ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミニトマト2本仕立て:実と花房の付き方

    2014年06月21日
     6月17日、待望のミニトマト初収穫を行いました。

    トマト2 トマト3
     初収穫は「千果B:主枝」第1花房の1番果と2番果です。2番果の方が大きく横幅は30mm、高さは25mmとまずまずの大きさでした。遅れること3日、6月20日には千果Aでも1個収穫、今朝は千果Bの3番果を収穫しました。もちろん全て「朝採り」です。

     朝採りが良い理由は
    明け方前は一日の内で一番気温が低く植物の温度が低く保たれた状態なので鮮度が高い

    光合成によって葉で作られた糖類が夜間に成長のため実に回るので糖度が高くなっている
     からでしたね。

     ところで、収穫をしていて気づいたことが。果房に付く1番果の位置が、苗や段によって違うのです。

    トマト2 トマト1
     「千果Bの第1果房」と「千果Aの第1果房」

     千果Bでは向かって左側(トマトにしたら右側)が1番果があった位置、一方千果Aでは向かって右側(トマトにしたら左側)に1番果が付いていました。トマトにも右利き・左利きがあったんですね!

    トマト3 トマト4
    トマト5 トマト6
     順に「第2果房」「第3果房」「第4果房」「第5果房」

     さらにおもしろいのが、千果Aでいうと上の写真のように次の第2果房では逆に、向かって左側に付き、第3果房ではまた右に戻り、以降第4、第5…と段ごとにこれが交互に繰り返されているのです。「それがどうしたん?」といった程度の話なんですけどね…。

     ま、実の付く位置はどっちでもいいとして、花房の付く位置はとても重要になってきます、 トマトは第1花房と同じ側に次々と花房を付ける性質があり、収穫したい位置に花房を揃えておくと後々の収穫が楽になります。なので花房の位置は植え付けるときの目印になります。

     トマト棚方式では、水平移動になると果房がブドウのようにぶら下がるように持っていきたいので、花房を棚方面に向けて植え付けました。が、なかなか教科書通りにコトはうまく運びませんねー。千果Bはそうでもないですが、千果Aでは花房の付く位置がバラバラなんです。

     真上から見下ろした状態で第1果房の位置から「第2果房は右へ150度」「第3果房は右へ120度」 「第4果房は左に90度」「第5果房は左に30度」といった具合に「左右240度」に広がっています。 ちなみに千果Bは左90度以内に第5果房までが行儀良く収まっていますのでその差は歴然。経験上このように位置がバラバラになる確率は相当高いというのが実感です。

     “現象には必ず理由がある” う~ん、前回の「3葉1花房」ばかりでもなく葉が4、5枚出ていたり、よく言われるような「葉は90度ごとに回転しながら付く」でもなく180度なんてのもあったりして、このあたりが原因なのかなぁ…さっぱりわからない。

     正しく?成長すれば、花房から90度のところに1枚目の葉が出て、2枚目、3枚目とキッチリ90度ごとにキッチリ3枚出ると、次の段の花房はちょうど360度回転一周したところに付くので、下の花房と同じ位置に来る…という訳です。 実におもしろい。

     深刻な生理障害でも起こしていない限り、気にしだしたらキリがありませんが目標にはなりますネ。まもなく水平移動に向かいますが、また葉柄を引っ張ったりねじったりの悪戦苦闘が待ち受けてます。
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