ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ミニトマト2本仕立て:摘葉して風通しよく

    2012年07月16日
     収穫も順調に進み第3花房が終了しましたので下葉を全て摘葉しておきました。

    千果1
     通常トマトは本葉8~9枚で第1花房が付き、以降は葉3枚ごとに花房が付きます(3葉1花房性)。 このグループの葉で作られた養分の行き先は当該花房のみで、下や上の花房には供給されません。

     例えば、
     「葉+葉+葉+第2花房」「葉+葉+葉+第3花房」「葉+葉+葉+第4花房」の場合、第3花房の葉 ³ の養分は第3花房のみで、下の第2花房や上の第4花房には供給されないそうです。

     一つの花房の収穫が終わればそれより下の葉は用済みとなり、全部取っても良いということです。 残していてもその葉自身が生き延びるためだけに土の養分を使い、風通しも悪くするだけのようです。

    千果2
    千果3
     今年の梅雨は本格的で連日雨ばかり、花粉が雨に流され落花や着果不良もたくさん出てきました。 せっかくトリプル花房ができても実の数が少なく、トマト棚も全体的にちょっと寂しいのが現状です。寂しい原因の一番は最初の写真の右側の苗の成長が思わしくないことにあります。

    千果5 千果6
    千果7 千果8
     窒素過多による“めがね”症状の記事でご紹介した異常茎部位の現在の様子です。「窒素のフン詰まり」により“ずい”の一部が壊死し、水分や栄養分の流れが悪くなり不定根を出しています。 (異常茎もなく、途中で茎が折れてもいないのに不定根が出る場合は、土中の根の異常が考えられます)

     そこで12cmポリポットを使い“とり木”の要領で発根を促し、ここに追肥をしていく作戦を立ててみました。ポリポットをハサミで半分だけ切り、排水穴を茎にあてがい、切った所を重ね2箇所をホッチキスで固定。赤玉土7:腐葉土3の配合土を投入し、水やりして完成です。2本仕立てですので2箇所作成しました。結果が良ければ切り取って植えつけ直すことも考えてみようかなと。
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