カランコエの挿し木
2009年06月04日
先日ピンク花のカランコエの剪定をしましたが、一足先に黄花の挿し木をしていましたので、18日経過したところで様子をみることにしました。
多肉植物としても扱われるカランコエ。クラッスラ(金のなる木)やシャコバサボテンなどと同様に、挿し穂の先端を乾燥させる方が、茎が腐らなく失敗が少ないといわれます。
そこで実際にためしてガッテンすることにしました。
挿し穂は4パターンあります。
Ⅰ:土に挿す ①切り口を乾燥させる ②切り口を斜めに切断する
Ⅱ:水に挿す ①切り口を乾燥させる ②切り口を斜めに切断する
5月17日に挿し木を開始しました。
7日後
Ⅰ-①(土:乾燥)1本発根

Ⅰ-②(土:非乾燥)1本発根
Ⅱ-①(水:乾燥)2本発根

Ⅱ-②(水:非乾燥)2本発根
18日後
Ⅰ-①(土:乾燥)2本発根

Ⅰ-②(土:非乾燥)2本発根
Ⅱ-①(水:乾燥)多数発根

Ⅱ-②(水:非乾燥)多数発根
実験結果
*挿し穂の先端は乾燥させなくても茎は腐らない。
サンプル数が少ないので断定はできませんが、この時期(5月末)の挿し木なら先端は乾燥させなくてもよさそうです。(切り口を切った挿し穂は、同じ条件下に置くため3日間乾燥後に先端を切断しています。)
*挿し穂は土に挿すよりも水に挿すほうが発根が早い。
今回は発根促進剤のルートンやメネデールは使用していません。水挿しで先端を乾燥させたものは、4日後に発根を確認しました。手間と目で見て発根を確認できる点を考えれば、水挿しが簡単で経済的です。(水を頻繁に換えないと水カビが付着します:交換時は切り口、根に注意しながら)
水挿しで発根したものは水に不自由しないため細根が少ないそうで、ある程度発根したら早めに植え付けするのが良いようです。
◇◇追記◇◇
このあとすぐに鉢上げしていたものです。
7月2日現在(28日経過)

発根のスピードに違いはありましたが、その後の成長はほぼ均一です。花が咲いているものもあります。株を充実させるためには咲かせないほうがいいのですが。下に葉が茂るようにやや深植えにしています。もうしばらくして株の様子を見ながら、ちゃんとした鉢に植え替えてみます。
購入した時は引き締まって葉も立派なのに、いつのまにか間のびして…育てたことのある人みんなが体験することですが、購入株には矮化剤(わいかざい)が使用されていて、茎の成長が抑えられているので節間が詰まり、その分下葉が肥大化しているのだそう。矮化剤が効かなくなると本来の成長を始める、というわけです。放任せずにきちんと剪定したり、挿し木で更新してやると購入時の姿に少しだけ近づけることができます。
多肉植物としても扱われるカランコエ。クラッスラ(金のなる木)やシャコバサボテンなどと同様に、挿し穂の先端を乾燥させる方が、茎が腐らなく失敗が少ないといわれます。
そこで実際にためしてガッテンすることにしました。
挿し穂は4パターンあります。
Ⅰ:土に挿す ①切り口を乾燥させる ②切り口を斜めに切断する
Ⅱ:水に挿す ①切り口を乾燥させる ②切り口を斜めに切断する
5月17日に挿し木を開始しました。
7日後

Ⅰ-①(土:乾燥)1本発根

Ⅰ-②(土:非乾燥)1本発根

Ⅱ-①(水:乾燥)2本発根

Ⅱ-②(水:非乾燥)2本発根
18日後

Ⅰ-①(土:乾燥)2本発根

Ⅰ-②(土:非乾燥)2本発根

Ⅱ-①(水:乾燥)多数発根

Ⅱ-②(水:非乾燥)多数発根
実験結果
*挿し穂の先端は乾燥させなくても茎は腐らない。
サンプル数が少ないので断定はできませんが、この時期(5月末)の挿し木なら先端は乾燥させなくてもよさそうです。(切り口を切った挿し穂は、同じ条件下に置くため3日間乾燥後に先端を切断しています。)
*挿し穂は土に挿すよりも水に挿すほうが発根が早い。
今回は発根促進剤のルートンやメネデールは使用していません。水挿しで先端を乾燥させたものは、4日後に発根を確認しました。手間と目で見て発根を確認できる点を考えれば、水挿しが簡単で経済的です。(水を頻繁に換えないと水カビが付着します:交換時は切り口、根に注意しながら)
水挿しで発根したものは水に不自由しないため細根が少ないそうで、ある程度発根したら早めに植え付けするのが良いようです。
◇◇追記◇◇
このあとすぐに鉢上げしていたものです。
7月2日現在(28日経過)


発根のスピードに違いはありましたが、その後の成長はほぼ均一です。花が咲いているものもあります。株を充実させるためには咲かせないほうがいいのですが。下に葉が茂るようにやや深植えにしています。もうしばらくして株の様子を見ながら、ちゃんとした鉢に植え替えてみます。
購入した時は引き締まって葉も立派なのに、いつのまにか間のびして…育てたことのある人みんなが体験することですが、購入株には矮化剤(わいかざい)が使用されていて、茎の成長が抑えられているので節間が詰まり、その分下葉が肥大化しているのだそう。矮化剤が効かなくなると本来の成長を始める、というわけです。放任せずにきちんと剪定したり、挿し木で更新してやると購入時の姿に少しだけ近づけることができます。
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