ニホンズイセンの花が見ごろ
2009年12月25日
何かネタは無いかと庭に出ると日本水仙の甘い香りが漂ってきました。

毎年12月~1月に咲く水仙ですが、この甘い香りを嗅ぐとなぜか“春”を思い起こします。

前回のちらり・ほらりでも触れましたが、花びらは6枚にみえますが実際は3枚です。こうして上からとか後ろから見るとよく解りますが前側の3枚だけが花びらで、後ろ側の3枚はガクだそうです。ガクには1本筋のようなものが通っています。

これはユリですがこれも手前3枚が花びらで後ろ3枚はガクだそうです。ガクは少し細いだけで全く見た目には区別がつきません。。。

スイセンの話に戻りますが黄色い副花冠と呼ばれる部分にはおしべもめしべもありますが、スイセンは“3倍体”とよばれる奇数染色体植物で生殖細胞は正常に減数分裂が行われず、めしべに花粉がついても種をつくることができません。有名なところではヒガンバナも3倍体で種はできません。種なしブドウや種なしスイカなどは薬品処理されて人工的に3倍体にしたものです。
花びらの数も実は3枚で、黄色い副花冠を持ち、種もできない、しかも毒まであって、とても身近な植物ですが何とも不思議な生態を持つ植物なんですね。

毎年12月~1月に咲く水仙ですが、この甘い香りを嗅ぐとなぜか“春”を思い起こします。


前回のちらり・ほらりでも触れましたが、花びらは6枚にみえますが実際は3枚です。こうして上からとか後ろから見るとよく解りますが前側の3枚だけが花びらで、後ろ側の3枚はガクだそうです。ガクには1本筋のようなものが通っています。

これはユリですがこれも手前3枚が花びらで後ろ3枚はガクだそうです。ガクは少し細いだけで全く見た目には区別がつきません。。。

スイセンの話に戻りますが黄色い副花冠と呼ばれる部分にはおしべもめしべもありますが、スイセンは“3倍体”とよばれる奇数染色体植物で生殖細胞は正常に減数分裂が行われず、めしべに花粉がついても種をつくることができません。有名なところではヒガンバナも3倍体で種はできません。種なしブドウや種なしスイカなどは薬品処理されて人工的に3倍体にしたものです。
花びらの数も実は3枚で、黄色い副花冠を持ち、種もできない、しかも毒まであって、とても身近な植物ですが何とも不思議な生態を持つ植物なんですね。
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