ホオジロの子育て2016 またヘルパー
2016年07月17日
またホオジロが巣を作っていました(過去形)。今年はバベ(ウバメガシ)の木です。
また雨か、と庭を眺めているとバベの木からホオジロが飛び去るのを目撃。また巣を作り始めたのか、今年はお断りしようかな。脚立を立てて探してみると、
【7月13日】

な、なんということでしょう…もうヒナがかえっているではありませんか、しかもかなり成長していて、明日にでも巣立ちしそうなくらいに…。通常は3羽孵化しますが見えたところでは2羽だけ確認できました。巣は地上から167cmのところに作っていました。
昨年の子育て記事を見返すと孵化後8日目あたり。もろもろを逆算すると、6月24日から産卵が始まり、6月26日に抱卵開始、7月6日頃に孵化していたことになります。近くにはトマトやピーマンを植えていて、毎日のように出入りしていました。おまけに、産卵した週にはこのバベの木も軽く剪定して、珍しく草引きなどもしていました…。そのせいでしょうか、はたまた習慣づいているのか今年もまたメスの姿は無く、2年連続でヘルパー参戦でのイケメン・イクメン子育てとなっております。
【7月15日】


ヘルパーの飛行ルートです。右上空から巣のある枝の横の枝に潜り込むように入り、巣に移動してエサを与えたのち、こちら(手前)側から出ていきます。
[7月15日の5:55~9:01までの約3時間の給餌行動]
6:18、6:50、7:11.7:38、7:57、8:08、8:45の計6回でした。


親鳥の飛行ルートです。同じく右上空から侵入しますが、左下の枝に一度止まり、巣のある枝へ飛び移ります。エサを与えたのち、左方向へ出ていきます。
[7月15日の5:55~9:01までの約3時間の給餌行動]
5:55、6:25、6:43、7:12、7:25、7:32、7:38、7:51、8:23、8:40、9:01の計11回でした。ヘルパーとかち合ったのが1度ありました。
【7月16日】

親鳥がチリリッ、チリリッと盛んに鳴きはじめましたので、アイスコーヒーのマグカップをテーブルに置き、あわてて駆けつけてみると、

午前7時42分、巣立っていました。昨年が7時31分でしたので、どうやらこの時間帯に巣立つようですね。

もう1羽はトマト棚方面に居るようですが姿は確認できませんでした。こちらをマークしている間に、隣の畑へ飛び去ったのか親鳥やヘルパーはそちらとこちらを行ったり来たり。チリリッ、チリリッともう大騒ぎです。結局、ヒナの数は2羽だったのか3羽だったのか不明でした。
なぜかこのヒナは昨年巣を作ったツツジの木に潜り込んでしばらく動かなくなり、その後、ユリとコイモの密生地に潜り込んで、まただんまり…。昨年のように給餌するシーンは撮影できませんでした。
その代わり、

親鳥とヘルパーの2ショットを撮影できました。近くに同時に居ることは珍しいので貴重な1枚となりました。

ユリにホオジロだったり、ヤマガラもやってきました。シジュウカラは時々見かけますが、ヤマガラは珍しいですね。私の財布はシジュウカラですが…
ま、ホントの話はさておき、
昨年の例からも夕方には居なくなってヤレヤレ…という展開を予想していたのですが、所用で出かけて夕方6時前に戻ってみると、まだ親鳥が鳴いています。

低いツツジの木にまだ居るではありませんか。ここで野宿とは…ノラ猫の襲撃に遭わないよう願っていましたが、
【7月17日】

翌朝、親鳥が飛び立った方向を探してみると、居ました。未明から早朝にかけて大雨となり、ずぶ濡れになりながらも生きていました。ホッと胸をなでおろした瞬間です。盛んに毛づくろいをしていますが本能なんでしょうかね。

まだ飛べないのかなぁと心配した矢先に、親鳥の鳴く方向に向きを変えた瞬間、屋根に飛び移りました。あわてて裸足のまま縁側から庭に飛び降りて、手にしたカメラを向けましたがもう姿はありません。午前8時1分、人生…いや鳥生の旅立ちの瞬間でした。
泥まみれになった素足のまま途方にくれながら、予期せぬホオジロ子育て日記2016が終了しました。昨年は密着取材して心身ともにクタビレましたが、知らない・気が付かないというのは時には大胆に、かつ気が楽で良いモンだなぁとしみじみ感じた次第であります。
また雨か、と庭を眺めているとバベの木からホオジロが飛び去るのを目撃。また巣を作り始めたのか、今年はお断りしようかな。脚立を立てて探してみると、
【7月13日】

