ユキノシタの産毛(毛状突起)
2017年03月28日
地植えのユキノシタを鉢上げしてから、ちょうど30日になります。


一回り大きく成長しました。

出始めていたランナーも、枝分かれしながら鉢外へと伸びてきました。

成葉よりも幼葉の方がずいぶんと毛深いですね。

葉の裏よりも表の方がこれまた毛深いです・・・。
そこで、産毛(毛状突起:トライコーム)について少し調べてみました。毛状突起は表皮細胞が変化したもので、植物種によって形状も役割も様々です。ユキノシタに該当しそうなものを思い込みで列記しました。
強い光に対する防御 -半日陰の場所を好むので強光線から身を守る-
先に出て固定化した成葉よりも、後に出る幼葉の方が毛状突起が多く、これは葉緑体がまだ未発達な幼葉の方が赤い色素(アントシアニン)が多いのと同じ理由で、紫外線から身を守っているのでは…。
乾燥防止 -湿った環境を好むので露や空気中の湿気をとどめておく-
サトイモの葉の毛状突起のように水玉にして水をはじくのとは逆に、水やりや雨の後でも庭の植物の中では一番最後まで湿った状態を保っています。
病気予防クッション -密生するので葉が重なるのを防ぐ-
ランナーを伸ばしてどんどん増え、葉をロゼット状に伸ばしますので、隣の葉と重なって湿気による菌やウィルスによる病気の発生や伝染を防いでいるようにも。すぐ上にあるツツジの落ち葉が乗っても密着しません。
害虫予防 -細い無数の突起物で害虫を寄せ付けない-
肉厚で柔らかい葉は虫が好みそうですが、これまで食いちぎられたのを見たことがありません。より柔らかい幼葉が毛深いのも、虫に狙われやすいから?たまに葉の裏が変色したのを見かけますが、小さな虫には対応できないのかも。

にわか調べですので、訂正や新たな機能が見つかればこのページで更新していこうと思います。




一回り大きく成長しました。


出始めていたランナーも、枝分かれしながら鉢外へと伸びてきました。


成葉よりも幼葉の方がずいぶんと毛深いですね。


葉の裏よりも表の方がこれまた毛深いです・・・。
そこで、産毛(毛状突起:トライコーム)について少し調べてみました。毛状突起は表皮細胞が変化したもので、植物種によって形状も役割も様々です。ユキノシタに該当しそうなものを思い込みで列記しました。

先に出て固定化した成葉よりも、後に出る幼葉の方が毛状突起が多く、これは葉緑体がまだ未発達な幼葉の方が赤い色素(アントシアニン)が多いのと同じ理由で、紫外線から身を守っているのでは…。

サトイモの葉の毛状突起のように水玉にして水をはじくのとは逆に、水やりや雨の後でも庭の植物の中では一番最後まで湿った状態を保っています。

ランナーを伸ばしてどんどん増え、葉をロゼット状に伸ばしますので、隣の葉と重なって湿気による菌やウィルスによる病気の発生や伝染を防いでいるようにも。すぐ上にあるツツジの落ち葉が乗っても密着しません。

肉厚で柔らかい葉は虫が好みそうですが、これまで食いちぎられたのを見たことがありません。より柔らかい幼葉が毛深いのも、虫に狙われやすいから?たまに葉の裏が変色したのを見かけますが、小さな虫には対応できないのかも。

にわか調べですので、訂正や新たな機能が見つかればこのページで更新していこうと思います。
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