メダカのビオトープ3 雨対策
2021年09月19日
台風の影響による雨で、20ℓのトロ舟がオーバーフロー。メダカを迎え入れる前に対策を講じておきました。

台風14号の接近でまとまった雨が降り、立ち上げから2度目のオーバーフロー。水面のゴミが取れてキレイにはなりましたが。
メダカが居たら飛び出していたかも知れませんし、大量の雨が降りこむと水温の低下や、水質の変化が起こるとも。水草などが入ったビオトープですので、水質変化の影響は少ないそうですが、メダカを入れる前に対策をしておきました。

一般的なところでは、タオルなどを洗濯バサミで挟むお手軽自動排水装置。毛細管現象とサイフォンの原理の応用。詳しく調べていると、この原理を使った商品がありましたので購入し、試してみることに。

それがコレ。長さ180mm、幅35mm、厚み6mmで材質はポリエステル。芯に鉛が入っていますので折り曲げ自由、洗濯バサミが要らないのが良いですね。さっそく取り付けてみました。

乾いたままだと最初の吸い上げに時間がかかりますが、実際は雨が降っている訳で、予め湿らせて軽く水切りをしてから使用しました。すぐにボトボトと排水が始まりました。
▶もくじ
(雫の落ち方の違いは動画でご確認ください)

計量カップで受けて、100cc貯まるまでの時間を計測。目視ですので超アバウトです…。2回計っての平均値は、
■既製品:3分48秒 フキン:6分30秒でした。(スピードの違いは動画でご確認ください)
メダカの飛び出しを防ぐために、トロ舟の縁から3cm下に水を張る場合、そこの幅が49cm、幅が30cm。1時間に10mmの雨が降った時の総雨量は1470cc。先ほどの数値を当てはめて排出時間を計算すると、
■既製品:56分 フキン:96分となりました。
別の見方をして、1時間当たり何mmまでの雨なら処理が可能か計算すると、
■既製品:10.7mm以下 フキン:6.3mm以下となります。
1時間当たり10mmの雨は予報用語で「やや強い雨」で、ザーザーと降り地面からの跳ね返りで足元がぬれる状態です。思った以上の効果が見込めることに安心しました。降り方にもよりますが、多少水位が上がった状態でも良いのなら、10mmを少し超える雨でもガンバレそうですね。
とはいえ、大雨や雷雨、ゲリラ豪雨には対応できませんので、その場合はやはり波板などを被せるのが手っ取り早い対策になります。

用意したのはトンネル支柱。この春にコマツナを栽培した際に、防虫ネットを張るのに使ったもの。これを両サイドに立てて、

前側に振れ止めと飛ばされないように、トロ舟の縁に引っ掛けるように支柱を渡して固定。カットしたポリカーボネート波板を被せ、ドリルで穴を開けてビニールタイを通して、それをトンネル支柱に縛って固定。奥側はレンガで挟むように固定しました。

蒸れないので梅雨時に効果を発揮しそう。冬なら霜や雪除けにもなりそうです。メダカは寒さには強いので、水生植物の越冬用にも期待が持てます。
▶もくじ
自動排水装置

台風14号の接近でまとまった雨が降り、立ち上げから2度目のオーバーフロー。水面のゴミが取れてキレイにはなりましたが。
メダカが居たら飛び出していたかも知れませんし、大量の雨が降りこむと水温の低下や、水質の変化が起こるとも。水草などが入ったビオトープですので、水質変化の影響は少ないそうですが、メダカを入れる前に対策をしておきました。


一般的なところでは、タオルなどを洗濯バサミで挟むお手軽自動排水装置。毛細管現象とサイフォンの原理の応用。詳しく調べていると、この原理を使った商品がありましたので購入し、試してみることに。


それがコレ。長さ180mm、幅35mm、厚み6mmで材質はポリエステル。芯に鉛が入っていますので折り曲げ自由、洗濯バサミが要らないのが良いですね。さっそく取り付けてみました。


乾いたままだと最初の吸い上げに時間がかかりますが、実際は雨が降っている訳で、予め湿らせて軽く水切りをしてから使用しました。すぐにボトボトと排水が始まりました。
▶もくじ
既製品とフキンの性能比較
どれぐらいの雨量まで効果を見込めるのか不明ですので、性能を調べてみました。(雫の落ち方の違いは動画でご確認ください)


計量カップで受けて、100cc貯まるまでの時間を計測。目視ですので超アバウトです…。2回計っての平均値は、
■既製品:3分48秒 フキン:6分30秒でした。(スピードの違いは動画でご確認ください)
メダカの飛び出しを防ぐために、トロ舟の縁から3cm下に水を張る場合、そこの幅が49cm、幅が30cm。1時間に10mmの雨が降った時の総雨量は1470cc。先ほどの数値を当てはめて排出時間を計算すると、
■既製品:56分 フキン:96分となりました。
別の見方をして、1時間当たり何mmまでの雨なら処理が可能か計算すると、
■既製品:10.7mm以下 フキン:6.3mm以下となります。
1時間当たり10mmの雨は予報用語で「やや強い雨」で、ザーザーと降り地面からの跳ね返りで足元がぬれる状態です。思った以上の効果が見込めることに安心しました。降り方にもよりますが、多少水位が上がった状態でも良いのなら、10mmを少し超える雨でもガンバレそうですね。
とはいえ、大雨や雷雨、ゲリラ豪雨には対応できませんので、その場合はやはり波板などを被せるのが手っ取り早い対策になります。
波板でかんたん屋根作り
トロ舟に波板を直接被せて重しを乗せる以外に、取り外し可能な屋根方式のも作ってみました。

用意したのはトンネル支柱。この春にコマツナを栽培した際に、防虫ネットを張るのに使ったもの。これを両サイドに立てて、


前側に振れ止めと飛ばされないように、トロ舟の縁に引っ掛けるように支柱を渡して固定。カットしたポリカーボネート波板を被せ、ドリルで穴を開けてビニールタイを通して、それをトンネル支柱に縛って固定。奥側はレンガで挟むように固定しました。

蒸れないので梅雨時に効果を発揮しそう。冬なら霜や雪除けにもなりそうです。メダカは寒さには強いので、水生植物の越冬用にも期待が持てます。
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