プランターでコマツナ:条(すじ)まき
2018年10月07日
一年の内で一番コマツナの栽培に適した季節がやってきました。1枚ずつ葉を摘み取りながら、冬の間もずっと収穫ができます。なによりかにより、気温が下がると虫の被害がほとんどありません。
1.1 底に穴ありタイプ
1.2 底に穴なしタイプ
2 種まき
2.1 種のまき方3通り
2.2 フィルムコート種子
2.3 市販の培養土+赤玉土
2.4 条(すじ)まき(スライドショー)
3 2日後に出芽
▶もくじ

中敷きは「スノコ」と呼ばれる、用土の流出を防ぐ巨大な鉢底ネットです。地面からの放射熱を遮断する仕切り板の役目もあります。水やりをすると余分な水は底の穴から直ぐに流出します。屋外など、水やりで下が濡れても大丈夫な場所には、通気性の良いこのタイプが向いています。
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スノコをめくっても底面には排水用の穴がなく、代わりに側面に排水口が設けてあります。一時的に水が底に貯まる構造で、このタイプは玄関や室内など、水やりをして下が濡れると困る場所に向いています。蒸れやすいので通気口があります。

これの場合は下から1cmの高さに穴が開いていますので、余分な水は水深1cmまで貯めることができます。たかが1cm、されど1cm、約1.2ℓ貯まります。持ち上げて斜めに傾ければ、残りの水も多少は排水できます。
旅行などで長期間留守にする時は、排水口に外側から栓をして、いつもより多めに水やりをしておく、といった使い方もできます。栓はスノコの端にプラモデルのパーツみたいに付属していますので、必要に応じて切り離して使用します。
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条(すじ)まきは溝に沿って一列に種をまく方法。間引きしながら育てる野菜や小さい種に向いています。苗が一列に並ぶので、間引きや土寄せが楽に行えます。
散(ばら)まきは重ならないよう散らして種をまく方法。短期栽培の野菜や発芽率の悪い細かい種に向いています。まくのは簡単ですが、間引きや土寄せが大変です。
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新たに購入した種は、殺菌剤や着色剤を加えた水溶性ポリマー溶液でコーティングされているフィルムコート種子と呼ばれるものです。メタリックしていますので、土と見分けがついてまきやすくなっています。発芽適温は20~25℃です。
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市販の花と野菜の土(肥料入り)を使いますが、水持ちが良すぎる傾向にありますので、個人的には赤玉土(小粒)を混ぜて排水性の高い土に変えて使用します。今回は5:5にブレンドしてみます。また、土の深さは12cm程度ですので鉢底石は敷かず、たっぷり培養土で埋めようと思います。
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1.あらかじめ、ジョウロでたっぷりと水やりをして全体を湿らせておくと、後が楽になります。
2.5~10mmの浅い溝を作り、1cm間隔に種をまきます。コマツナの種は発芽に光が必要な好光性種子ですので、深く埋め過ぎると発芽率が悪くなります。
3.まき終わったら溝が埋まる程度に覆土し、かまぼこ板などで平にならしながら軽く押さえます。種と土を密着させることで、毛細管現象によって種を乾燥から守ります。また、水分ムラを減らし発芽が揃いやすくなります。
4.最後に霧吹きで水やりします。下の土はすでに湿らせていますので溝の水やりだけで済みます。ここで培養土全体を湿らそうと長時間水やりすると、浅く均一に埋めた種が溝から流れ出すことがあります。

10月7日、種まき完了。好光性種子ですが、必ずしも直射日光が必要な訳ではありませんので、乾燥しないよう明るい日陰に置いて発芽を待ちます。
やむを得ず直射日光が長時間直撃するような場合は、日除けと保湿を兼ねて、土の表面に直接新聞紙を1枚被せておきます(出芽したら取り外します)。
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10月9日、2日後に出芽。
・発芽とは種子の中にあった幼芽や幼根が種皮を突き破って出現したとき
・出芽とは土壌中で種子が発芽し地面に幼芽あるいは本葉が出てきたとき…です。
今後は、
・本葉1~2枚で株間3~4cm
・本葉3~4枚で株間5~6cmになるよう間引く予定です。
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もくじ
1 プランターの構造について1.1 底に穴ありタイプ
1.2 底に穴なしタイプ
2 種まき
2.1 種のまき方3通り
2.2 フィルムコート種子
2.3 市販の培養土+赤玉土
2.4 条(すじ)まき(スライドショー)
3 2日後に出芽
プランターの構造について
長さが60cm、幅と高さは20cm前後のプランターが葉野菜の栽培には適しているように思います。色んなタイプのプランターがありますが、構造的には大きく分けて2種類です。底に穴が開いているものと開いていないもの。「そこ」まで気が付かなかった、てなことはないと思いますが…。▶もくじ
底に穴ありタイプ


