越冬ペンタスの植え替えと切り戻し
2019年04月13日

昨年の8月末に剪定枝9本を挿し木(土挿し&水挿し)し、9月に鉢上げして一冬越した挿し木苗と親株の植え替えを行いました。
植え替えと同時に切り戻し
昨日のクロッサンドラ同様に、花壇などに植えると非常に見栄えがします。耐寒温度は5℃ですので、露地植えした場合は1年草扱いになりますが、室内に取り込むと越冬可能です。気温が15℃以上あれば1年中花を咲かせます。
小さな苗ですが、挿し木1年目から花を咲かせます。越冬のダメージが強かったようで葉が黒ずんで傷んだものが目立ちます。

挿し木苗は3.5号鉢に、親株は同じ5号鉢に植え替えようと思います。用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。植え替えは1年に一度、適期は5~6月です。


ポットから抜いて、観察のため根鉢をほぐしました。思ったほど根が張っていませんし、腐った根も少し。成長がスローだったのはこの辺りに問題があったような…。


とりあえず9本すべての植え付けを完了したら、


小さな苗ですので、花の下2節目の上あたりで切り戻しておきました。

今年は数本を地植えにもしたいので、これからどんどん成長して欲しいものです。
▶もくじ
切り戻してバランスの良い姿に

次は親株の方です。ずっと咲き続けていましたので剪定のタイミングを逃しました。


鉢から吹いてみると根がビッシリ。そういえば昨年は植え替えていませんでした…。土を半分落とし、根も半分カットしました。そこから新しい元気な根が生えてきます。


あらかじめ土を入れておいた鉢に入れて、高さと位置を決めたら用土を足し入れます。


土と根の間に隙間ができると根の生育がわるくなります。
棒で突つくと赤玉土がつぶれて微塵が増えますので、苗が動かないよう左手で幹を持ち、右手で鉢の縁を持って、地面に軽くコンコンするだけで隙間が埋まり、これだけカサが減ります。

再度ウォータースペースまで土を足して、鉢底から濁った水が出なくなるまでたっぷりと水やりをします。

根をカットしましたので地上部も半分カットします。
軽い剪定で済ましてしまうと、頭でっかちなアンバランスな姿になってしまいます。思い切って切り戻すことで弱々しい枝を取り除き、丈夫な新芽を吹かせ、花数の多いバランスの良い姿にすることができます。
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