ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    ツワブキの筒状花

    2011年10月28日
     斑入りのツワブキ(キク科ツワブキ属)に花が咲き始めました。

    ツワ1 ツワ2
     花壇の一角に住み着いて3年目(たぶん)になる斑入りのツワブキに初めて花が咲きました。直射日光がガンガン照りつける場所でしかも斑入りですので夏になると余計に葉焼けし易く、毎年引きちぎっていましたが順化できたのでしょうか今年は葉焼けも少なくなった気がします。

    【10月15日】           
    ツワ3 

    【10月21日】
    ツワ4

    【10月25日】            
    ツワ5 

    【10月28日】
    ツワ6
     最初は下を向いていた蕾ですが徐々に上を向いてきます。

    ツワ7 
     外側の舌状花がほぼ開いた状態になり、中心部の筒状花も咲き始めています。ツワブキの筒状花について新たに知り得たことがありますので整理しておこうと思います。外側から開花していきますので逆をたどり中心から観察すると成長の様子がよくわかります。

    ツワ11 ツワ8
     ピンボケしていますが筒状花は5弁の合弁花、その間から伸びてきたのは雄しべです。この雄しべの5つの葯どうしも合着して筒状になっています。雄しべが先ず成熟(雄性先熟)してその筒の中に花粉を貯めこむそうです。

    ツワ9 ツワ10
     やがて筒の中を通って雌しべが伸びてきて花粉を外へ押し出してしまいます。雌しべは先端が2裂しその間から露出する柱頭で初めて受粉が可能になります。自分の花粉ではできるだけ受粉しないように工夫された植物の知恵です。

     以前ご紹介したガザニアとは花粉ができる位置が違っているようです。 同じキク科でも全てが同じ仕組みではないみたいですね、引き続き注目していきます。

    ツワ12
     こちらはキンモクセイの木漏れ日を浴びて咲く我が家の2011ベスト・オブ・ツワブキです。他のツワブキの花径は40~45mmですが、これは65mmもあり堂々の受賞です。
     
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