メダカのビオトープ1 初めてのビオトープと水温上昇
2021年09月12日
ひょんなことから水生植物のホテイアオイを入手したことから、ビオトープを作ってメダカを飼育することになりました。

・ホテイアオイ ミズアオイ科ホテイアオイ属の浮遊植物で、南アメリカ原産。
コトの発端はこのホテイアオイ。育ててみようと考えたまでは良かったのですが、ボウフラが沸くと困るので、その対策にメダカを入れてみようかと。どうせならビオトープにして癒されながら植物とメダカの両方を楽しんでみよう!と相成りました。
ビオトープ立ち上げに際し、以下の3種類を追加しました。

・アマゾンフロッグビット トチカガミ科の浮遊植物で南アメリカ原産。
ホテイアオイやアマゾンフロッグビットのように根を水中に垂らし、葉や茎が水面上にあるものは浮遊植物と呼ばれています。
・ウォータークローバー・ムチカ デンジソウ科デンジソウ属の抽水植物で、オーストラリア原産。
・ナガバオモダカ オモダカ科オモダカ属の抽水植物で、北アメリカ原産。
これらのように水底に根を張り、葉や茎が水面上にあるものは抽水植物と呼ばれています。


【トロ舟】コンクリートを練る時に使う道具で耐久性はありそうです。水量は20ℓタイプで小さめです。
【小石】庭に転がっていたもので、少し変化のあるものを拾い集めました。
【陶器鉢】根を張る抽水植物を植え付けて沈めるために使用します。
【赤玉土】底床と植え付け用に。多孔質なのでろ過バクテリアが繁殖しやすいそうです。
▶もくじ

1.地べたに設置しますのでバークチップを敷き詰めました。地面の温度調整というよりも、雑草と雨降り時の泥ハネ防止が目的です。

2.レイアウトを決めていきます。実際に置いていくと事前に考えていたのと変わりました。容量が20ℓと小さく、深さは15cmしかありませんので、できるだけ入れるものは最小限にしました。

3.鉢は一旦取り出して赤玉土を投入。崩れやすいので中粒が良いようですが、普段のガーデニングでは小粒が主流ですので、中粒の手持ちがありませんでした。どれぐらい崩れるのか試してみます…。

4.水を入れる前に、鉢植えになっていたナガバオモダカとウォータークローバーを鉢に植え付けます。直に植え付けると見栄えは良いですが根が張ってしまい、レイアウトの変更や一時避難など後々の管理が難しくなります。

5.注水します。メダカはすぐには入れませんので水道水です。ちなみにカルキは1日置いておくと抜けてくれます。普段の鉢植えの水やりもカルキ抜きをあげれば良いんですけどネ…。

6.入れ終われば水草を投入して、完成です。

7.4時間が経過。思っていた以上に早く澄んできました。
▶もくじ

午後1時現在、気温29.0℃ 水温38℃。この日は快晴で9月ですが日射しはキツかったです。

急きょ鉢植えを並べてで遮光を試みました。真夏に比べて日はだいぶ傾いて来ていますので、まずまず日陰が作れています。

午後2時現在、気温29.5℃ 水温35℃。1時間で3℃下がりました。

午後3時現在、気温29.5℃ 水温33℃。遮光開始から2時間で5℃も下がりました。植木鉢作戦は成功です。もっと密になるよう並べて常設しておけば、もう少し押さえられそうです。
深さ15cmで容量20ℓは小さいので、水温が上がるのも早くなります。冬は冷えるのも早くなるということになりますので、2台目を作る機会があるとすれば、もう少し大きい器が良いですね。
ちなみに、メダカの良好水温は15~29℃、快適水温は20~26℃、生存可能水温は1.5~42℃なんだとか。

翌日午前7時、かなり澄んでいました。気温は22.5℃、水温は23℃でした。
赤玉土に自然にろ過バクテリアが住みつくのに1週間程度かかるそうで、メダカの放流はビオトープ立ち上げから最低でも1週間後以上が良いそう。
ろ過バクテリアはメダカの排泄物や食べ残した餌、枯れ葉などから発生する毒性の強いアンモニアを分解し亜硝酸に、さらに比較的毒性の弱い硝酸塩へと変えてくれます。この硝酸塩の一部は窒素として水生植物が根から吸収します。
2週間後あたりを目途にメダカを迎え入れようかと思っています。
▶もくじ
はじめてのビオトープ作り
ビオトープとは、bio=命とtopos=場所の合成語で「生物の生息空間」のこと。今回は家庭で簡単に、水生植物とメダカで小さな生息空間メダカビオトープを作っていきます。用意したもの
【水生植物】水生植物とは水中または水辺に生息する植物で、良く言う「水草」のこと。日本には500種類ほどあるそうです。
・ホテイアオイ ミズアオイ科ホテイアオイ属の浮遊植物で、南アメリカ原産。
コトの発端はこのホテイアオイ。育ててみようと考えたまでは良かったのですが、ボウフラが沸くと困るので、その対策にメダカを入れてみようかと。どうせならビオトープにして癒されながら植物とメダカの両方を楽しんでみよう!と相成りました。
ビオトープ立ち上げに際し、以下の3種類を追加しました。

