マリーゴールドの挿し木(水挿し)
2019年07月29日
ミニトマト栽培でコンパニオンプランツ(共栄作物)として栽培中のマリーゴールド、同じコンパニオン仲間のバジルに続いて挿し木して増やしておきました。
1.1 葉色の良い間延びしていない枝を使う
1.2 余分な葉を取り除き先端を切り直す
2 観察もできて水挿しはお手軽
2.1 水の交換は春夏は1~2日に1回
3 鉢上げ まずはポットで育苗
3.1 2週間ほどは明るい日陰で管理
4 挿し芽とは呼ばず挿し木で統一

ネグサレセンチュウの忌避効果に期待して、ミニトマトの株元に植え付けましたが一つ誤算が。近すぎて、日当たりが悪くなりました。現在はミニトマトの第3花房までの収穫が終わり、不要になった日光を遮っていた下葉は全て取り除きましたので、若干日当たりは良くなりました。
しかし、トマトの茎が斜めに南側のトマト棚に向かっていますのでしばらく日照不足は続きます。移植するとなるとトマトの根も傷めてしまい大変なことになりますので、ここは挿し木で増やしたクローン苗を畝の縁に植え付けようと思います。
▶もくじ

7月20日、背丈は20cmほどしかないフレンチ種で、枝が短いので2本だけ確保しました。一般的に言えることですが、主に枝葉に貯めた養分を使って発根しますので、できるだけ間延びしていない葉色の良い締まった枝を使います。剪定枝を使う場合も丈夫な枝を選ぶようにします。
▶もくじ

水分の蒸散を抑えるために余分な枝葉をカット。発根に集中させるために大きい蕾もカットしました。先端をよく切れるカッターナイフで切り直しますが、茎が細くて柔らかいのでかまぼこ板などの上に乗せるとカットしやすくなります。

挿し穂が完成したら水上げをするのですが、ここでバジルの葉挿し記事やカランコエの再生記事でもご紹介した特製「葉挿しキット」です。900㎖と280㎖のペットボトルを組み合わせています。

挿し穂が安定しますので移動や水の交換もラクチンです。
土挿しの場合は30分ほど浸けて水を吸わせてから土に挿します。少し萎え気味でしたがシャキッとしてきました。今回は水挿しで行いますので、このまま明るい日陰に置いてスタートとなります。
▶もくじ

5日後に発根しました。何日で根が出るのかが知りたい性格ですので、土挿しの場合は途中経過と称してついつい抜いてしまい、また埋め戻すことになりますが、水挿しはスケルトンですので発根の様子が手に取るようによくわかります。
▶もくじ
塩素入りの水道水を使って頻繁に交換しても水カビが付着することがあります。草(草本系)よりも木(木本系)の方が多くなりますが、発根には特に支障はありません。コップにゼオライトを入れて水の浄化を図った時期もありましたが、現在は使用していません。

翌日には根は15mmに、翌々日には37mmになりました。
▶もくじ

4日後の今日7月29日。根の長さは最長62mmになりました。水挿しで発根した根は水に不自由していませんので細根が少なくなる傾向にあります。土に植え付けた際に馴染むのに時間がかかる場合がありますので、水挿しでは早めに鉢上げします。

もう1本は不発でした。生命力の強いものだけを残します。3号(9cm)ポリポットに、用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。急に広い畝にポツンと1本植え付けるよりも、ポットで育苗して根鉢を形成してから植え付ける方が根張りが良く、後の成長に各段の差が出ます。
▶もくじ

根が土に馴染む2週間ほどは明るい日陰に置いて管理し、その後少しずつ日に当てるようにします。7日後や10日後など何パターンかを他の植物で実験しましたが葉が萎れることが多く、植物にもよりますが概ね14日ぐらいが一番無難です。
移植や根をほぐした植え替えなどでも応用できます。根にダメージを与える液体肥料もこの頃まで待ちます。
▶もくじ
栄養繁殖で増やす手法の一つとしての呼び名に統一しています。野菜苗など最近は接ぎ木苗が多くなり、病気だけでなく連作にも強くとても重宝していますが、トマトやピーマンなど野菜は草ですが接ぎ芽とか接ぎ芽苗とは呼ばれていません。
▶もくじ
動画はこちらです
※ 画面をクリックするとYouTubeに移動します
もくじ
1 挿し穂の確保と挿し穂づくり1.1 葉色の良い間延びしていない枝を使う
1.2 余分な葉を取り除き先端を切り直す
2 観察もできて水挿しはお手軽
2.1 水の交換は春夏は1~2日に1回
3 鉢上げ まずはポットで育苗
3.1 2週間ほどは明るい日陰で管理
4 挿し芽とは呼ばず挿し木で統一
挿し穂の確保と挿し穂づくり

