カランコエの挿し木 =葉挿し編=
2011年06月10日
前回カランコエ・カランディーバの茎挿しをご紹介致しました。茎挿しが一般的な増やし方ですが今回は初めて行った “ 葉挿し ” の様子をご紹介致します。
4種類のパターンを用意しました。
5月26日にカランディーバを切り戻したその日の内に水に挿したものです。

茎挿しの場合と同じく3日間陰干しした後に水に挿したものです。
茎挿しの時と同様にほったらかして様子を見る「ほったら挿し」です。

3日間乾燥させた後に赤玉土(細粒)を湿らせた土に挿したものです。
*いずれの葉も葉柄の基部(茎に接する付け根部分)が付いた葉を使用しました。
*ほったら挿しの葉には1日1回霧吹きで水を与えています。
*今回も茎挿し同様に活力剤メネデールは使用していません。
【6月4日】(9日目)水挿しA
基部の中央部分が少し膨らんできました。
【6月8日】(13日目)

4日後、根よりも先に芽が出てきました。カマキリではありません。
【6月10日】(15日目)
ここまで芽だけでしたので心配していましたが根も出てきました。
【6月10日】(15日目)水挿しB

先端を乾燥させたBの葉、根の方が先に出てわずかに芽も出てきました。
【6月10日】(15日目)水挿しオールキャスト

芽も根も出たもの、芽だけのもの、根の方が早いもの。
違いの原因はわかりません。
【6月4日】(9日目)
水挿しと同じ日にやはり基部の中央部が膨らむ変化が見られました。
【6月8日】(13日目)

やはり同じ程度に根よりも先に芽が出始めました。
【6月10日】(15日目)
途中で芽をぶつけて一部千切れましたが怪我の功名?わき芽が出てきました。

こちらはもう “ カランコエ ” してます。
【6月10日】(15日目)ほったら挿しオールキャスト

これまた根だけが先に出るものもあってどうも一筋縄ではいきません。
【6月10日】(12日目)土挿しオールキャスト

根も芽も出ていますが、葉柄を全部埋めていたのでホワイトアスパラガス状態です。
カランコエ属には他に肉厚の葉を持つ種類がありますが、同じ属の中では比較的葉の薄い「ベニベンケイ」と呼ばれる一般のカランコエでも葉挿しが可能。
葉柄の基部から根や芽が出るので基部が無い葉は発根・出芽しないと思われます。
葉のダメージを考えると水か湿らせた土に挿す方が良い。土に挿す場合は基部が少し触れる程度に土に乗せるか浅く埋めるのが良い。
◆◆追記(6月22日)◆◆
今回の実験に選ばれず廃棄されていた葉からも発根・出芽していました。皮肉にも実験では試されていなかった葉が裏返った状態です。

根は重力方向の下へ、芽は反重力の上へ。植物ホルモン・オーキシンの作用によるもの。葉の置き方は表裏は関係なさそうですが、芽・根の位置はどちらも表側の緑色した部分。後の植え付けを考えると表側が正解ですかね。
※購入したカランディ-バにはキリングループの登録商標が明示されていました。種苗法に基づく品種登録制度によって一定の期間“育成者権”が保護され、無断で増殖(挿し木など)したり譲渡・販売することが禁じられています。
『ほったら挿し』の2枚を除き残り全ての発根を確認できてから植え付けました。
【6月14日】

【6月26日】(12日目)

ペットボトルに植え付け。用土は赤玉土(細粒)7:腐葉土3の配合です。
奥の列3個が『ほったら挿し』、中央の列3個が『水挿し』、手前の列2個が『土挿し』です。

近くに寄ってみました。一番背の高いので25mm、これは『土挿し』です。『ほったら挿し』で芽を折った分、基部から3本芽が出ています。

『土挿し』に一際茎が太いのが。廃棄されて裏返ってたアレです。
これぐらい成長すると元の葉から分離するのかと思いましたが、現在のところはその兆候はありません。雨が上がる火曜日でちょうど2週間、徐々に陽に当てるようにします。
葉挿しのラインアップ
4種類のパターンを用意しました。水挿しA

5月26日にカランディーバを切り戻したその日の内に水に挿したものです。
水挿しB

茎挿しの場合と同じく3日間陰干しした後に水に挿したものです。
ほったら挿し

茎挿しの時と同様にほったらかして様子を見る「ほったら挿し」です。
土挿し

3日間乾燥させた後に赤玉土(細粒)を湿らせた土に挿したものです。
*いずれの葉も葉柄の基部(茎に接する付け根部分)が付いた葉を使用しました。
*ほったら挿しの葉には1日1回霧吹きで水を与えています。
*今回も茎挿し同様に活力剤メネデールは使用していません。
水挿し
【6月4日】(9日目)水挿しA 
基部の中央部分が少し膨らんできました。
【6月8日】(13日目)

4日後、根よりも先に芽が出てきました。カマキリではありません。
【6月10日】(15日目)

ここまで芽だけでしたので心配していましたが根も出てきました。
【6月10日】(15日目)水挿しB

先端を乾燥させたBの葉、根の方が先に出てわずかに芽も出てきました。
【6月10日】(15日目)水挿しオールキャスト

芽も根も出たもの、芽だけのもの、根の方が早いもの。
違いの原因はわかりません。
ほったら挿し
【6月4日】(9日目) 
水挿しと同じ日にやはり基部の中央部が膨らむ変化が見られました。
【6月8日】(13日目)

やはり同じ程度に根よりも先に芽が出始めました。
【6月10日】(15日目)

途中で芽をぶつけて一部千切れましたが怪我の功名?わき芽が出てきました。

こちらはもう “ カランコエ ” してます。
【6月10日】(15日目)ほったら挿しオールキャスト

これまた根だけが先に出るものもあってどうも一筋縄ではいきません。
土挿し
【6月10日】(12日目)土挿しオールキャスト
根も芽も出ていますが、葉柄を全部埋めていたのでホワイトアスパラガス状態です。
実験でわかったこと



◆◆追記(6月22日)◆◆
今回の実験に選ばれず廃棄されていた葉からも発根・出芽していました。皮肉にも実験では試されていなかった葉が裏返った状態です。

根は重力方向の下へ、芽は反重力の上へ。植物ホルモン・オーキシンの作用によるもの。葉の置き方は表裏は関係なさそうですが、芽・根の位置はどちらも表側の緑色した部分。後の植え付けを考えると表側が正解ですかね。
※購入したカランディ-バにはキリングループの登録商標が明示されていました。種苗法に基づく品種登録制度によって一定の期間“育成者権”が保護され、無断で増殖(挿し木など)したり譲渡・販売することが禁じられています。
植え付け
『ほったら挿し』の2枚を除き残り全ての発根を確認できてから植え付けました。【6月14日】

【6月26日】(12日目)

ペットボトルに植え付け。用土は赤玉土(細粒)7:腐葉土3の配合です。
奥の列3個が『ほったら挿し』、中央の列3個が『水挿し』、手前の列2個が『土挿し』です。


近くに寄ってみました。一番背の高いので25mm、これは『土挿し』です。『ほったら挿し』で芽を折った分、基部から3本芽が出ています。


『土挿し』に一際茎が太いのが。廃棄されて裏返ってたアレです。
これぐらい成長すると元の葉から分離するのかと思いましたが、現在のところはその兆候はありません。雨が上がる火曜日でちょうど2週間、徐々に陽に当てるようにします。
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