ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    コンパニオンプランツ ネギ・バジル・マリーゴールド

    2019年05月16日
     コンパニオンプランツは共栄作物とも呼ばれ、一緒に栽培することでお互いの成長によい影響を与えあうとされる植物のことですが、一般に言われている組み合わせでは、どちらか一方が助けられているケースがほとんどです。

     トマト栽培では定番のネギ・バジル・マリーゴールドも、トマトにとってありがたい植物で、これらから受ける恩恵についてまとめてみました。


    ネギ(ヒガンバナ科)

    ネギ
     ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属。ネギの鱗茎や根には土壌病害に強い拮抗性微生物シュードモナス細菌が生息し、青枯病・立枯病・萎ちょう病などの発生を抑える効果があると言われています。

     同じネギ属でも、深根型のナス科の野菜(トマト、ピーマン、ジャガイモなど)には深根型のニラが良く、浅根型のウリ科の野菜(キュウリ、メロン、スイカなど)には浅根型のネギが向いているそうです。

     ネギの根からは土壌pHを高める物質が揮散している(ニラには無い効果)そうで、化成肥料を使うことで酸性に偏りがちな土壌を弱酸性に保つ効果も見込めますので、ミニトマト栽培でもネギ(万能ネギ)の方を利用しています。根が絡まるようにトマト苗の植え穴に並べて同時に植え付けます。

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    バジル(シソ科)

    バジル
     シソ科メボウキ属のハーブ。トマトの相棒として良く耳にするのがバジルです。ハーブの香りで虫を遠ざけるだけでなく、水分を良く吸収するのでトマトの水分調整役となり、トマトを甘くする働きがあるそうです。

     ミニトマトに肥料を与えすぎて、窒素過多で「めがね」を発症したときはネギを緊急出動させましたが、バジルの方が窒素吸収にも即効性が期待できますので、プランターなどで常時栽培しておくと安心です。

     また、トマトとバジルは料理の相性も良く、抗酸化作用のあるトマトのリコピンは油と一緒に摂ると吸収が高まり、加熱することでさらに吸収率がアップします。リコピン摂取の観点から言うとオイルを使った加熱料理がオススメになります。

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    マリーゴールド(キク科)

    マリーゴールド
     キク科コウオウソウ属。根に穴を開け侵入し寄生するセンチュウ(線虫)に効果があるそうです。根からセンチュウ(特にネグサレセンチュウ)を遠ざける物質「アルファ・ターチニエール」という成分を分泌しているそうですが、根に共生する線虫捕食菌の働きだとも言われています。

     大型のアフリカン種(一部を除き)、小型のフレンチ種を問わず長期間抑制効果を示すそうですが、アフリカン種の方が広く根を張るので効果は高さそうです。地上部では放出される揮発成分により、アブラムシやオンシツコナジラミに対して忌避効果があるそうで、こちらも背丈が高くなるアフリカン種に分がありそうです。

     少し気を付けておきたいのが、花が咲き始めると害虫オオタバコガを呼び寄せてしまう点です。マリーゴールドが無くても幼虫の被害は受けますので、逆に幼虫が花をエサとするこちらをオトリにできないか観察してみます。


     数あるコンパニオンプランツですが科学的に証明されていないものも多く、一種の民間療法的なものも多いそうです。過剰に期待せずに、余ったスペースを有効活用できますよ程度に考えて、ついでに観たり食べたりしながら楽しむのが良いんじゃないでしょうか。

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