ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミニトマトつやぷるん:液肥で追肥

    2017年05月28日
     「つやぷるん」が少し肥大化してきましたので液体肥料で追肥しておきました。

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     今年は「すだれマルチ」を施していますが、3日前の降雨でも泥ハネは見られず効果を実感しているところです。めくってみるとまだ少し湿っていますね、病気の原因になっては困りますので、風通しを良くして日にも当てておきましょう。

    肥料の判断基準

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     側枝も成長して主枝と変わらないくらいになりました。主枝の先端付近を見るとお皿を伏せた感じで、今のところ肥料切れも肥料過多もなさそうで順調です。

    肥料が多すぎるのか足らないのかの判断基準は、先端(生長点)から15cmぐらい下までの茎の太さ、葉の巻き具合、葉色などを見て診断します。  
    正常:茎の太さ1~1.2cm 
      葉はお皿を伏せた程度の曲がり具合で少しだけ巻く。
    過多:茎の太さ1.2cm以上 
      節間が詰り葉が水牛の角のように内側に向かって巻く。
    過少:茎の太さ1cm以下   
      節間が間延びし葉色が薄くバンザイするように上に向く。
     (参考:タキイ種苗たのしい家庭菜園


    液肥で追肥

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     第1花房の実が直径11mmになってきました。肥料切れを起こす前に液体肥料を与えておくことに。コンパニオンプランツのネギへのネギらいの意味でも。

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     5年前によもやの肥料過多による「めがね」を発症させて以来、“元肥は控えめ追肥で調整”を心がけています。今回は「原液」と「開花促進」を半々にして、リン酸成分を多めにして与えました。

     肥料については以前にも書いたことがありますが、ここでもう一度。

     Nはチッ素、 Pはリン酸、 Kはカリで「肥料の三要素」と呼ばれています。7-10-6といった数値は「NPK比」といって、各成分が重量比で7%、10%、6%含まれることを示しています。固形肥料でも同じで、数値が大きいと濃い肥料ということになります。これらにカルシウム(石灰)、マグネシウム(苦土)を加えて「肥料の五要素」と言います。

     チッ素 は茎葉や根を生育させる、養分の吸収を促進する、同化作用を促進するなど、植物の基本的な生育に大きな影響を与えます。不足すると葉が小さくなったり葉色が薄くなる、生育不良などの症状が出ます。過剰になると葉は色が濃く大きくなり軟弱に育ちます。

     リン酸 は植物の成長にかかわる栄養素です。茎葉や根の伸長を助け、また開花や結実を促進します。過剰症は出にくく、不足すると着花数が少なくなったり開花や結実が遅れたりします。

     カ リ は植物体内の生理作用を調整する要素で、暑さや寒さなど環境に対する抵抗性や病害虫に対する抵抗力を高めます。カリが十分あれば植物は強く育ちますが、不足すると病害虫の被害を受けやすく、また株が倒れやすくなります。
     (参考:別冊NHK趣味の園芸 「よくわかる 土・肥料・鉢」 NHK出版 より一部抜粋)


     この時期のミニトマトの収穫の目安は開花から50日程度です。6月後半から7月初めにかけてですネ、長い…
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