ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ヒポエステスの挿し木 土挿しと水挿しで

    2020年06月28日
    ヒポエステスが間延びしてきましたので切り戻して、その剪定枝を使って挿し木しておきました。


    挿し穂づくり

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    これくらいの小鉢7鉢の内のこの3鉢が特に間延びしています。ピレアと同じ方法で、先端の芽を摘んでわき芽を伸ばせながらコンモリ仕上げていきます。

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    ヒポエステス栽培のもう一つの楽しみがこの冬葉。冬越しのため地際からバッサリ切り戻しておくと、株元から小さい葉が産毛をまとって生えてきます(2020年2月13日撮影)。

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    下葉を取り除き切り口を切り直す

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    【6月28日】剪定枝で挿し穂を作ります。大きい下の葉2枚は蒸散を防ぐために摘み取ります。小さいのを含めると3対6枚の葉を付けた状態に。

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    元気そうな挿し穂が6本用意できました。長さは4cm前後、4節付いています。吸水を良くするために、先端をよく切れるカッターナイフなどで切り直します。

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    30分ほど水あげします。太さや長さ葉の量にもよりますが、草本類は30分、木本類は1時間程度を目安にしています。

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    土挿しと水挿しの2パターン

    水挿しばかりで、ヒポエステスを土に挿すのは久しぶりです。水に挿すと茎の先端がくるりんとカールして、先が水面から出て慌てることがありますが、土挿しではその点は心配ありません。

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    用土は赤玉土の単用

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    9cmポリポットに用土は赤玉土(小粒)のみです。挿し木では腐葉土や肥料などは混ぜません。

    挿し床はあらかじめ湿らせておき、串などの細い棒で穴を開けておくと挿しやすくなります。挿し穂の1/2を埋め、周りの土を軽く押さえておき、

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    最後にたっぷり水やりをすると赤玉土が締まり、挿し穂が安定します。

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    ペットボトル水挿し器

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    水挿しは超カンタンです。ペットボトル水挿し器に水を張って、挿し穂を挿しておくだけです。

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    土挿しは挿し床が乾かないよう水やりしながら、水挿しは1~2日に1回水を交換しながら、明るい日陰に置いて発根を待ちます。

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    途中経過

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    【7月02日】挿し木開始から4日後、もう根が出始めました。これまでのヒポエステスの挿し木の中で1番早いかも。

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    【7月04日】挿し木開始から6日後、発根開始から2日後、根は2mm弱ほどに。

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    【7月06日】挿し木開始から8日後、発根開始から4日後、根は13mmほどになりました。

    鉢上げ

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    【7月08日】挿し木開始から10日後、発根開始から6日後、根は35mmに。

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    他の2本は45mmと25mm、ちょっとバラけました。

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    土挿しの方は3本とも40mm級の根がびっしり揃っています。スラッと伸びる水挿しの根と違い、赤玉土を押しのけながら力強く伸びていった様子が伺えます。土挿しも水挿しも鉢上げします。ミソハギ級のスピード根とスピード鉢上げです。

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    用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合、簡単な比率ですが排水性・通気性ともに抜群です。土挿し3本は4号深鉢に寄せ植えに、水挿し3本は1本植えにして、切り戻しながらどれくらいのボリュームになるか試してみます。

    根が新しい土になじむ2週間ほどは明るい日陰で管理して、徐々に日に当てていく予定ですが、真夏の直鎖日光で葉焼けする心配がありますので、網戸用で代用の遮光ネットを掛けようと思います。日に当てないとピンク色が薄くなり、緑色の部分が増えてしまいます。

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    ヒポエステス挿し木動画
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