挿し木ガジュマルの根が肥大 ①10mm
2018年04月13日
昨年4月にポリポットで2階建仕様で植え付けた挿し木ガジュマルを、ポットを切り外して盆栽仕立てにしてみました。


挿し木ガジュマルは残念ながら、一般に出回っている実生ガジュマルほど根が太くなりませんので、2階建てでカサを稼いで植え付けておいて、2階部分の細い根を露出させて楽しもうという方法です。

現在はこんな感じ。挿し木苗を鉢上げしてから1年7か月、2階建てに植え付けてからだとちょうど1年になります。これを植え替えます。
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使う鉢は5号すり鉢です。高さが7cmしかありませんので、今回は株を押さえる針金(アルミ)も用意しました。

鉢底にネットを置いて針金を通して、裏側で折り曲げて固定。

押さえ金具は鉢裏から通して、作業しやすいように鉢にそって曲げておきます。

用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。仕上げ用にふるいに掛けて分離した細粒も用意しました。用土を少し入れて準備完了です。
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カッターナイフでポリポットを切って外しました。パッと見では太い根は確認できません。

同じ配合の土に植え替えますので、地堀りのように根洗いしなくても良かったのですが、向学のために土を全て取り除きました。少しだけ肥大した根が2本ありました。直径は10mmほどです。


土の上に置いて高さを調整し、正面を決めたら土を入れて針金で固定します。根鉢を崩しましたので緩い固定になりました。隙間ができないよう細い棒で軽く突きながら残りの土を足し入れて、鉢底から綺麗な水が出るようになるまでたっぷり水やりをしたら完成です。
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幹が前後左右に曲がりながら立ち上がる「模様木」。様子を見ながら後々剪定する予定です。


もう一つの苗の方も植え替えました。茎が長く単調でしたので左に傾けて「吹き流し」のイメージで。こちらは直径8mmほどの根が1本だけでしたが、地中に4mmほどの予備軍3本が埋まっています。
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今日植え替えたものの親株で、これも元は挿し木です。2015年6月に挿し木苗を鉢上げして、その後地植えにしたものを2016年11月に地堀りして鉢植えにしました。露出させた根も少しづつ肥大化して、現在は直径15mm程になり、茎から伸びた気根数本も少し肥大しています。
これの親株となったニンジンガジュマルは、屋外越冬に2度成功した経験から地植えにしたところ、2016年1月に10年に一度の大寒波襲来で積雪14cmに見舞われ、あえなく枯らせてしまいました。以降は、店頭で気に入った形をしたものに出会えていないということもありますが、挿し木苗での盆栽仕立てもまんざらでもないかなぁと、ガジュマルの趣味が少し変わってきました。
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動画(スライドショー)はこちらです
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2階建て仕様とは



挿し木ガジュマルは残念ながら、一般に出回っている実生ガジュマルほど根が太くなりませんので、2階建てでカサを稼いで植え付けておいて、2階部分の細い根を露出させて楽しもうという方法です。

現在はこんな感じ。挿し木苗を鉢上げしてから1年7か月、2階建てに植え付けてからだとちょうど1年になります。これを植え替えます。
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植え替えの準備~針金と用土
植え替える前の準備です。株へのダメージを最小限に抑えるため、スピード重視でできることは事前に済ませておきます。

使う鉢は5号すり鉢です。高さが7cmしかありませんので、今回は株を押さえる針金(アルミ)も用意しました。


鉢底にネットを置いて針金を通して、裏側で折り曲げて固定。


押さえ金具は鉢裏から通して、作業しやすいように鉢にそって曲げておきます。


用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。仕上げ用にふるいに掛けて分離した細粒も用意しました。用土を少し入れて準備完了です。
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植え替えの方法


カッターナイフでポリポットを切って外しました。パッと見では太い根は確認できません。

同じ配合の土に植え替えますので、地堀りのように根洗いしなくても良かったのですが、向学のために土を全て取り除きました。少しだけ肥大した根が2本ありました。直径は10mmほどです。




土の上に置いて高さを調整し、正面を決めたら土を入れて針金で固定します。根鉢を崩しましたので緩い固定になりました。隙間ができないよう細い棒で軽く突きながら残りの土を足し入れて、鉢底から綺麗な水が出るようになるまでたっぷり水やりをしたら完成です。
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完成品~模様木と吹き流し



幹が前後左右に曲がりながら立ち上がる「模様木」。様子を見ながら後々剪定する予定です。



もう一つの苗の方も植え替えました。茎が長く単調でしたので左に傾けて「吹き流し」のイメージで。こちらは直径8mmほどの根が1本だけでしたが、地中に4mmほどの予備軍3本が埋まっています。
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親株の気根は少し肥大化



今日植え替えたものの親株で、これも元は挿し木です。2015年6月に挿し木苗を鉢上げして、その後地植えにしたものを2016年11月に地堀りして鉢植えにしました。露出させた根も少しづつ肥大化して、現在は直径15mm程になり、茎から伸びた気根数本も少し肥大しています。
これの親株となったニンジンガジュマルは、屋外越冬に2度成功した経験から地植えにしたところ、2016年1月に10年に一度の大寒波襲来で積雪14cmに見舞われ、あえなく枯らせてしまいました。以降は、店頭で気に入った形をしたものに出会えていないということもありますが、挿し木苗での盆栽仕立てもまんざらでもないかなぁと、ガジュマルの趣味が少し変わってきました。
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動画(スライドショー)はこちらです
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