越冬ベゴニアの植え替え
2019年04月11日

昨年の11月に剪定枝4本を挿し木(水挿し)し、年明けの1月に鉢上げして一冬越した木立ベゴニア挿し木苗の植え替えを行いました。植え替えは2年に一度、適期は4~5月または9~10月です。
培養土は市販の花と野菜の土

ベゴニアは酸性の土を好みますので、イチゴ栽培で使った市販の花と野菜の土が残っていましたのでこれを使うことにしました。酸性土と呼ばれる鹿沼土やピートモス(酸度調整済みかもしれませんが)を含んでいるからです。
鉢は市販の苗が植わっていた3.5号鉢前後のものをリサイクル、


穴が少し大きいので鉢底に赤玉土の中粒を敷いて培養土を入れ、


ポリポットから抜いた苗は根鉢を崩さずに植え付けます。根鉢を崩したい時は鉢土は乾燥気味に、崩したくない時は湿り気味にしておくと作業がしやすくなります。
高さと位置を決めたら、

残りの培養土を足し入れて、たっぷり水やりをして完成!…となるところでしたが、


ウォータースペースの水がはけず溜まったまま。鉢の水とストレスはためない方が良いに決まってます…。
▶もくじ
ピートモスの撥水とバケツ水没法
原因は培養土が乾燥していて、ピートモスが水をはじいているからです。こうなってしまうと少々水やりの量を増やしても土は湿ってくれません。表面だけが湿って、掘ると下は乾燥したままです。
底面給水しても時間がかかるだけですので、ここは手っ取り早くバケツ水没法がおススメです。鉢の高さより深い水をバケツに張って、鉢ごと沈めてしまう方法です。
投入時は少し浮力を感じますが、根鉢(赤玉土+腐葉土)は崩していませんので、土全体が浮かび上がることはありません。5~10分で試してみましたが、10分程度は放置しておくのが無難なようです。


再度水やりをしました。少しもたつきましたが、ちゃんと鉢底から水が流れ出るようになりました。掘っても乾燥した部分は見当たらず、持ち上げてもズッシリと重くなっています。
ガンコなピートモスも一度湿らせてしまえば、相当乾燥させない限りもう大丈夫です。

4鉢すべてを水没させ、どうにか排水障害は改善できました。普段なら赤玉土(小粒)7:腐葉土3の黄金比の自作培養土を使うところですが、慣れないことをするものではありません…。
▶もくじ
雌雄異花同株

6月25日、咲き始めました。親株こそ背丈は50cmほどありますが、挿し木苗は狙い通り20cm弱と低い背丈で花を咲かせてくれました。一つの株に雄花と雌花が別々に咲く雌雄異花同株です。

花房は枝分かれしながら最初にハート型した雄花が咲き、

その枝分かれした先端に翼状突起を持つ雌花が現れ、

シャンデリアのように垂れ下がって咲きます。
▶もくじ
動画はこちらです
※ 画面をクリックするとYouTubeサイトに移動します

- 関連記事