ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミソハギの挿し木(水挿し)と鉢上げ

    2017年03月27日
     3月17日に植え替えをした際に枝を水挿しにしていましたが、発根しましたので鉢上げしておきました。

     (前回の株分け・植え替え記事と一部重複します)


    挿し穂づくり

    みそはぎ1
    みそはぎ2 みそはぎ3
     休眠せずに冬の間も枝葉を伸ばしていたミソハギです。3本の枝を切り取り、葉からの蒸散を抑えるために下葉を取り除き、水を吸い上げやすくするよう枝の先端を斜め45度にカットして、挿し穂を3本確保しました。

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    水挿しで簡単発根

    みそはぎ4 みそはぎ5
     3月17日、ペットボトルコップに挿して開始。4日後の3月21日、3本とも発根しました。

    みそはぎ6
     3月27日、開始から10日後です。根は植え付けるには若干少な目ですが、水挿しで発根したものは水に不自由していませんので、長く置いておくと細根が少なくなり、土に植え付けた時に直ぐに順応できなくなりますので植え付けることに。

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    培養土

    みそはぎ7 みそはぎ8
     今回は根が小さいので、赤玉土(小粒)をふるいに掛けて、小粒の中でもさらに1cm以上のもの(写真左)は取り除いて、根に土や水分が密着しやすくなるようにしてみました。培養土は赤玉土6:腐葉土4の比率です。ミソハギは水を欲しがりますので、通常の黄金比7:3よりも少し水持ちを良くするよう腐葉土を多めにしました。

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    植え付け

    みそはぎ9 みそはぎ10
     苗が小さいので8cmポリポットに植え付けます。

    見合う鉢に

    『根は鉢にぶつかると、そこで枝分かれして育っていく性質があります。順次大きな鉢に植え替えていくと、根の量の多い、しっかりした株に育ちます。不釣り合いな大きな鉢に植えてしまうと、根が鉢になかなかぶつからず、枝分かれの少ない弱々しい株になってしまいます。また、吸い上げる水の量が少ないので、鉢土がなかなか乾かず、根腐れの原因にもなります。』
     -よくわかる土・肥料・鉢(別冊NHK趣味の園芸)より要約- 

    みそはぎ11
     たっぷり水やりをして完成です。

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    余 談

    みそはぎ12 みそはぎ13
     ここからは余談ですが、ポリポットをこのように鉢受け皿に置くこともあると思います。水やりした水は受け皿に抜けますが、水を捨てた後も少しずつ受け皿に水が溜まり、鉢底と密着した状態が長く続きます(申し訳程度に鉢底に小さな突起物はありますが…)。挿し木苗などはまだ根が少ないので土も乾きにくいことから、排水性・通気性が悪くなり根が酸欠状態になります。梅雨時や夏場などは特に注意したいと思います。

    みそはぎ14 みそはぎ15
     ポリポットの場合、普段はこのようなキッチンスタンドを利用しています。これだと勢いよく水が抜け、老廃物を押し出し、古い空気が新しい空気と入れ替わります。屋内に置く時は写真のように下に受け皿を置いておけば安心です。スタンドを立てて下に小さなバケツを置くのも方法です。屋外仕様ではありませんので、金属スタンドはすぐにサビて、プラスチック部分は紫外線で劣化が早いのが難点ですがネ。

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