マサキの盆栽仕立て
2018年03月13日
今日の最高気温は19.1℃、すっかり春めいてきたこちら南国愛媛です。草引きをしていたら、あちこちにマサキの発芽苗がスクスク育っていました。その内の1本を素材として掘り上げて盆栽風に仕立ててみました。

ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木で、原産地は日本・中国・朝鮮半島です。生垣などでよく見かけるアレです。葉は一つの節に向かい合って2枚付く対生(たいせい)で、葉先は尖り縁にはギザギザの鋸歯(きょし)があります。
当初はピラカンサの苗かな?と思っていましたが、どうやらマサキのようです。赤い実をついばんだ鳥が運んできたのでしょう、毎年のようにどこかで発芽して毎回抜いていましたが、2度の10cm越えの積雪で地上部が枯れた原種ガーベラの隙間からひょっこり顔を覗かせていました。
小さい方は発芽したてのもので高さは5cm、大きい方は2年モノでしょうか約30cmあります。大きい方を掘り返すことに。
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スコップで十分な大きさですが、ガーベラの隙間に生えていますのでシャベルでないと掘り起こせません。ガーベラの根ごと切断して掘り出し、水洗いして土を落とすと太い根に隠れて白っぽい根が見えてきました。

スライドさせたら簡単に外れました。小さい苗とはいえ意外と細い根をしています。案外と水を欲しがるのかも知れません。
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用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3のいつもの黄金比です。鉢は直径11cm(3.5号)高さ8.5cmの陶器鉢です。根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質があり、大き過ぎる鉢に植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になってしまいます。深さがありますので、植え付けても安定しますので針金での根の固定は施しません。
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用土を少し入れ、根を広げながら苗を置いて高さと正面を決めたら、

残りの用土を入れていきます。今回は根を痛めないよう割りばしなどの細い棒は使わずに、鉢の縁をトントンしたり、鉢を地面に軽くコンコンしながら隙間を埋めていきます。最後の仕上げに化粧用の赤玉土細粒を乗せ、たっぷりと水やりをしたら完成です。
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ガーベラの葉に押さえつけられたのか、自然に曲がりが付いていました。盆栽とは、自然に生きるさまを小さい鉢の上に再現することですので、ありのままの姿でしばらく様子を見ることにします。暴れてきたら針金で矯正しようと思います。
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マサキとは


ニシキギ科ニシキギ属の常緑低木で、原産地は日本・中国・朝鮮半島です。生垣などでよく見かけるアレです。葉は一つの節に向かい合って2枚付く対生(たいせい)で、葉先は尖り縁にはギザギザの鋸歯(きょし)があります。
当初はピラカンサの苗かな?と思っていましたが、どうやらマサキのようです。赤い実をついばんだ鳥が運んできたのでしょう、毎年のようにどこかで発芽して毎回抜いていましたが、2度の10cm越えの積雪で地上部が枯れた原種ガーベラの隙間からひょっこり顔を覗かせていました。
小さい方は発芽したてのもので高さは5cm、大きい方は2年モノでしょうか約30cmあります。大きい方を掘り返すことに。
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地堀りして根洗い


スコップで十分な大きさですが、ガーベラの隙間に生えていますのでシャベルでないと掘り起こせません。ガーベラの根ごと切断して掘り出し、水洗いして土を落とすと太い根に隠れて白っぽい根が見えてきました。


スライドさせたら簡単に外れました。小さい苗とはいえ意外と細い根をしています。案外と水を欲しがるのかも知れません。
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見合った大きさの鉢に


用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3のいつもの黄金比です。鉢は直径11cm(3.5号)高さ8.5cmの陶器鉢です。根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質があり、大き過ぎる鉢に植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になってしまいます。深さがありますので、植え付けても安定しますので針金での根の固定は施しません。
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植え付け


用土を少し入れ、根を広げながら苗を置いて高さと正面を決めたら、


残りの用土を入れていきます。今回は根を痛めないよう割りばしなどの細い棒は使わずに、鉢の縁をトントンしたり、鉢を地面に軽くコンコンしながら隙間を埋めていきます。最後の仕上げに化粧用の赤玉土細粒を乗せ、たっぷりと水やりをしたら完成です。
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樹形はありのままの姿で



ガーベラの葉に押さえつけられたのか、自然に曲がりが付いていました。盆栽とは、自然に生きるさまを小さい鉢の上に再現することですので、ありのままの姿でしばらく様子を見ることにします。暴れてきたら針金で矯正しようと思います。
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