中敷きは「スノコ」と呼ばれる、用土の流出を防ぐ巨大な鉢底ネットです。地面からの放射熱を遮断する仕切り板の役目もあります。水やりをすると余分な水は底の穴から直ぐに流出します。屋外など、水やりで下が濡れても大丈夫な場所には、通気性の良いこのタイプが向いています。
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底に穴なしタイプ


スノコをめくっても底面には排水用の穴がなく、代わりに側面に排水口が設けてあります。一時的に水が底に貯まる構造で、このタイプは玄関や室内など、水やりをして下が濡れると困る場所に向いています。蒸れやすいので通気口があります。


これの場合は下から1cmの高さに穴が開いていますので、余分な水は水深1cmまで貯めることができます。たかが1cm、されど1cm、約1.2ℓ貯まります。持ち上げて斜めに傾ければ、残りの水も多少は排水できます。
旅行などで長期間留守にする時は、排水口に外側から栓をして、いつもより多めに水やりをしておく、といった使い方もできます。栓はスノコの端にプラモデルのパーツみたいに付属していますので、必要に応じて切り離して使用します。
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種まき
種のまき方には3通りの方法があります。種のまき方3通り
点(てん)まきは1か所に数粒ずつ種をまく方法。株間を取っているので大きく育てる野菜や大きい種に向いています。まく量が少ないので間引きの手間が省けます。条(すじ)まきは溝に沿って一列に種をまく方法。間引きしながら育てる野菜や小さい種に向いています。苗が一列に並ぶので、間引きや土寄せが楽に行えます。
散(ばら)まきは重ならないよう散らして種をまく方法。短期栽培の野菜や発芽率の悪い細かい種に向いています。まくのは簡単ですが、間引きや土寄せが大変です。
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フィルムコート種子


新たに購入した種は、殺菌剤や着色剤を加えた水溶性ポリマー溶液でコーティングされているフィルムコート種子と呼ばれるものです。メタリックしていますので、土と見分けがついてまきやすくなっています。発芽適温は20~25℃です。
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市販の培養土+赤玉土


市販の花と野菜の土(肥料入り)を使いますが、水持ちが良すぎる傾向にありますので、個人的には赤玉土(小粒)を混ぜて排水性の高い土に変えて使用します。今回は5:5にブレンドしてみます。また、土の深さは12cm程度ですので鉢底石は敷かず、たっぷり培養土で埋めようと思います。
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条(すじ)まき(スライドショー)
間引き菜も楽しみたいのでスジまきにします。条間10cmの2条まきです。1.あらかじめ、ジョウロでたっぷりと水やりをして全体を湿らせておくと、後が楽になります。
2.5~10mmの浅い溝を作り、1cm間隔に種をまきます。コマツナの種は発芽に光が必要な好光性種子ですので、深く埋め過ぎると発芽率が悪くなります。
3.まき終わったら溝が埋まる程度に覆土し、かまぼこ板などで平にならしながら軽く押さえます。種と土を密着させることで、毛細管現象によって種を乾燥から守ります。また、水分ムラを減らし発芽が揃いやすくなります。
4.最後に霧吹きで水やりします。下の土はすでに湿らせていますので溝の水やりだけで済みます。ここで培養土全体を湿らそうと長時間水やりすると、浅く均一に埋めた種が溝から流れ出すことがあります。

10月7日、種まき完了。好光性種子ですが、必ずしも直射日光が必要な訳ではありませんので、乾燥しないよう明るい日陰に置いて発芽を待ちます。
やむを得ず直射日光が長時間直撃するような場合は、日除けと保湿を兼ねて、土の表面に直接新聞紙を1枚被せておきます(出芽したら取り外します)。
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2日後に出芽


10月9日、2日後に出芽。
・発芽とは種子の中にあった幼芽や幼根が種皮を突き破って出現したとき
・出芽とは土壌中で種子が発芽し地面に幼芽あるいは本葉が出てきたとき…です。
今後は、
・本葉1~2枚で株間3~4cm
・本葉3~4枚で株間5~6cmになるよう間引く予定です。
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