ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ヤマブキの狂い咲き(不時開花)2014

    2014年08月25日
     いつになくヤマブキが狂い咲きをしていますので備忘録として残しておきます。

     毎年必ず季節はずれ(不時)の7~8月頃にもポツリポツリと数個の花を咲かせる春の花ヤマブキですが、今年は異常に狂い咲く花の数が多いのです。

     気象的に例年と大きく異なる点は、
      ①梅雨明け(7月20日)前後の2週間ほどは連日カンカン照りの猛暑が続き、
      ②8月に入った途端に雨や曇りの日が多く半月の日照時間の1日平均が2.2時間だった。ということぐらいでしょうか。

    ヤマブキ2
    ヤマブキ1
    ヤマブキ3
    ヤマブキ4
    ヤマブキ5

     桜(ソメイヨシノ)の花が秋に咲いて話題になることがあります。この場合の多くが干ばつや害虫、台風などの影響で夏に葉が落ちてしまった時に起きるようです。

     ソメイヨシノが花芽を付ける(花芽分化)のは7~9月頃で、その後は葉から「さあ、眠りなさい」と休眠ホルモンが分泌され、秋に葉を落として休眠に入ります。冬、一定の寒さに一定時間さらされると目覚め(休眠打破)、春の気温上昇に伴って開花する・・・というのが一連の流れです。

     ところが夏に葉を落とされた桜は休眠ホルモンが充分分泌されず、気温の下がる秋の訪れを「冬が来た」と勘違いし、その後たまたま暖かい日が続くと今度は「春が来た」と勘違いして、まだ秋なのに花を咲かせてしまうようです。

     ヤマブキの狂い咲きはというと・・・理由はわかりません。ソメイヨシノをはじめ春に花を咲かせる多くの樹木と同様、「夏に花芽を形成して翌春に花を咲かせる」のがフツーなんですがネ。
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