ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ピーマンの露地栽培:育苗と土作りと溝施肥

    2018年05月01日
     ネットで注文していた苗が昨日届きました。連作にも病気にも強いので近年は接ぎ木苗オンリーです。


    購入苗はすぐに植え替えて育苗

    ピーマン1
     樹高(成長点まで)23cmの「京みどり」の接ぎ木苗です。出荷前に全天候型のハウスから屋外の環境に近いハウスに移動する順化処理が施されているようで、生理障害が出ている風でもなく、ひとまず安心です。蕾がまだ小さいので育苗してから植え付けます。

     野菜苗に限らずポット苗の場合は小さい鉢に根がびっしり回っていることが多いので、一回り大きい鉢に植え替えてやります。急に広い場所に植え付けるよりも、根鉢を大きく育てた後に植え付ける方がその後の生育が良くなります。但し、大きすぎる鉢に植え替えると失敗することもありますので要注意です。

    ピーマン2 ピーマン3
     ポットから抜いてみると根が回り始めていましたので、根を切らないよう軽くほぐすだけにして、

    ピーマン4-1
     一回り大きい12cmポリポットに赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合の土に植え替えて、たっぷり水やりをしておきました。

    ピーマン5
     午後2時から4時まで、2時間直射日光に当てたままでしたが萎れることはありませんでした。

    ピーマン6
     蕾ができています。ピーマン苗の植え付け適期は1番花が咲く頃ですので、あと2週間ほどは先になるでしょうか。間に合わせるよう土づくりをしておきました。

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    土づくり・・・溝施肥で

    つち1
    つち2
     この場所は八重のヤマブキが長年植わっていた場所で、野菜作りには適した土ではありませんので、簡単な土壌改良を施しました。

    土を柔らかくする為に堆肥を投入し、
    強酸性であろう土を弱酸性に中和する為に苦土石灰適量を混ぜて耕し、
    深さ20cmの溝を掘って堆肥と化成肥料一握り(50g)を蒔いて土を戻し、
    水はけを良くする為に小さいながらも畝を切って、
    水たまりができないよう表面を平らにならしておきました。

     ピーマンは収穫期間が長いので、この溝施肥が効果を発揮します。先日のNHK趣味の園芸やさいの時間でも、同じナス科のナスやトマトの土作りは溝施肥でやってましたね。番組では熔リン(無機質肥料)や発酵魚粉(有機質肥料)も入れてましたが…。

     どちらも実肥(みごえ)と呼ばれる「リン酸」ですが、おさらいをしますと、

    熔リンは水に溶けてすぐに吸収されるので植え付け直後から効き始める。
    発酵魚粉は微生物に分解されてから効くので効き目はゆっくりだが長い。
     また、魚粉はアミノ酸ですので実が甘くなったり味が良くなる。

     でしたね。いつかは実践してみようと思います。

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