ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ユスラウメ2015 初収穫

    2015年05月14日
     昨年はわずか6個(赤実4個、白実2個)の収穫に終わったユスランメ(こちらではこう呼びます)。接木苗を植え付けて2回目の春を迎えた今年は、そこそこの収穫が期待できそうです。

    ゆすらんめ1 ゆすらんめ2
    ゆすらんめ3
     3月20日には数輪の花がちらほら咲き始め、三日後には七分咲きに。

    ゆすらんめ4
     4月17日には色づき始めた実もありました。

    ゆすらんめ5
     そして昨日の5月13日、1番果が熟しました。収穫できたのはこの1個だけです(少々キズあり)。この実だけが早いのは周りに実がなく、摘果したのと同じで葉から送られる養分を独り占めできたセイと思われます。白実は今年も絶不調で結実したものが無く、収穫は0です。

    ゆすらんめ6
     現在の樹高は1.5m、主幹は67cm、昨年より枝数も増えました。
     
     赤実の方は購入時から主幹は切られていて、側枝が数本伸びた「変則主幹形」と呼ばれる樹形。側枝の剪定を控え気味にしましたので、やや徒長した枝ぶりです。

     『花芽や果実をつける枝を結果枝けっかしというが、伸長の度合いによって、短果枝たんかし、中果枝、長果枝などに分けられる。結果枝の長いものほど葉芽の割合が多いので、充実した短果枝あるいは中果枝を多く発生させることが大切である。(タキイ種苗:園芸用語集)

     ユスランメの場合の短果枝、中果枝の理想とする長さがいかほどか不明ですが、剪定で試行錯誤を繰り返してみようと思います。白実の方は頂芽がそのまま伸びた自然な「主幹形」。主幹を切ってこれも「変則主幹形」に変える予定です。

    ゆすらんめ7 ゆすらんめ8
     花だけで終わった昨年と違い、そこそこ連続して結実している箇所もあります。鈴なりには程遠い現状ですが、今月後半あたりからは少量生産できそうです。落果も多く、またイソヒヨドリが赤い実を狙っている風で、まだまだ課題が山積です。

    【追記:5月19日】
     思ったよりも熟すのが早いです。
    ゆすらんめ9 ゆすらんめ10
    ゆすらんめ11 ゆすらんめ12
     数日前から1、2個ずつ収穫をしています。危惧していたイソヒヨドリですが、あの図体でなんとホバリングしながら実をついばむのを目撃しました。真っ赤になったものしか見えていないようですので、少し早採り気味に収穫を心掛けています。完熟するとブヨブヨして甘いだけですが、完熟前だと適度な酸味もあって、味わいとしてはこちらの方が好きです。

     今朝は12個収穫できました。実が小さいのでこれくらいあると「食べた」という気がしてきます。子供の頃のユスランメの収穫といえば梅雨時の風物詩でしたので、この苗は早生の品種なのかも知れません。
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