ネグサレセンチュウの忌避効果に期待して、ミニトマトの株元に植え付けましたが一つ誤算が。近すぎて、日当たりが悪くなりました。現在はミニトマトの第3花房までの収穫が終わり、不要になった日光を遮っていた下葉は全て取り除きましたので、若干日当たりは良くなりました。
しかし、トマトの茎が斜めに南側のトマト棚に向かっていますのでしばらく日照不足は続きます。移植するとなるとトマトの根も傷めてしまい大変なことになりますので、ここは挿し木で増やしたクローン苗を畝の縁に植え付けようと思います。
▶もくじ
葉色の良い間延びしていない枝を使う


7月20日、背丈は20cmほどしかないフレンチ種で、枝が短いので2本だけ確保しました。一般的に言えることですが、主に枝葉に貯めた養分を使って発根しますので、できるだけ間延びしていない葉色の良い締まった枝を使います。剪定枝を使う場合も丈夫な枝を選ぶようにします。
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余分な葉を取り除き先端を切り直す


水分の蒸散を抑えるために余分な枝葉をカット。発根に集中させるために大きい蕾もカットしました。先端をよく切れるカッターナイフで切り直しますが、茎が細くて柔らかいのでかまぼこ板などの上に乗せるとカットしやすくなります。


挿し穂が完成したら水上げをするのですが、ここでバジルの葉挿し記事やカランコエの再生記事でもご紹介した特製「葉挿しキット」です。900㎖と280㎖のペットボトルを組み合わせています。
生育旺盛なバジル、先日ご紹介した挿し木(茎挿し)でも本領を発揮しました。そこで、多肉植物よろしく葉っぱを挿す葉挿しではどうなのか、根は出ないのか、根は出るが芽は出ないのか...

挿し穂が安定しますので移動や水の交換もラクチンです。
土挿しの場合は30分ほど浸けて水を吸わせてから土に挿します。少し萎え気味でしたがシャキッとしてきました。今回は水挿しで行いますので、このまま明るい日陰に置いてスタートとなります。
▶もくじ
観察もできて水挿しはお手軽

5日後に発根しました。何日で根が出るのかが知りたい性格ですので、土挿しの場合は途中経過と称してついつい抜いてしまい、また埋め戻すことになりますが、水挿しはスケルトンですので発根の様子が手に取るようによくわかります。
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水の交換は春夏は1~2日に1回
とってもお手軽な水挿しですが、水の取り換えとその際に根を折らないよう注意が必要です。交換は秋冬は2~3日に1回、春夏は1~2日に1回のペースで行っています。塩素入りの水道水を使って頻繁に交換しても水カビが付着することがあります。草(草本系)よりも木(木本系)の方が多くなりますが、発根には特に支障はありません。コップにゼオライトを入れて水の浄化を図った時期もありましたが、現在は使用していません。


翌日には根は15mmに、翌々日には37mmになりました。
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鉢上げ まずはポットで育苗

4日後の今日7月29日。根の長さは最長62mmになりました。水挿しで発根した根は水に不自由していませんので細根が少なくなる傾向にあります。土に植え付けた際に馴染むのに時間がかかる場合がありますので、水挿しでは早めに鉢上げします。


もう1本は不発でした。生命力の強いものだけを残します。3号(9cm)ポリポットに、用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。急に広い畝にポツンと1本植え付けるよりも、ポットで育苗して根鉢を形成してから植え付ける方が根張りが良く、後の成長に各段の差が出ます。
▶もくじ
2週間ほどは明るい日陰で管理

根が土に馴染む2週間ほどは明るい日陰に置いて管理し、その後少しずつ日に当てるようにします。7日後や10日後など何パターンかを他の植物で実験しましたが葉が萎れることが多く、植物にもよりますが概ね14日ぐらいが一番無難です。
移植や根をほぐした植え替えなどでも応用できます。根にダメージを与える液体肥料もこの頃まで待ちます。
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挿し芽とは呼ばず挿し木で統一
“挿し木は木で、草の場合は挿し芽だろ”…と、ツッコまれたことがあります。間違いではありませんが、拙ブログでは全て挿し木と呼ぶようにしています。栄養繁殖で増やす手法の一つとしての呼び名に統一しています。野菜苗など最近は接ぎ木苗が多くなり、病気だけでなく連作にも強くとても重宝していますが、トマトやピーマンなど野菜は草ですが接ぎ芽とか接ぎ芽苗とは呼ばれていません。
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