ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ビタミン菜の露地栽培① 土作り~種まき・発芽・出芽

    2017年03月10日
     小松菜がとう立ちしてきましたので、ビタミン菜の種を蒔いておきました。

     ビタミン菜はアブラナ科アブラナ属の漬け菜で、「大阪白菜」と「タアサイ」との交配種。葉は濃緑色でやわらかく、ビタミンAが豊富に含まれているそうです。種をまく時期は春から秋まで可能で、春はジンチョウゲが咲く頃とも言われていて、愛媛では今まさにジンチョウゲは満開期を迎えています。

    土作り:03月03日

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     昨年、大玉トマトの苗を植えていた場所です。

     1週間前に土作りをしておきました。広さは約0.65㎡(0.2坪)、土の酸度を弱めるためとマグネシウムの補給に苦土石灰を120g、微生物の働きを活発にし土をふかふかにするために堆肥を4ℓ、元肥に化成肥料50g、それに水はけをよくするために赤玉土6ℓを投入しました。

     良くかき混ぜてから、水はけを良くするために畝を切っておきました。しっかり混ぜないと、堆肥と化成肥料が化学反応を起こしてアンモニアが発生し、根に悪い影響を及ぼす、との理由だったような…。

    種まき:03月10日

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     この1週間は雨らしい雨がありませんでした。代わりにジョウロで水やりを3回行いましたので、苦土石灰や肥料が土に溶け出しているものと思われます。

     種まきの前にも水やりをして、畝全体に水分を含ませておきました。

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     種まきの方法には、点まき、条(すじ)まき、ばらまきがありますが、今回はすじまきで行います。小さい種ですので、5mmほどの溝を作るのに園芸用支柱を使用しました。直径10mmですので半分を埋め込めば5mmの溝ができます。

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     同じアブラナ科のコマツナの種と色も大きさもソックリです。

     溝に種を蒔いていきます。指の腹でつまんでひねるようにしながら、できるだけ種が偏らないように蒔きます。

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     両側の土を寄せながら溝に埋めていき、種と土が馴染むように、また水やりの際に種が浮かび上がらないように、かまぼこ板などで軽く土の表面を押さえ、

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     最後に軽く水やりをして完成です。事前に水まきをしておくと、ここで大量の水やりをして種が浮かび上がり流れてしまった…といった失敗を防げます。

     ちなみに、ジョウロのハスクチを上に向けると優しく水がまけます。株元だけに水やりしたい時は下に向ける…といったように使い分けると便利です。

    新聞紙マルチング

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     土を寝かせていた間に、スズメ?かキジバト?に畝を小さく壊されました。この時期はまだエサが少なく、どこかで土を掘り起こしたり、水やりをしただけでも雑草の種や動く虫を狙って8羽くらいのスズメの集団や番のキジバトがやってきます…。

     そこで、

     保湿も兼ねて新聞紙の2枚重ねでマルチングしておきました。ビタンミン菜も好光性の種子ですが、日差しがあれば新聞紙2枚重ねでも十分光を通しますので安心です。また、発芽が揃う前に雨に降られ、土をボコボコに掘られる心配もありません。出芽を確認したら新聞紙は取り除きます。

     発芽するまでの水やりは、土の表面が乾き始めてから行います。あまり頻繁に行うと気化熱による地温の低下を招き、発芽が遅れたり、空気の層がなくなることで種が窒息死することもあるようです。


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     昨年の5月中頃に種まきしたブロック栽培の小松菜も、

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     同じく7月後半に種をまいた小松菜(どちらも採種したF2種)も、共にとう立ちしてきました。最長で間もなく9か月となる収穫期間も終盤を迎えようとしています。この時期の茎から出る葉は薄くて柔らかく、蕾や花も美味しく食べられます。うまくいけば、ビタミン菜の収穫予定が来月中旬から下旬、それまで持ちこたえてくれると良いのですがネ。

    発芽:03月14日 種まきから4日後

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     してはイケませんが、向学のため掘り返して種の様子を観察しました。発芽してます。発芽とは「種子の中にあった幼芽や幼根が種皮を突き破って出現したとき」です。地表に顔を出すのも間もなくです。

    出芽:03月16日 種まきから6日後

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     今朝、一部が出芽しました。出芽とは「発芽し、土から芽が現れた状態」です。もう新聞紙は取り除きます。
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