ミニトマト2014 トマト棚の近況:真夏の果実

現在は千果Aの主枝でいうと第14花房(蕾)ができて、水平支柱の端まであと60cmのところまで伸びています。

収穫が終わった果房下の葉は取り除いていますので株元はスッキリしています。今度はネギの風通しが良くなり、コンパニオンプランツ(共栄作物)振り?を発揮しています。
先月7月20日の梅雨明け以降の猛暑続きで成長が著しく悪くなっていましたので、先週「中耕」を行いました。自然に土が固くなるのと、収穫や誘引、わき芽摘みなどの際につい踏みつけて固くなっていましたので、株元から離れた所を軽く耕して、「馬糞堆肥+腐葉土+赤玉土+化成肥料」を土に混ぜ込んでおきました。
株元近くは土のすぐ下に根がありますので培養土を撒いておきました。これで通気性が良くなり、地温の異常上昇で弱ってきた根も元気を取り戻す・・・ハズです。ただ、トマトは青枯病に弱いので根を傷めやすい中耕は慎重に行うのが良いようです。

雨が多いので裂果が多くなり、台風接近もあって落果する前に早朝に一気に44個を収穫しておきました(写真は収穫後のもの、順番が逆でした・・・)。そのうち裂果は10個ありました。収穫数には入れていない、虫に先に食われた3個を廃棄しましたので、13/47で裂果率は約28%です。
前回の「積算温度」でご紹介したように、猛暑ではリコピンの生成が抑えられ完全に色付く前に完熟期を迎えてしまいます。ギリギリまで待って少しでも赤くさせようとしたら4個が落果してしまい虫のエサになってしまいました。この時期、暖地での路地栽培では「完熟=真っ赤」は望めそうにありません。

これは梅雨明け後の7月23日、「夏」になって咲いた第11果房1番果、“真夏の果実”です。『トマトの生育温度は5~40℃、生育適正温度は昼間25~30℃、夜間10~15℃、昼夜の温度差10℃程度』(タキイ種苗さんのサイト参考)と言われています。最近は熱帯夜が続く日も多く、咲く花は小さくなり、この“真夏の果実”は小さく細長くなっています。夜温が高いとこのようになるとか。
また、日照不足では落花も目立つようになってきました。もっと光を!ノーモア熱帯夜!
とにもかくにも台風11号対策でトマト棚の補強はしておきました。現在15時30分。雨は降ったり止んだり、風はさほど吹いていません。これがトマト棚の最後の写真とならぬよう、被害(全般に)が出ないことを祈るのみです<。

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