ミニトマト千果 2本仕立ての近況(3):栄養状態の診断
第1花房直下の脇芽を生かして主枝との2本仕立てで行っていますが、脇芽もずいぶん成長しましたので本日より脇芽は「側枝」と呼び名を変更致します。

左の苗の主枝の高さは91cm、側枝は85cmに。右の苗は主枝82cm、側枝67cmです。1週間で左の苗が15cm、右が11cm伸びました(苗の曲がりは数値に含んでいません)。

4月23日に咲いた1番花の27日目です。1番果として26mmになっています。今週は27mmのはず?でしたがネ。手前の3番果の写真写りが大きいですが20mmです。


第1花房の先端にはまだ花が咲いています。第2花房にも実が付き始めました。


第3花房の花が咲き始め、そろそろ追肥の判断時期になりました。第4花房と先端の第5花房です。
先週の写真でも写っていましたが先端が紫色になっていました。先週末は肌寒い日が続きましたので、アントシアニンを分泌して防御していたと思われます。冷え込むとトマトをはじめ野菜ではよくある現象とのことで、現在はだいぶ薄くなってきました。

元肥の量も目分量(カン)でしたので、追肥の時期や量はちょっと頭を悩ます問題です。
基本にしているのは第3花房の花の咲き始めに1回目、以降は奇数花房の咲き始めに。これも樹勢を見ながら早めたり遅らせたり、固形肥料だったり即効性の液体肥料だったり。
肥料が多すぎるのか足らないのかの判断基準がタキイ種苗さんのサイトに載っています。先端(生長点)から15cmぐらい下までの茎の太さ、葉の巻き具合、葉色などを見て診断します。

葉はお皿を伏せた程度の曲がり具合で少しだけ巻く。

節間が詰り葉が水牛の角のように内側に向かって巻く。

節間が間延びし葉色が薄くバンザイするように上に向く
計測したら茎は12mm、葉の巻き具合も色もまずまずで、ここまで肥料は足りているようです。通常だと花房は葉3枚ごとに付きますが、確認できる第5花房まで段飛びも無くこれも正常です。
第1花房の実を撮影する際に1個折った以外は落花や落果もなく至って順調です。第2花房の実もこれから肥大してきますので、競合しないよう溝を掘って追肥はしておきました。
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