ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    チロリアンランプ(ウキツリボク)の取り木

    2020年04月09日
    南国愛媛では1年中花を咲かせるチロリアンランプ、枝が伸び過ぎて地面に着地していますので、とり木をしてみようと思います。


    取り木とは

    取り木は、枝の樹皮を傷つけたり針金などを強く巻くことで枝の途中から根を出させ、親株から切り離して新たな苗を得る方法で、挿し木と同じく栄養繁殖(花は栄養器官、対して枝、茎、葉などを栄養器官と呼ぶので)の一つです。

    植物は栄養の流れを遮断されると、修復しようと組織を発達させて不定根を出そうとします。それを利用します。

    高どり法、曲げどり法、盛り土法などがあります。挿し木ができる樹木ならほとんど可能といわれています。挿し木のように挿し穂として切り取らなくても良いので、枯らせてしまう心配もありません。

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    高どり法「環状剥皮」

    高どり法の一つで、おなじみの樹皮をぐるりと剥き、湿らせた水ゴケを巻いて発根を促す「環状剥皮」はインドゴムノキでもご紹介しました。剥き方の違いで環状剥皮よりも木に優しい「舌状剥皮」「半月削り」と呼ばれる方法もあります。

    インドゴムノキの取り木 環状剥皮法

     鉢植えのインドゴムノキの下葉が落ちたり枯れたりしてきましたので、取り木をして更新することにしました。もくじ1 環状剥皮(かんじょうはくひ)2 2013年の取り木の様子3 50日後のようす4 63日後に切り離して鉢上げ...


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    曲げどり法(圧条法)

    チロリアンランプは接地すると根を出しやすい(伏条更新)性質がありますのが、今回は向学のためと確実に発根させるために「曲げどり法」を試してみます。

    地面に10cmほどの深さの穴を掘り、枝を曲げて穴の中で固定し、埋め戻す方法です。太さ10mmほどの枝の場合は埋める部分の一部の樹皮を剥くか針金を巻いて締め付けますが、チロリアンランプでは不要です。

    ちろりあん3
    【4月09日】数本が地面に届いていましたが、一番長いこの枝で行います。

    ちろりあん4 ちろりあん5
    5~10cmほどの穴を掘ります。曲がり鎌の刃が10cmですのでこんなもんですネ。

    ちろりあん6 ちろりあん7
    先端を20cm前後出してUの字に曲げます。枝が跳ね出さないよう針金を曲げて作った押さえ金具で、

    ちろりあん8 ちろりあん9
    枝を固定したら、

    ちろりあん10 ちろりあん11
    土を戻して軽く押さえておきます。枝が太い場合は地上に出ている先端部を支柱で固定しますが、今回は不要です。最後に水をたっぷり与えたら、

    ちろりあん12
    完成です。誤って掘り返さないよう目印に「ポツンと…」。

    1か月後ぐらいには十分発根しているのではないでしょうか。6月に行った挿し木では土挿しで2週間、水挿しでは18日後に鉢上げできましたが、さて。

    チロリアンランプ(ウキツリボク)の挿し木

     久しぶりに挿し木をしておきました。もくじ1 備えあればうれしいな  1.1 挿し穂づくり -スパッと45度-  1.2 挿し床に挿す -赤玉土単用-2 気になる途中経過3 鉢上げ -赤玉土7:腐葉土3-備えあれば...


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    1か月後に掘り返して鉢上げ

    ちろりあん13 ちろりあん14
    【5月09日】ちょうど一か月になりますので掘り返してみました。思ったほどの量ではありませんが発根していました。ところが、土を落としているうちに根もポロリ…。仕方なく立ち上がり部分にも根がありますので、こちらを採用。

    ちろりあん15 ちろりあん16
    根の下で切り離して、鉢に植え付けました。ちょっとスッキリしない結末となりました。

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