ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミソハギの株分けと植え替え

    2017年03月17日
     お盆に大活躍してくれるミソハギ、地植え以外に鉢植えもありますので植え替えをしておきました。

    みそはぎ1
     後ろの大きい鉢は一昨年に挿し木したもの、手前は昨年5月にその株の剪定枝を挿し木してできたクローンです(同居のギザギザの葉はマーガレットコスモスのこぼれ種が発芽したもの)。


    植え替えの適期

    みそはぎ2
     通常は冬の間は地上部は枯れますが、なぜかこの2年モノの鉢植えは休眠せずに枝葉を伸ばしていました。しかも、鉢の縁からもう地下茎からの新芽も顔を覗かせています。これを今回株分けして植え替えました。植え替えは1~2年に1回、適期は2~3月です。

    ▶もくじ

    株分け:本体を分割

    みそはぎ3 みそはぎ4
     水を欲しがるミソハギですので根は細いものばかりです。株は2株ありますが、地下茎でつながったままでしたので、まずは1回目の株分け。地上部で枝葉を伸ばしている方には地下茎は見られず、丸裸の方には地下茎が数本伸びていました。バランスよくできていますが、原因はよく分かりません…。

    みそはぎ5 みそはぎ6 みそはぎ7
     2分割しましたので鉢は同じ5.5号鉢に植え付けます。6号鉢以上から鉢底石は効果的ですが、この鉢は鉢底がスリムになっていて風で転倒しやすいので、小石を敷き詰めて重しにしました。

     用土は赤玉土(小粒)6:腐葉土4と、保湿性の高い配合です。土を入れた上に株を乗せて、位置が決まれば周りから土を足していきます。細い棒で周囲を突いて隙間を無くし、ウォータースペースを確保しながらさらに土を足し、最後にたっぷり水やりをして完成です。

    ▶もくじ

    株分け:子株を切り離し

    みそはぎ8
     地下茎を切り離して植え付けてみます。

    みそはぎ9 みそはぎ10
     本体の植え替えの間、根が乾かないよう水に浸けておきました。地下茎をできるだけ長くとる方が根の量が多くなりますので、その後の成長が良くなります。植え付け培養土は本体と同じです。

    ▶もくじ

    挿し木:水挿しの開始

    みそはぎ11
     この枝を見ていると、なんだか挿し木してみたくなりました。

    みそはぎ12 みそはぎ13 みそはぎ14
     挿し穂を3本確保。葉からの蒸散を抑えるために下葉を取り除き、水を吸い上げやすくするよう枝の先端を斜め45度にカット。今回も水挿しにしてみます。昨年は5月の水挿しでしたが、なんと2日後に発根し、10日後には鉢上げできました。3月の挿し木ではどうなんでしょうね。

    みそはぎ15
     地植えのモノも枯れた地上部だけで動きはありません。今日は株分けと植え替えだけにしておこうと思いましたが、挿し木まですることに。盆花を、春の彼岸の入りに挿し木できるなんて、したくても普通はできないことですから…。

    ▶もくじ

    関連記事