ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    挿し木ガジュマルの根が肥大 ③15mm

    2021年05月30日
    根肥大化計画、挿し木ガジュマルの2階建て植え付けの第3弾です。


    675日前と現在の様子

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    【2019年7月24日】675日前に2階建てで仮植え付けした当時の様子。

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    【2021年5月29日】現在。挿し木開始からだと725日経過しました。幹は12mm、高さは77cm。

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    切り戻しと植え付け準備

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    【5月29日】幹を太らせるために無剪定で放任していましたが、バッツリ切り戻します。丸坊主にしてもやがて枝葉が伸びてきます。

    頂芽優勢の打破

    頂上にある芽(頂芽)を切り戻すことで頂芽優勢が打破され、わき芽(側芽)が伸びてきます。

    植物ホルモン「サイトカイニン」が側芽の成長を促進させますが、普段は頂芽から分泌される植物ホルモン「オーキシン」が節の部分でサイトカイニンの合成を抑制しています(頂芽優勢)。しかし、頂芽を摘み取ることでサイトカイニンの合成が始まり、側芽が活発に動き出し、新たに頂芽を形成していくことになります。


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    今回も盆栽風に仕立てますので陶器鉢と鉢底ネット、ネット固定用針金(アルミ製)、鉄心に巻き付けた苗固定用針金を用意し、セットしておきます。

    では、鉢から抜いて見ましょう。

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    15mm級と10mm級

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    本体のプラ鉢から抜いて根をほぐし、2階部分のポリポットをハサミでチョッキン。

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    根鉢を崩していくと…見えてきました、15mmほどの根でした。2年前の「②35mm」と同等以上を期待していたのですが…。

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    他の2本(中央、右)は10mm級が数本。根洗いして、地上部を切りましたので少し整理しました。根のボリュームはガジュマルらしくて良いですね。

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    植え付け

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    用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合。土を少し入れて苗を置き、位置と高さを決めたら残りの土を足し入れ、

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    竹串などを使って根の隙間に土を押し込みます。隙間があると根が枯れてしまいますのでここは注意深く丁寧に。針金で根鉢を巻き付けて固定、ニッパーで余分な部分をカットし、切り口を下に押し込みます。

    余談ですが、このニッパーはサビだらけでした。サビ取り法をYouTubeで検索するとトイレ洗浄液サンポー〇が良く効くと。原液に90分ほど浸しておくとアラ不思議、キレイさっぱり。塩酸が9.5%含まれているからです。

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    仕上げに、ふるいに掛けて得た赤玉土の細粒を敷き詰めて、最後にたっぷりと水やりしたら、完成です。

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    市販の実生苗(種から育てたもの)のように太くはなりませんが、ソコソコは太目の根も出現します。茎から出る気根のもじゃもじゃ感も良いですね。根の形も千差万別、みんな違ってみんな良い!

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    今年もまた剪定枝で挿し木します。今回は土挿しにしてみようと思います。無限ガジュマル、2年後が楽しみです。


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    【6月12日】鉢上げから3週間後、勢いに差はありますが芽が吹いています。

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    ガジュマル2階建て植え付け動画
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