ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    バジルの葉挿し(3)摘心(初収穫)

    2020年09月12日
    前回の鉢増しから2週間が経過し、背丈が20cmを超えてきましたので初収穫(摘心)を行いました。


    下3節を残して摘心

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    【9月12日】7月14日に葉挿しを開始してから60日後、7月29日の出芽から45日後。たった葉っぱ1枚から、収穫できるまでに育ちました。

    高さは29cm、前回の鉢増し時は9cmでしたので2週間で20cm伸びたことになります。

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    一般的なバジルの育て方と同じで、背丈が20cmを超えましたので地際から3節目の上で摘心しました。

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    頂芽優勢の打破

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    頂上にある芽(頂芽)を切り戻すことで頂芽優勢が打破され、下の節に付いているわき芽(側芽)が伸びてきます。

    植物ホルモン「サイトカイニン」が側芽の成長を促進させますが、普段は頂芽から分泌される植物ホルモン「オーキシン」が節の部分でサイトカイニンの合成を抑制しています(頂芽優勢)。しかし、頂芽を摘み取ることでサイトカイニンの合成が始まり、側芽が活発に動き出し、新たに頂芽を形成していくことになります。

    わき芽は1節に2個付いていますので、摘心を繰り返すことで倍返しで増えていきます。背丈は約半分になりました。低い方も15cmに伸びていましたが、こちらは2節目で摘心しておきました。

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    初収穫は天ぷらで

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    初収穫です。バジルは1家庭に2株もあれば十分だととよく言われます。日常的に消費されるものではありませんので、私の場合でも1度で食べる量は生葉で2枚が限界でしょうか。しかし、

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    天ぷらにすると、独特の味わいが抑えられて食べやすくなり、軽く塩を振りかけるとこれくらいパクリとイケます。バジルには抗酸化作用のあるβーカロテンやビタミンEが多く含まれ、血液をサラサラにするビタミンKなども含まれていますので、消費量が増えることは美容?と健康にもイイことです。

    今後は、採種は他の株にまかせるとして、せっかくですから花が咲くまでをご紹介してみようと思います。

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