ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    タチツボスミレの花の不思議

    2014年07月13日
     前々から見かけるたびにハート型をした葉がカワイイなぁと感じていた野草です。葉の形から調べてみると「タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)」と判明しました。名前は聞いたことがありましたから、これがそうだったのかと。珍しくもない野草ですが築山とロックガーデンに植え付けています。

    タチツボ1
    タチツボ2 タチツボ3
     「庭改造計画」に合わせ、年末に山道から持ち帰りグランドカバーというよりもアクセントにしています。確か2月か3月に知らぬ間に青い小さな花が咲きましたが写真を撮っていませんでした。

    【7月1日】
    タチツボ4
     蕾を発見!また咲き始めましたので今度こそは。

    【7月5日:午前6時30分】
    タチツボ6
     蕾が上を向き始めました、いよいよです。

    【7月5日:正午】
    タチツボ7
     あらま、まさかの展開・・・なんじゃこりゃ!

     調べてみると「閉鎖花(へいさか)」と呼ぶそうです。春には普通に開花・受粉して種を作り、以降秋にかけてはこのように開花しないで自家受粉して種を作るのだとか。 先日のトマトは風媒花で、昆虫の力を借りずに風の振動で自家受粉するものでしたが、花は開きます。このタチツボスミレは花さえ開かずに自家受粉してしまう方法もとる二刀流だったとは・・・。残念なことに上の写真はすでに種を放出したあとの姿でした。

     一週間待って別の蕾の種を撮影しました。(種はできていても中々こちらのタイミングが合いません)

    【7月13日:正午~午後1時25分】
    種1
    種2 種3
    種4 種5
    種 種6
     鞘を狭めることで種を弾き飛ばしていました。少々の風で揺れても種はビクともしませんでしたから。

     植物の数だけ不思議があるんでしょうね、まだまだ知らないことが多すぎます。
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