ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    チロリアンランプ(ウキツリボク)の花の構造

    2016年10月30日
     暑いにもホドがある・・・そんな今夏の猛暑でしたが、夏バテしていたチロリアンランプ(ウキツリボク)も、秋の訪れと共に元気を取り戻し、綺麗な花を咲かせるようになりました。


    ハイビスカスと同じアオイ科

    ちろりあん1
     ウキツリボクはアオイ科アブチロン属の常緑低木で、原産地はブラジルです。漢字で書くと浮釣木、枝は細長く伸びて釣り竿のように柔らかく曲がり、先端ではまるで波に浮かぶウキのように花が風でゆらゆらと揺れます。

     別名はチロリアンランプ、拙ブログでは主にチロリアンランプと呼ぶことにしています。こちら暖地愛媛では寒い冬の間も咲き続けますが、春と秋が一番きれいに咲きます。

    ちろりあん3
     ホオズキのような赤い袋状のものは花ではなくガクです。黄色いヒラヒラが花弁で、下に伸びだしている棒状のものがシベです。アオイ科ですので、同じオクラやハイビスカスに少し雰囲気が似た花のつくりをしています。

    ちろりあん4
    ちろりあん5
     涼しくなって害虫のハマキムシやアオバハゴロモなどの姿も見なくなり、これから葉も綺麗に生えそろっていくところです。暑すぎたり寒すぎたりすると、花の形がイビツになり、ガクの赤色や花弁の黄色、シベのチョコレート色なども綺麗に発色しなくなります。

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    花の構造

    ウキツリ13
     以前、向学のために咲いた花を割いたものです…。

     花全体の長さは約5cmあります。ガクを外す時に蜜がたっぷりと手に付きました。これを目当てに、メジロが1年中やってきて枝にぶら下がり蜜を吸います。

    ウキツリ14 ウキツリ15
     花弁は5枚ありました。内側には赤い筋状のスポットがあります。昆虫の気持ちになって下からのぞかないと気が付かない光景ですネ。

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