クンシランが開花 大株だと花茎は2本
2017年04月29日
庭植えにしているクンシラン(ヒガンバナ科)に花が咲きました。
長年鉢植えで楽しんでいましたが、なんせ場所をとりますので数年前にすべて地植えに変えました。

①3月12日 蕾が出ていました。花芽ができることを花芽分化といいますが、クンシランは一般に葉が6枚以上できると7月頃に花芽分化します。花芽は秋に休眠した後、冬に5~10℃の低温に40~50日当たると休眠打破し、花茎を伸ばす準備を始めます。赤いのは昨年咲いた花の実(種)です。地植えですので、そのままにしておいても株が弱ることもありません。

②3月26日 それどころか、2本目の花茎も上がってきました。大株になるとこうして花茎を2本伸ばすことがあります。1本目の花茎から数えて7枚の葉ができていました。
③3月30日 2本目の花茎の蕾が顔を覗かせます。

④4月16日 花茎が伸びてきました。休眠打破した花芽は、気温の上昇と共に花茎を伸ばし始めます。冬場、暖かい室内に取り込んでしまうと休眠を打破できず花を咲かせなかったり、花茎が伸びずに低い位置で咲き始めることがあるそうです。
⑤4月20日 1本目の花茎の蕾が開き始めました。

⑥4月24日 最初の蕾が開花しました。
⑦4月29日 ほぼ開花しました。鉢植えの頃よりも開花する時期が一月弱ほど遅くなりました。種を付けたままの昨年の花茎も含めると、計3本を抱くタフネス・クンシランです。

1本目の花茎には花が26個付いていました。鉢植えでは18個前後でしたので、さすが地植え、さすが大株です。

2本目の花茎には蕾も入れて10個できていました。

通常、花弁は6枚ですが、1本目の花茎の1番花は10枚、2本目の花茎の1番花は12枚と、変わり咲きする花もちらほら。

花軸についている花の配列状態のことを花序(かじょ)と呼びますが、クンシランは軸の先端に花柄のある多数の花が放射状につく「散形花序」と呼ばれる配列です。ヒガンバナやサクラソウ、ランタナなどもこの散形花序です。

受粉から9~12か月後に実が赤く熟します。種蒔きの適期は3~4月か秋で、発芽抑制物質を含む果肉を取り除いて、土の上に軽く押し付けるようにして蒔きます。

草引きをしていたらこんなのが数個転がっていましたがたぶん種ですね、発芽したものもあります。子株もそうですが、一般に葉が15~20枚できると最初の花芽を作るようになります。種まきからだと花が咲くまでに3~4年かかるそうです。子株で増やす場合は、子株の葉が8枚以上になったら株分けができます。

通路を挟んで両サイドに植え付けています。晩秋から春先までは日は当たらず、春から秋まではナンテンやバベ((ウバメガシ)がちょうど日除けになる場所です。子株でも自然に増えていきますので、これ以上増えても困りますから、あえて種を蒔いて増やす予定は今のところありません。
(参考:NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月「クンシラン」)
長年鉢植えで楽しんでいましたが、なんせ場所をとりますので数年前にすべて地植えに変えました。
葉が6枚以上で花芽分化


①3月12日 蕾が出ていました。花芽ができることを花芽分化といいますが、クンシランは一般に葉が6枚以上できると7月頃に花芽分化します。花芽は秋に休眠した後、冬に5~10℃の低温に40~50日当たると休眠打破し、花茎を伸ばす準備を始めます。赤いのは昨年咲いた花の実(種)です。地植えですので、そのままにしておいても株が弱ることもありません。
大株だと花茎が2本出ることも


②3月26日 それどころか、2本目の花茎も上がってきました。大株になるとこうして花茎を2本伸ばすことがあります。1本目の花茎から数えて7枚の葉ができていました。
③3月30日 2本目の花茎の蕾が顔を覗かせます。
冬の置き場所に注意


④4月16日 花茎が伸びてきました。休眠打破した花芽は、気温の上昇と共に花茎を伸ばし始めます。冬場、暖かい室内に取り込んでしまうと休眠を打破できず花を咲かせなかったり、花茎が伸びずに低い位置で咲き始めることがあるそうです。
⑤4月20日 1本目の花茎の蕾が開き始めました。
開花


⑥4月24日 最初の蕾が開花しました。
⑦4月29日 ほぼ開花しました。鉢植えの頃よりも開花する時期が一月弱ほど遅くなりました。種を付けたままの昨年の花茎も含めると、計3本を抱くタフネス・クンシランです。

1本目の花茎には花が26個付いていました。鉢植えでは18個前後でしたので、さすが地植え、さすが大株です。

2本目の花茎には蕾も入れて10個できていました。


通常、花弁は6枚ですが、1本目の花茎の1番花は10枚、2本目の花茎の1番花は12枚と、変わり咲きする花もちらほら。
散形花序

花軸についている花の配列状態のことを花序(かじょ)と呼びますが、クンシランは軸の先端に花柄のある多数の花が放射状につく「散形花序」と呼ばれる配列です。ヒガンバナやサクラソウ、ランタナなどもこの散形花序です。
種でも増やせます

受粉から9~12か月後に実が赤く熟します。種蒔きの適期は3~4月か秋で、発芽抑制物質を含む果肉を取り除いて、土の上に軽く押し付けるようにして蒔きます。


草引きをしていたらこんなのが数個転がっていましたがたぶん種ですね、発芽したものもあります。子株もそうですが、一般に葉が15~20枚できると最初の花芽を作るようになります。種まきからだと花が咲くまでに3~4年かかるそうです。子株で増やす場合は、子株の葉が8枚以上になったら株分けができます。
鉢の置き場所・植え付け場所は明るい日陰

通路を挟んで両サイドに植え付けています。晩秋から春先までは日は当たらず、春から秋まではナンテンやバベ((ウバメガシ)がちょうど日除けになる場所です。子株でも自然に増えていきますので、これ以上増えても困りますから、あえて種を蒔いて増やす予定は今のところありません。
(参考:NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月「クンシラン」)
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