アスパラガス・ナナスの植え替えと株分け
2020年07月05日
観葉植物のアスパラガスの葉が茶色く変色してきました。昨年は植え替えていませんので、植え替えついでに株分けをして増やしておこうと思います。

葉のモサモサだけでしたら切り戻せば良いのですが、茶色く変色してきたのは根詰まりが原因です。葉と書きましたが、実際は葉退化して茎が平らに変化した「葉状茎(ようじょうけい)」ですが、ここでは便宜上「葉」と呼びます。茎ですが光合成も行います。
鉢はこれ以上大きくしたくないので株分けして2鉢にします。

鉢の縁を叩くだけでは抜けません。寝かせて地面にコンコンすること数度、やっと抜けました。根がビッシリです。
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地際部分の根は固く、大株になると素手はもちろんハサミだけでは簡単には切り分けできませんので、ここはノコギリを使います。ちなみに、茎にはトゲがありますので手袋は必需品です。
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外側の古い根と古い土を1/3ほど取り除き、新しい根が出やすいようにしてやります。植え替えだけの場合は、このあと一回り(1号=3cm相当)か二回り大きい鉢に植え替えます。
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鉢は140角の深鉢を使用します。開口部は6号以下ですが、深さ(実効)が18cmありますので鉢底石を用います。6号(18cm)鉢以上か深さが18cm以上ある場合に鉢底石の効果が期待できます。
元の鉢は6号鉢で株を二つに分けましたので今回は小さい鉢に代わります。根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質がありますので、元の6号鉢などに植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になります。
また、湿った土の多さに比べて吸い上げる水の量が少ないので鉢土が乾かない状態が長く続き、根腐れを起こす原因にもなります。
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植えつけ用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。簡単にブレンドできて、排水性・通気性ともに優れています。
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枯れ枝などを整理します。また、根を切りましたので、バランスが保たれるよう地上部も枝を数本切り戻したり、地際からばっさりカットしました。トゲというかツメというか、これのある節の上の方から芽が出てきますし、地中からも新芽が伸びてきます。
最後にたっぷり水をやったら完成です。


スッキリしました。
通常、2週間ほど明るい日陰で管理して、その後少しずつ日に当てていきますが、真夏の直射日光で葉焼けをおこすことがありますので、夏が終わるまで明るい日陰で管理を続ける予定です。
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動画はこちらです
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株分け

葉のモサモサだけでしたら切り戻せば良いのですが、茶色く変色してきたのは根詰まりが原因です。葉と書きましたが、実際は葉退化して茎が平らに変化した「葉状茎(ようじょうけい)」ですが、ここでは便宜上「葉」と呼びます。茎ですが光合成も行います。
鉢はこれ以上大きくしたくないので株分けして2鉢にします。


鉢の縁を叩くだけでは抜けません。寝かせて地面にコンコンすること数度、やっと抜けました。根がビッシリです。
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のこぎりで切り分ける


地際部分の根は固く、大株になると素手はもちろんハサミだけでは簡単には切り分けできませんので、ここはノコギリを使います。ちなみに、茎にはトゲがありますので手袋は必需品です。
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古い根を1/3切り取る


外側の古い根と古い土を1/3ほど取り除き、新しい根が出やすいようにしてやります。植え替えだけの場合は、このあと一回り(1号=3cm相当)か二回り大きい鉢に植え替えます。
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植え付け
アスパラガス・ナナスの植え替え及び株分けの適期は5~9月です。生育旺盛で、すぐに鉢の中が根で一杯になりますので、植え替えは毎年行うのが理想です…。▶もくじ
鉢は見合う大きさのもの

鉢は140角の深鉢を使用します。開口部は6号以下ですが、深さ(実効)が18cmありますので鉢底石を用います。6号(18cm)鉢以上か深さが18cm以上ある場合に鉢底石の効果が期待できます。
元の鉢は6号鉢で株を二つに分けましたので今回は小さい鉢に代わります。根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質がありますので、元の6号鉢などに植えてしまうと根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になります。
また、湿った土の多さに比べて吸い上げる水の量が少ないので鉢土が乾かない状態が長く続き、根腐れを起こす原因にもなります。
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用土は赤玉土7:腐葉土3の配合

植えつけ用土は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合です。簡単にブレンドできて、排水性・通気性ともに優れています。
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地上部も切り戻す


枯れ枝などを整理します。また、根を切りましたので、バランスが保たれるよう地上部も枝を数本切り戻したり、地際からばっさりカットしました。トゲというかツメというか、これのある節の上の方から芽が出てきますし、地中からも新芽が伸びてきます。
最後にたっぷり水をやったら完成です。


スッキリしました。
通常、2週間ほど明るい日陰で管理して、その後少しずつ日に当てていきますが、真夏の直射日光で葉焼けをおこすことがありますので、夏が終わるまで明るい日陰で管理を続ける予定です。
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動画はこちらです
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