水生植物を育てる2 耐寒性調査用に10種
2021年10月14日
増やしながら、耐寒性や耐暑性の有無を調べるために設置した水生植物専用コーナーに10種の植物が集結しました。
1-1 ホテイアオイ
2 第2プランター
2-1 アナカリス
2-2 チャボイ
2-3 アマゾンフロッグビット
2-4 サルビニア・ククラータ
2-5 ウォータ-ポピー
3 トロ舟
3-1 ナガバオモダカ
3-2 ヒメホタルイ
3-3 ウォータークローバー・ムチカ
3-4 シラサギカヤツリ

ここはホテイアオイだけで満杯状態。メダカビオトープを作るきっかけにもなったホテイアオイ。間もなく訪れる冬の状態を知るために、何パターンか用意して耐寒性を調べることにします。
▶もくじ

ミズアオイ科ホテイアオイ属の浮遊植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある
▶もくじ

水生植物は生育形態から次の4つに分類されます。
・浮遊植物=水中に根を垂らし葉や茎が水面に浮かんでいるもの
・浮葉植物=水底に根を張り葉や茎が水面に浮かんでいるもの
・抽水植物=水底に根を張り葉や茎が水面から上に伸びているもの
・沈水植物=水底に根を張り葉や茎が水面下に沈んでいるもの
ここには浮遊/浮葉/沈水植物を主に。
▶もくじ

トチカガミ科オオカナダモ属の沈水植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:強い

根の無い状態で届きました。水槽などでは鉛を巻いて沈めるようです。鉢植えにしますので、浮き上がらないよう鉢底ネットの穴に茎を挿して固定しました。
水質浄化に優れた水草で、根だけでなく葉からも有毒のアンモニアが分解された硝酸塩を窒素分として吸収してくれます。もう一鉢は、メダカビオトープの飼育水の濁り解消のため緊急出動しました。
▶もくじ

カヤツリグサ科ハリイ属の抽水植物
原産地:日本 アジア
耐寒性:強い 葉は枯れるが地下茎で越冬する

購入即株分け。3.5号素焼き鉢に、赤玉土(小粒)単用。ビオトープには入れないので元肥に化成肥料を適量。

抽水では葉は倒れてしまうので、地際からバッサリ切り戻しました。顔を出してきた針のような細い新芽に期待します。
▶もくじ

トチカガミ科アマゾントチカガミ属の浮遊植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い
葉の裏の浮袋で水面を漂いますが、根が直ぐに長く伸びるので浅いと底床の赤玉土を抱き込み固定します。繁殖旺盛ですので、葉も根も適度に間引く必要があります。
▶もくじ

サンショウモ科サンショウモ属の浮遊植物
原産地:インド 東南アジア
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある
思っていたよりも小さかったですが、カワイイので直ぐに気に入りました。成長もアマフロよりスローな印象(今のところ)。
▶もくじ

キバナオモダカ科ビドロクレイス属の浮葉植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある

株分けなどはせず、そのまま素焼き鉢に植え替え。ビオトープに入れる予定はなかったので、これも化成肥料を適量混ぜておきました。

ランナーが伸びて子株が2個、切り離して植え付けました。2~3株購入しようか迷いましたが、こんなに早く増やせてラッキーでした。おかげで第2プランターも満杯になってきました。
▶もくじ

オモダカ科オモダカ属の抽水植物
原産地:北アメリカ
耐寒性:強い 常緑の水中葉で越冬する
メダカビオトープの方では花が咲きました。葉は幅広くて止まりやすいからか、バッタに食い荒らされます。冬はこの長い葉が枯れるようです。
▶もくじ

カヤツリグサ科ホタルイ属の抽水植物
原産地:日本 台湾
耐寒性:強い 葉は枯れるが地下茎で越冬する

これも購入即株分け。地下茎でどんどん広がるようです。

チャボイ同様に、葉が倒れてしまいます。周りから新芽が伸びていますのでバッサリ切り戻しました。
▶もくじ

デンジソウ科デンジソウ属の抽水/浮葉植物
原産地:オーストラリア
耐寒性:やや弱い 葉が枯れて休眠する

メダカビオトープから引き揚げていたのをそのままにしていましたので、株分けして植え替えます。

用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合。水中には戻さず、観葉植物として地上で育ててみます。うまくいけば越冬対策にもなります。
▶もくじ

カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の抽水植物
原産地:北アメリカ
耐寒性:やや弱い 葉は枯れるが地下茎で越冬する

これが一番最後の参加。株分けして根を傷めましたので、12日間の養生期間を経ての合流。

これで予定していた10種の水生植物が集結しました。気温が低下する11月後半から冬支度を始める予定です。南国愛媛での越冬はどうなのか検証してみます。
▶もくじ
もくじ
1 第1プランター1-1 ホテイアオイ
2 第2プランター
2-1 アナカリス
2-2 チャボイ
2-3 アマゾンフロッグビット
2-4 サルビニア・ククラータ
2-5 ウォータ-ポピー
3 トロ舟
3-1 ナガバオモダカ
3-2 ヒメホタルイ
3-3 ウォータークローバー・ムチカ
3-4 シラサギカヤツリ
第1プランター

