ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミニトマト4本仕立て:折れた花房

    2015年06月21日
     今年のミニトマトは殊のほか茎が丈夫で、水平移動させるのに手を焼きます。

    水平移動始めました

    とまと1
     昨日、麻ひもで引っ張って先端を水平に保持しましたが、翌日にはもうピーンと空を向いてホイ。ここまでは想定の範囲内ですが、この主枝は先端が固く、頑なに水平移動を拒んでいるかのよう。

    とまと2 とまと3
     通常はこの側枝のように、伸びてきた茎はその都度支柱の下に潜り込ませ、肩を押さえつけるようにしながら誘引していきます。上、に伸びると押さえつけ、伸びて押さえての繰り返しです。誘引は、水分量が少なくなって枝がシンナリする夕方に行うと比較的楽に行えます。

    木を見て森を見ず

    とまと4 とまと5
     寄せて上げて、美しく魅せるよう悪戦苦闘していたら、やっちまいました。第4果房を支柱の間に挟んだまま茎を引っ張り、折ってしまったのです。「潰えるのは野望、つい折るのは果房」などと言ってる場合ではありません。皮一枚、1/3は継っていましたので、花軸を麻ひもで吊り上げて、メディカルテープでグルグル巻きにしておきました。

    とまと6
     折ってから20時間後の今朝の様子です。せっかくのダブル果房ですのでうまくいくと良いのですが。はてさて、どうなりますことやら。

     これまでにも葉をまるごと1本折ったりで、トマトにしてみれば「折れ折れ詐欺」にでも遭った気分でしょう、申し訳ない気持ちで一杯です。

     教訓:「木を見て森を見ず」 
     細かい点に注意し過ぎて大きく全体をつかまない…反省。
     チト古いですが「木を見て森尾由美」ってのもありましたね…全く反省の色なし

    葉果比

    とまと7
     第1果房の1番果が色付いてきました。開花47日目で、間もなく収穫です。

     今朝、NHK趣味の園芸の摘果のテクニックで「葉果比(ようかひ)」という聞き慣れない言葉を耳にしました。果実1個を成長させるのに必要な葉の枚数のことで、果樹ごとに決まっているそうです。リンゴは40枚、レモンは25枚、スモモは16枚だとか。果樹を栽培されている方は、摘果される前に調べてみると良いかも知れませんネ。

     トマトの場合は「3葉1花房性」ですので必要な葉は花房直下の3枚です(樹勢が強すぎると4~5枚出ることも。逆に1、2枚しか出ないと芯止まりになるので要注意です。)。

     大玉トマトの摘果の場合は、実を大きくしたり甘くするためだけでなく、同時進行する木の成長と実の成長のバランスを保っていく意味合いもあります。その点、ミニトマトの場合は摘果の必要はなく、それでいて栽培期間も長いのでとても楽チンですネ(今年は少々手こずっておりますが)。
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