ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    マユハケオモトの種まき(その2)

    2010年04月13日
     前回は種から緑色の管を伸ばす奇妙な発芽の様子をご紹介しましたが、やっと全容が明らかになってきましたのでご報告します。

    4月6日 【兄貴種】 
    マユハケ1
    マユハケ2
     管の先端がさらに膨らみましたがそれほど大きな変化に気付きません。

     【子分種】 
    マユハケ3
    マユハケ4
     管の先端の膨らみに何やら葉っぱらしきものが確認できました。種を持ち上げてみたらご覧の通りです。 これが本当の“発根・発芽”のようです。緑の管の正体は“ランナー”で着地点で球根になり根と葉を出していたのです。ネットで検索してみると球根植物の種は奇妙な発芽をするらしいと知り、

    タマスダレ1 タマスダレ2
     同じヒガンバナ科の球根植物タマスダレのコロニーで種を探してみました。どうでしょう、全く同じメカニズムで発芽していました。こちらは葉も伸びて種はしぼみ、ランナーも枯れかけていました。 

    4月13日 【兄貴種】 
    マユハケ5
    マユハケ6
     ランナーが影になって見えづらかったのですが葉が随分成長してきました。イナバウアーがアダになってちょっと窮屈そうですが。。。

     【子分種】
    マユハケ7
    マユハケ8
     他の種たちもしっかりランナーを伸ばして球根部分が目立ってきました。1週間経って葉も少しずつ大きくなってきました。

     すべての球根植物の種がこのような奇妙な発芽をするのかは不明です。なぜ種からランナーを伸ばして養分補給する方式なのかも不明です。 (ランナーと呼んで良いのかどうかも)重力に従って伸びていくので根かな?緑色していたので葉かな?根も葉もないこちらの噂話をあざ笑っていたのはランナーだけでした。でも一つナゾが解けて気分は楽になりました。次回はランナーが枯れて独り立ちした頃にまたご報告したいと思います。
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