・アマゾンフロッグビット トチカガミ科の浮遊植物で南アメリカ原産。
ホテイアオイやアマゾンフロッグビットのように根を水中に垂らし、葉や茎が水面上にあるものは浮遊植物と呼ばれています。
・ウォータークローバー・ムチカ デンジソウ科デンジソウ属の抽水植物で、オーストラリア原産。
・ナガバオモダカ オモダカ科オモダカ属の抽水植物で、北アメリカ原産。
これらのように水底に根を張り、葉や茎が水面上にあるものは抽水植物と呼ばれています。




【トロ舟】コンクリートを練る時に使う道具で耐久性はありそうです。水量は20ℓタイプで小さめです。
【小石】庭に転がっていたもので、少し変化のあるものを拾い集めました。
【陶器鉢】根を張る抽水植物を植え付けて沈めるために使用します。
【赤玉土】底床と植え付け用に。多孔質なのでろ過バクテリアが繁殖しやすいそうです。
▶もくじ
製作工程

1.地べたに設置しますのでバークチップを敷き詰めました。地面の温度調整というよりも、雑草と雨降り時の泥ハネ防止が目的です。

2.レイアウトを決めていきます。実際に置いていくと事前に考えていたのと変わりました。容量が20ℓと小さく、深さは15cmしかありませんので、できるだけ入れるものは最小限にしました。

3.鉢は一旦取り出して赤玉土を投入。崩れやすいので中粒が良いようですが、普段のガーデニングでは小粒が主流ですので、中粒の手持ちがありませんでした。どれぐらい崩れるのか試してみます…。


4.水を入れる前に、鉢植えになっていたナガバオモダカとウォータークローバーを鉢に植え付けます。直に植え付けると見栄えは良いですが根が張ってしまい、レイアウトの変更や一時避難など後々の管理が難しくなります。

5.注水します。メダカはすぐには入れませんので水道水です。ちなみにカルキは1日置いておくと抜けてくれます。普段の鉢植えの水やりもカルキ抜きをあげれば良いんですけどネ…。

6.入れ終われば水草を投入して、完成です。

7.4時間が経過。思っていた以上に早く澄んできました。
▶もくじ
水温の上昇と対策
はじめてのビオトープ作りも終わり、ヤレヤレと一息ついていたところ、水がやたら温かいのに気づき温度を計ってみました。
午後1時現在、気温29.0℃ 水温38℃。この日は快晴で9月ですが日射しはキツかったです。


急きょ鉢植えを並べてで遮光を試みました。真夏に比べて日はだいぶ傾いて来ていますので、まずまず日陰が作れています。

午後2時現在、気温29.5℃ 水温35℃。1時間で3℃下がりました。

午後3時現在、気温29.5℃ 水温33℃。遮光開始から2時間で5℃も下がりました。植木鉢作戦は成功です。もっと密になるよう並べて常設しておけば、もう少し押さえられそうです。
深さ15cmで容量20ℓは小さいので、水温が上がるのも早くなります。冬は冷えるのも早くなるということになりますので、2台目を作る機会があるとすれば、もう少し大きい器が良いですね。
ちなみに、メダカの良好水温は15~29℃、快適水温は20~26℃、生存可能水温は1.5~42℃なんだとか。

翌日午前7時、かなり澄んでいました。気温は22.5℃、水温は23℃でした。
赤玉土に自然にろ過バクテリアが住みつくのに1週間程度かかるそうで、メダカの放流はビオトープ立ち上げから最低でも1週間後以上が良いそう。
ろ過バクテリアはメダカの排泄物や食べ残した餌、枯れ葉などから発生する毒性の強いアンモニアを分解し亜硝酸に、さらに比較的毒性の弱い硝酸塩へと変えてくれます。この硝酸塩の一部は窒素として水生植物が根から吸収します。
2週間後あたりを目途にメダカを迎え入れようかと思っています。
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