ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミニトマト2本仕立て:オオタバコガと蛍光灯

    2014年08月18日
     今年はなぜかオオタバコガの幼虫による被害がありません。これで普通に“太陽がギラギラ照りつける眩しい8月”だったら文句の無いところでしたが。

    トマト1
    トマト2 トマト3
    トマト4 トマト4
     晴れたトマト棚の写真は久しぶりです。今月15日までの半月間の日照時間を1日平均に換算すると約2.2時間しかありません。今朝もスコールの後はこのように晴れましたが午後からはまた曇り、一時雨・・・。

     台風11号が去ってからは若干ですが気温が落ち着く日もあって、最近はヘタの近くまで赤く色付くようになりました。お盆も過ぎたことですし一気に涼しくなって欲しいところです。

     さて、オオタバコガがやって来ない理由ですが、2つほど考えられます。
      ①クモの巣が邪魔になってここで命がけで産卵する気にならない。
      ②近くに街灯が設置されて夜間でもトマト棚が薄明るくなった。

    クモ1
    クモ クモ2
    クモ3 クモ4
     ま~見事なまでのクモの巣状態です。知らない人が見たら「手入れしてないの?」と思われるかも知れませんネ。下段右の写真の右奥に白く細長くボンヤリと見えるのが街灯です。

     「害虫ハンター」の記事でオオタバコガの被害を防ぐのに“黄色蛍光灯”を用いると効果があると書きました。『ハスモンヨトウやオオタバコガといった夜蛾類は、一定の波長の光(500~600nm:緑~黄色)によって飛来・交尾・産卵が抑制されるという性質があり、夜間にこの波長の光を点灯することで、夜蛾類の食害を防ぐ』(千葉県HPより引用)ことができるそうです。

     ここの街灯は白色蛍光灯なので緑~黄色の中波長も含んでいますが、誘導性のある青い光(短波長:400~500nm)も含んでいますので、逆に光に誘われてあっちへ行っているのでは?とも考えられます。仮にトマト棚にやって来たとしても、黄色蛍光灯ほどの即効性は無いにしても薄明るいのでオオタバコガの複眼が“明適応状態”になり、昼間と勘違いして活動(交尾・産卵)が鈍っているのかも知れません。

    防除効果を上げるために、照度は最低1ルクス以上が必要』(同HP) 
     1ルクスあるかどうかはちょっと微妙・・・。

    陰になる部分があると夜蛾類の侵入口となり、防除効果が低下する』(同HP) 
     キンモクセイの大木の陰には、一番デカイのが陣取って入り口を完全封鎖中。

     無い知恵絞って考えられる理由はクモの巣と街灯しか該当するものが思いつきません。街灯とクモの巣のコラボレーション効果だと勝手に思いたいですネ。
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