アオキは雌雄異株
フイリアオキの雄株

ミズキ科の常緑低木で原産地は日本です。これはフイリアオキの雄株です。葉が細長いホソバアオキ、クリーム色の実をつけるシロミノアオキなど数多くの品種があるようです。
私が子供のころは仏壇によく供えられていましたので、今でも地味な印象があります。毎年花後に剪定して樹高は約1Mです。花芽はその年伸びた枝の内部に夏頃にできますので、それまでに剪定を済ませます。


葉の中ほどから先端にかけて縁にギザギザがあります。名前の由来は、葉も茎も青いのでアオキ、なるほど。
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アオキは雌雄異株

標準の開花時期は3~5月ですので、本来は春に咲くはずなのに暖冬による狂い咲き(不時開花)でしょうか、3輪咲きました。紫色の小さくて(約10mm)地味な花です。雄花ですので中心にめしべがありません。

おしべの花糸は太く丸味を帯びてがっしりとしていて、花びらと同じ紫色をしています。雌株ですとこの時期は実が赤く熟しますが、雄株には実が無く華やかさはありません。




色んな状態の蕾がありますので、成長の過程をたどってみました。花茎がどんどん伸びてきて、次から次とたくさんの蕾が出てきます。蕾を数えようとしましたが顎に守られていて正確な数は不明ですが、70~80個は軽くあります。
うす紫に色づいた蕾もあってこのまま咲き続ける気配がありますが、南国愛媛でも18日~20日は『曇り時々雪、最低気温-1℃、最高気温7℃』の予報が出ています。この真冬並みの寒波で一気に蕾を堅くしてしまうんでしょうね。
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