ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    インドゴムノキの挿し木 水挿しで

    2020年04月10日
    見るからに哀れな姿になったインドゴムノキ、挿し木して更新しようと思います。


    挿し木の準備

    ごむのき1
    5年前に取り木をした時の親株です。こんなんなってしまいました…。主枝は枯れて側芽1本が残りましたが、成長は超スローです。思い切ってバッツンいきます。

    インドゴムノキの取り木 環状剥皮法

     鉢植えのインドゴムノキの下葉が落ちたり枯れたりしてきましたので、取り木をして更新することにしました。もくじ1 環状剥皮(かんじょうはくひ)2 2013年の取り木の様子3 50日後のようす4 63日後に切り離して鉢上げ...


    ごむのき2-1
    ごむのき3-1 ごむのき4-1
    【4月10日】一番下にある葉の下で切り戻して4等分にしました。天芽は4cmですが他は約6cmほどの挿し穂になりました。1本は葉が付いていません。切り口を、湿らせた水ゴケで包んでビニール袋で覆うのが教科書的な方法ですが、今回は4本とも水挿しにします、簡単ですので。

    1番大きい葉と傷んだ葉は取りましたが他は残しています。土に挿す場合は、葉からの蒸散を抑えるために短くカットしますが、水挿しですのでこのままで大丈夫です、たぶん。大きいのは長さ13.5cm、幅は9.5cmあります。

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    白い樹液は洗い流す

    ごむのき5-1
    同じクワ科のイチジクやガジュマルなども白い樹液を出します。これは、管状の乳管細胞に貯められている乳液(ラテックス)が、切られて細胞が破壊されて流出したものです。苦いものもあり動物に食べられるのを防いだり、傷口を塞いで細菌やウィルスの侵入を防ぐためとも言われています。

    有毒成分が含まれており、触れるとかぶれることがありますので要注意です。かつてはこの乳液をゴムの材料にしていましたが、現在の天然ゴムの原料はより良質なゴムが採れるトウダイグサ科のパラゴムノキが主流となっています。

    他にトウダイグサ科のポインセチアやハナキリン、ウルシ科のハゼノキやマンゴー、身近なところではキク科のタンポポやレタスなども乳液を出しますネ。

    ごむのき6-1 ごむのき8-1
    乳液は固形化して吸水の障害になりますので取り除きます。2分間水に浸した後、左右に振って濯いでみましたが簡単には取れません。そこで、イチゴの受粉用におろしたレンズクリーニングペンを水に濡らして撫でてやると綺麗になりました。実はこれ、2日前にハナキリンの挿し穂で試したばかりです。

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    切り口はなめらかに

    ごむのき9-1 ごむのき10-1
    切り口を滑らかにするためにカッターナイフで斜めに切り直します。切り口がつぶれているとうまく吸水できません。反対側も少し削ってクサビ形にすると、形成層を広く露出させることができます。少し乳液がにじみ出てきました。レンズペンで撫でる順番を間違えましたネ。

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    ペットボトル水挿し器

    ごむのき11-2 ごむのき12-2
    バジルの葉挿しでも使った水挿し器の改良型です。今回は高さを変更、カットした900mlの底部分(70mm)の中に500mlの上部(85mm)を組み込みました(有れば、280mlのペットボトルをそのまんま使えたかも…)。

    各容器に水を注いで、

    ごむのき13-1
    挿し穂を入れたら、完成です。葉が付いている3本の挿し穂は、切り口が底には触れていません。明るい日陰に置いて、2~3日に1回、水を変えながら発根を待ちます。

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    途中経過 -3週間後-

    ごむのき0501-1 ごむのき0501-2
    ごむのき0501-3 ごむのき0501-4
    【5月01日】枝にあった時の上から順番に番号を振りました。3番は葉が付いていない挿し穂で、先に節の上の芽が動き始めました。4本とも白いツブが見えますが根ではなく、皮目(ひもく)と呼ばれる組織で水を吸って大きくなりました。

    がじゅまる1 がじゅまる2
    これは同じクワ科のガジュマルのケース、同じように皮目が発達しました。肉や魚の皮の付いている側の皮目(かわめ)と同じ字を書きますが、「ひもく」では漢字変換されません…。

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    途中経過 -5週間後-

    ごむのき0508-1 ごむのき0515-1
    【5月15日】1番の挿し穂が発根しています。1週前の5月8日(挿して28日後)に形成層の一部が膨らみ発根開始しました。

    ごむのき0515-1-1 ごむのき0515-2
    ごむのき0515-3 ごむのき0515-4
    2番も発根し始めました。3番は葉がありませんので、新芽が他よりも動いて発根は後回しになるかも知れませんが少し兆候が。4番もそろそろといったところでしょうか。枝が若い順に発根も早い傾向が見られます。

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    鉢上げ

    ごむのき0517-1 ごむのき0520-1
    【5月20日】17日には10mmになっていた根も、挿し木開始40日後の5月20日には24mmに。

    ごむのき0520-1-1 ごむのき0520-2
    ごむのき0520-3 ごむのき0520-4
    1番は24mm+数本、2番は15mm1本、4番は7mm1本と、若い挿し穂が発根しやすいことが実証できました。葉の付いていない3番は、早く葉を展開させたいのでしょう、3か所の芽は活発ですがやはり発根は後回しのようです。

    水挿しで出た根は水に不自由していませんので、長く置いておくと細根の少ない根になります。また、土を押しのける接触刺激もありませんので弱い根になってしまい、土に馴染むのが遅れてしまいます。さっそく1本だけ鉢上げしておきます。

    ごむのき14 ごむのき15
    【5月20日】鉢は4号プラ深鉢、用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。2週間ほど明るい日陰で管理します。

    ごむのき16
    切り戻した親株にも芽が吹いてきました。残りの挿し穂も根の成長を見ながら順次鉢上げしていこうと思います。


    ごむのき0524-2 ごむのき0524-4
    ごむのき17
    【5月24日】2番は3本目の根が出始め、4番はまだ1本だけですが、根が長く伸びてきましたので鉢上げしました。3番はしばらく時間がかかりそうです。

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    ゴムノキの挿し木動画
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