夕方に届きました。化粧鉢付きポリポットに植えられていましたので、挿し木する前に植え替えをしておくことに。鉢から抜くとビックリするくらい土はカラッカラ。かなり乾燥には強そうです。

鉢は4号陶器鉢。ポリポットも4号でしたのでスライド。用土は「さぼてん多肉植物の土」、水の腐敗を防止して根の傷みを防ぐゼオライト配合です。
元肥には緩効性肥料「マグァンプK中粒」をほんの少しだけ混ぜておきました。


1/3ほど用土を入れたら、位置と高さを決めて、


残りの用土を足していき、最後に水やり。
付属のタグには、「水やり:高温期は10日に1回、低温期(最低10℃以下)や日陰に置いた場合は水やりは必要ありません」
わかったようなわからないような…。要するに、過湿はダメよ!冬は室内に取り込んで水を切らし気味に…てとこでしょうか。
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乳液を洗い切り口を48時間乾燥
挿し木の準備に入ります。ソテツキリンを育てるのは初めてで、挿し木も初となりますので、昨年挿したハナキリンと同じ手法でいきます。

一番大きい脇芽と交差している脇芽の計2本を摘み取りました。ハナキリンの時と同じく白い樹液(乳液)がボトボトと。かなりネチャネチャします。肌が弱い方は触れるとかぶれることがあるそうですのでご注意を。


乾いて固まると発根を阻害しますので、水で洗い流します。切り口は細いですが結構しつこく染み出てきますので、今回も秘密兵器レンズペンで切り口をなでなで。現役引退後もイチゴの受粉、ホコリ払いなど大活躍しております。

多肉植物などは水分豊富で、切り口を乾燥させずにそのまま土に挿すと、切り口から雑菌が侵入して挿し穂が腐る場合があります。


【6月7日:24時間後】十分乾いているように見えます。


【6月8日:48時間後】ハナキリン同様、乾燥は2日間で切り上げて挿します。
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赤玉土に挿して湿らせて管理


挿し床は9cmポリポット、用土は赤玉土(小粒)の単用。


挿し穂の1/3を埋めます。一般的な挿し木では茎からの蒸散も防ぐ為に挿し穂の半分を埋めますが、今回は過湿にならないよう浅埋めです。最後に軽く水やり。
ちなみに、多肉の挿し木では穂先を乾燥させた後、土に埋めてもすぐには水やりをせず、さらに1週間ほど待って与えるのが普通の方法のようです。
直射日光の当たらない明るい日陰に置いて、土の表面が乾いてきたら霧吹きで少し湿らせながら発根を待つことにします。
▶もくじ
2週間後の途中経過

【6月22日:2週間後】向学のために抜いて見てみました。


どちらもまだ発根していません。カビたりはしていませんので埋め戻して続行します。
▶もくじ
3週間後に発根確認

【6月29日:3週間後】のぞき見てからまだ1週間しか経っていませんが見てみました。


残念ながら1本目は発根していませんでしたが、2本目は発根を確認しました。わずか10mmと3mmほどの根が1本ずつですが、鉢上げすることに。


2.5号陶器鉢に、用土は親株の植え替えに使ったのと同じ市販の多肉植物の土。


2本同時に鉢上げ…といきたかったのですが、初めてですのでヨシとします。最後に水やりをしていますが、親株の植え替え直後同様にすぐに水やりせずに、3日ほど待ってからがイイのかもしれません。

試行錯誤しながらのソテツキリンの栽培です。

発根しなかった挿し穂は埋め戻して続行です。カビも生えてなくて腐敗も見られませんので期待は持てそうですが、さて。
ソテツキリンの挿し木の適期は4~5月と9月だそう。梅雨時と真夏の高温多湿は避けた方が無難なようですネ。
▶もくじ
継続中の挿し穂も5週間後に鉢上げ


【7月13日:5週間後】再埋め戻しから2週間後、無事発根しました。長い方の根は23mmあります。少しブヨブヨしていた挿し穂の下半分はガッシリ固く戻っていました。

総合的に考えて、ソテツキリンの挿し木は1ヵ月ほど待つのが妥当かも。2本目がまだ発根していなかった6月29日に、新規でもう1本挿してすでに鉢上げしたのも含め、子株は3鉢になりました。
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