な、なんということでしょう…もうヒナがかえっているではありませんか、しかもかなり成長していて、明日にでも巣立ちしそうなくらいに…。通常は3羽孵化しますが見えたところでは2羽だけ確認できました。巣は地上から167cmのところに作っていました。
昨年の子育て記事を見返すと孵化後8日目あたり。もろもろを逆算すると、6月24日から産卵が始まり、6月26日に抱卵開始、7月6日頃に孵化していたことになります。近くにはトマトやピーマンを植えていて、毎日のように出入りしていました。おまけに、産卵した週にはこのバベの木も軽く剪定して、珍しく草引きなどもしていました…。そのせいでしょうか、はたまた習慣づいているのか今年もまたメスの姿は無く、2年連続でヘルパー参戦でのイケメン・イクメン子育てとなっております。
【7月15日】



ヘルパーの飛行ルートです。右上空から巣のある枝の横の枝に潜り込むように入り、巣に移動してエサを与えたのち、こちら(手前)側から出ていきます。
[7月15日の5:55~9:01までの約3時間の給餌行動]
6:18、6:50、7:11.7:38、7:57、8:08、8:45の計6回でした。



親鳥の飛行ルートです。同じく右上空から侵入しますが、左下の枝に一度止まり、巣のある枝へ飛び移ります。エサを与えたのち、左方向へ出ていきます。
[7月15日の5:55~9:01までの約3時間の給餌行動]
5:55、6:25、6:43、7:12、7:25、7:32、7:38、7:51、8:23、8:40、9:01の計11回でした。ヘルパーとかち合ったのが1度ありました。
【7月16日】


親鳥がチリリッ、チリリッと盛んに鳴きはじめましたので、アイスコーヒーのマグカップをテーブルに置き、あわてて駆けつけてみると、

午前7時42分、巣立っていました。昨年が7時31分でしたので、どうやらこの時間帯に巣立つようですね。


もう1羽はトマト棚方面に居るようですが姿は確認できませんでした。こちらをマークしている間に、隣の畑へ飛び去ったのか親鳥やヘルパーはそちらとこちらを行ったり来たり。チリリッ、チリリッともう大騒ぎです。結局、ヒナの数は2羽だったのか3羽だったのか不明でした。
なぜかこのヒナは昨年巣を作ったツツジの木に潜り込んでしばらく動かなくなり、その後、ユリとコイモの密生地に潜り込んで、まただんまり…。昨年のように給餌するシーンは撮影できませんでした。
その代わり、

親鳥とヘルパーの2ショットを撮影できました。近くに同時に居ることは珍しいので貴重な1枚となりました。


ユリにホオジロだったり、ヤマガラもやってきました。シジュウカラは時々見かけますが、ヤマガラは珍しいですね。私の財布はシジュウカラですが…
ま、ホントの話はさておき、
昨年の例からも夕方には居なくなってヤレヤレ…という展開を予想していたのですが、所用で出かけて夕方6時前に戻ってみると、まだ親鳥が鳴いています。

低いツツジの木にまだ居るではありませんか。ここで野宿とは…ノラ猫の襲撃に遭わないよう願っていましたが、
【7月17日】


翌朝、親鳥が飛び立った方向を探してみると、居ました。未明から早朝にかけて大雨となり、ずぶ濡れになりながらも生きていました。ホッと胸をなでおろした瞬間です。盛んに毛づくろいをしていますが本能なんでしょうかね。

まだ飛べないのかなぁと心配した矢先に、親鳥の鳴く方向に向きを変えた瞬間、屋根に飛び移りました。あわてて裸足のまま縁側から庭に飛び降りて、手にしたカメラを向けましたがもう姿はありません。午前8時1分、人生…いや鳥生の旅立ちの瞬間でした。
泥まみれになった素足のまま途方にくれながら、予期せぬホオジロ子育て日記2016が終了しました。昨年は密着取材して心身ともにクタビレましたが、知らない・気が付かないというのは時には大胆に、かつ気が楽で良いモンだなぁとしみじみ感じた次第であります。
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