ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    コマツナのプランター栽培:種まきから収穫まで

    2011年05月09日
     今年はプランターで野菜栽培にも励んでいます『晴れ時々趣味の菜園』・・・です。レタス、ラディッシュ、ミニトマトはご紹介済みですが今回はコマツナです。

     種の袋には『新小松菜』とありコマツナとチンゲイサイとの一代交配種のようです。“若採りOKで収穫が遅れて大株になっても柔らかくアクがない”・・・良いんじゃないですか。種蒔きから収穫まで一気にお届けいたします。

    コマツ1
     2mmあるかないかの小さい丸い種です。

    【4月10日】(開始:種蒔き) 
    コマツ2 コマツ3
     他の野菜と同様に“肥料入り野菜の土”を使用しています。土の表面を均しておくと発芽が揃うそうで、カマボコ板がとても便利です。

     コマツナの種は『好光性』ですのでバラ撒きした後軽く土を被せ、またカマボコ板で押さえました。穴を掘って埋めたり、土をたくさん被せ過ぎると発芽しない場合があるので注意が必要です。

     水やり後は土の乾燥を防ぐ為に2枚重ねの新聞紙を敷いて上からも水やりしておきました。1枚目の新聞紙はすぐに乾きますが中の土と土と接する新聞紙はそう簡単には乾きません。好光性なのに新聞紙を被せて大丈夫?太陽にかざしてみると十分光が透けて見えました。

    【04月13日】(3日目:発芽) 
    コマツ4

    【04月16日】(6日目)
    コマツ5
     サニーレタスの2日目には負けましたが3日目でもう発芽しました。新聞紙は取り除きます。6日目には子葉もだいぶ大きくなってレタスの時ほど種も流されずに済んだようです。

    【04月22日】(12日目:間引き)
    BFORE                        
    コマツ6

    AFTER
    コマツ7
     子葉が重なってきましたので間引きをしました。ちょうど本葉が出掛かっている時期です。これで全ての葉に満遍なく光が当たるようになりました。   

    【04月28日】(18日目) 
    コマツ8

    【05月04日】(24日目)
    コマツ9
    ゴールデンウィーク中に一度だけ液体肥料を与えておきました。
    コマツナの理想的な株間は3~4cmだそうです。
    混み具合を見ながら数本の間引きをしただけで本格的な2回目の間引きはパスしました。

    【5月9日】(29日目:収穫)
    コマツ10 コマツ11
     多少窮屈そうな葉もありますので間引きも兼ねて本日初収穫することにしました。キジバトに踏まれて5枚、虫食いで穴が空いたもの10数枚、計20枚ほどの損失が出ました。

    コマツ12
     20cmぐらいで収穫するのが良いそうです。計測したら20cm弱、まま合格品ということで。生で食べてみましたが“菜っ葉”らしい味で苦味などありませんのでサラダでも頂けそうです。

    コマツ13 コマツ14
     今日はとりあえず15枚だけを収穫、トウが立つまで当分は毎日のように収穫できそうです。気づかない内に虫食いに逢いましたので防虫ネットを装着しておきました。

     コマツナは栄養価の高い緑黄色野菜で、カルシウム、ビタミンA・B・C・K、鉄、カリウムなど、多くの栄養素を含み、ホウレン草と似た成分だそうですがカルシウムはホウレン草の3.5倍だとか。カルシウムを効率良く吸収するには、魚・卵・きのこなどビタミンDと一緒に摂取すると良いそう。

     家庭菜園ではお馴染みの野菜で栽培しやすいかなと思い軽い気持ちで種を蒔いてみましたが、こんなスグレモノとは知りませんでした。これだとちょっとヤミツキになるやも知れませんネ。

    ◇◇追記:7月22日◇◇
     青虫の食害からは開放されたのち、アブラムシに新芽を食われ仕方なく栽培を中止していましたが、土ごと処分していた場所ではどっこい苗は生き延びていて見事なコマツナが育ってきました。しばらく収穫できそうで嬉しい誤算です。

    こまつな11 こまつな12
     のびのび育つとこんなに大きくなるんですね、26cmありました。秋のプランンター栽培第2弾では植え付け間隔をもっと空ける様に工夫してみます。
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