ここはホテイアオイだけで満杯状態。メダカビオトープを作るきっかけにもなったホテイアオイ。間もなく訪れる冬の状態を知るために、何パターンか用意して耐寒性を調べることにします。
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ホテイアオイ

ミズアオイ科ホテイアオイ属の浮遊植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある
▶もくじ
第2プランター

水生植物は生育形態から次の4つに分類されます。
・浮遊植物=水中に根を垂らし葉や茎が水面に浮かんでいるもの
・浮葉植物=水底に根を張り葉や茎が水面に浮かんでいるもの
・抽水植物=水底に根を張り葉や茎が水面から上に伸びているもの
・沈水植物=水底に根を張り葉や茎が水面下に沈んでいるもの
ここには浮遊/浮葉/沈水植物を主に。
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アナカリス

トチカガミ科オオカナダモ属の沈水植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:強い


根の無い状態で届きました。水槽などでは鉛を巻いて沈めるようです。鉢植えにしますので、浮き上がらないよう鉢底ネットの穴に茎を挿して固定しました。
水質浄化に優れた水草で、根だけでなく葉からも有毒のアンモニアが分解された硝酸塩を窒素分として吸収してくれます。もう一鉢は、メダカビオトープの飼育水の濁り解消のため緊急出動しました。
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チャボイ

カヤツリグサ科ハリイ属の抽水植物
原産地:日本 アジア
耐寒性:強い 葉は枯れるが地下茎で越冬する


購入即株分け。3.5号素焼き鉢に、赤玉土(小粒)単用。ビオトープには入れないので元肥に化成肥料を適量。


抽水では葉は倒れてしまうので、地際からバッサリ切り戻しました。顔を出してきた針のような細い新芽に期待します。
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アマゾンフロッグビット


トチカガミ科アマゾントチカガミ属の浮遊植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い
葉の裏の浮袋で水面を漂いますが、根が直ぐに長く伸びるので浅いと底床の赤玉土を抱き込み固定します。繁殖旺盛ですので、葉も根も適度に間引く必要があります。
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サルビニア・ククラータ


サンショウモ科サンショウモ属の浮遊植物
原産地:インド 東南アジア
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある
思っていたよりも小さかったですが、カワイイので直ぐに気に入りました。成長もアマフロよりスローな印象(今のところ)。
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ウォータ-ポピー

キバナオモダカ科ビドロクレイス属の浮葉植物
原産地:南アメリカ
耐寒性:弱い 葉は枯れるが春に復活することもある


株分けなどはせず、そのまま素焼き鉢に植え替え。ビオトープに入れる予定はなかったので、これも化成肥料を適量混ぜておきました。


ランナーが伸びて子株が2個、切り離して植え付けました。2~3株購入しようか迷いましたが、こんなに早く増やせてラッキーでした。おかげで第2プランターも満杯になってきました。
▶もくじ
トロ舟
メダカのビオトープと同じもの。水深が浅いので抽水植物がメインになります。ナガバオモダカ


オモダカ科オモダカ属の抽水植物
原産地:北アメリカ
耐寒性:強い 常緑の水中葉で越冬する
メダカビオトープの方では花が咲きました。葉は幅広くて止まりやすいからか、バッタに食い荒らされます。冬はこの長い葉が枯れるようです。
▶もくじ
ヒメホタルイ

カヤツリグサ科ホタルイ属の抽水植物
原産地:日本 台湾
耐寒性:強い 葉は枯れるが地下茎で越冬する


これも購入即株分け。地下茎でどんどん広がるようです。


チャボイ同様に、葉が倒れてしまいます。周りから新芽が伸びていますのでバッサリ切り戻しました。
▶もくじ
ウォータークローバー・ムチカ

デンジソウ科デンジソウ属の抽水/浮葉植物
原産地:オーストラリア
耐寒性:やや弱い 葉が枯れて休眠する


メダカビオトープから引き揚げていたのをそのままにしていましたので、株分けして植え替えます。


用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合。水中には戻さず、観葉植物として地上で育ててみます。うまくいけば越冬対策にもなります。
▶もくじ
シラサギカヤツリ

カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の抽水植物
原産地:北アメリカ
耐寒性:やや弱い 葉は枯れるが地下茎で越冬する


これが一番最後の参加。株分けして根を傷めましたので、12日間の養生期間を経ての合流。

これで予定していた10種の水生植物が集結しました。気温が低下する11月後半から冬支度を始める予定です。南国愛媛での越冬はどうなのか検証してみます。
▶もくじ