ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    チューリップ 温度による開閉運動

    2012年04月09日
     チューリップの花の開閉は日照時間ではなく温度に因るものだそうで、一般にはその開閉の境目となる温度は16~19℃といわれています。バレリーナが開花しましたのでこの花で閉じる様子を観察してみました。

    【4月9日】 開花しました。 
     日中の最高気温は手元の温度計で24.0℃でした。温度計の設置場所の近辺まで日が差しますので正式な気温よりもやや高めに表示されます。
    シーン1 シーン2

    [15時30分] 気温23.9℃
    バレリーナ1 バレリーナ2

    [16時30分] 気温22.7℃
    バレリーナ3 バレリーナ4

    [17時00分] 気温22.0℃
    バレリーナ5 バレリーナ6

    [17時30分] 気温20.9℃
    バレリーナ7 バレリーナ8

    [18時00分] 気温20.0℃
    バレリーナ9 バレリーナ10

    [18時30分] 気温19.0℃
    バレリーナ11 バレリーナ12
     花弁の折りたたみ具合の関係でこれ以上は閉じないようで上の20.0℃で完了した模様。花弁と書きましたが内側3枚が花弁で外側3枚はガクだそう、言われてもピンときませんネ。

     気温が高くなると内側の細胞が外側よりも成長して花が開き、気温が低くなると外側の細胞が内側よりも成長して閉じるのだそうで、これを傾熱性成長運動と呼ぶそうです。開閉を繰り返しながら花びらが大きく成長するので成長運動、オジギソウなどの葉が開閉するだけの膨圧運動とは区別されています。

     開閉を繰り返すほど花は早く終わるのでチューリップを日陰に置いて温度上昇を抑えることで花を長く咲かせることもできるのだそうです。

    バレリーナ13
     18時30分、気温19.0℃現在での我が家のチューリップのオールキャストです。ピューリシマ(右上)、オックスフォードエリート:A(右下)、オックスフォードエリート:B(左上)、そしてレリーナ(左下)です。