ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    コイモ(サトイモ)栽培 親イモを種イモに

    2017年05月03日
     5月3日、保管していた親イモを種イモとして植え付けました。


    親イモを種イモに

     通常は廃棄される親イモですが、親イモの方が栄養分が豊富ですので、初期から生育が旺盛で、子イモを植え付けた時よりも成長が早く、収穫量も多くなる…といいますから、キッチンガーデナーとしてはこれをやらない手はありません。

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     昨年11月3日に掘り上げた後に、新聞紙に包んでクーラーボックス(窒息しないよう小窓は開けて)に入れておきました。愛媛では軽く土を被せるだけで屋外でも越冬可能だとは思いますが。

     親イモといっても小ぶりですので、子イモが芽を吹いて親イモ化した分と思います。すでに芽が出ていますので芽出し作業は不要、手前の2個を種イモにします。

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    植え付け

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     種イモは高さ10cmほどありますので、10cm強の穴を掘って、芽が隠れる程度に覆土しておきました。

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     すでに苦土石灰、堆肥、化成肥料は施していますので、株間約60cmで植え付けました。

    サトイモ6new
     収穫後に子イモを土に埋め戻していたものは出芽しています。

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     お盆に使う幼葉採種用ですが、タイミングよく小さい葉が採れないこともありますので、鉢植えも1つ用意しておきました。

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    収 穫

    11月3日、ちょうど6か月になりました。目安となる葉が枯れるものが出始めましたので収穫しました。

    こいも1
    こいも3 こいも2
     梅雨明けに土寄せをして、乾燥防止用に枯草を被せたまでは良かったのですが、夏の暑さに負けて(私が)以降はほったらかし状態…。ホースで水やりを続けていたこともあって子芋が地表にむき出しになるは、新芽は伸びたままにするはで、昨年の失敗を繰り返してしまいました。

    こいも4 こいも5
     どんなものか掘り出して、土を落としてみました。

    こいも6 こいも7
     昨年よりはマシな気が…。

    こいも8 こいも9
     地表にむき出しになり日に当たった子芋は皮をむくと緑色をしています。ナス科のジャガイモの場合、緑色の皮には「天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれているので、これらの部分を十分取り除くことが大切です」(農林水産省)。

     サトイモ科のコイモには毒はありません。しかし、固くて食べるのをやめたことがありますので、残念ながら今回も大量の廃棄処分品を出してしまいました。

    こいも11
     もう一株も掘り起こして並べてみました。一口大の孫芋も含めて40個あまりの収穫。昨年は3株でこれぐらいでしたので、やはり親芋を種芋にする方が収穫量は増すようです、良いことを知りました。

    こいも12 こいも13
     右側に植えた種芋からは親芋が2個できていました。大きい方は直径14cmもあります。種芋は親芋に栄養補給してこんな風に縮んでしまうんですね。

    こいも14
     3個とれた親芋を来年も種芋として植え付けようと思います。来年こそは怠けず土寄せを…。

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