ときどきガーデニング&ときどき家庭菜園

    冬越しの準備(2):七つ道具

    2009年11月15日
     冬越しの準備(1)(2)で我が家の植物たちの耐寒温度を調べてみましたが、 最後の今回は実際に我が家で冬越しをする簡単な方法について書いてみました。 ここ暖地愛媛では特別に防寒対策をとる必要がないほど冬は越せますが、それでも一部の非耐寒性植物は保護してやる必要があります。

     我が家での冬越し七つ道具は
    ①新聞紙②レジャーシート③フラワースタンド④発泡スチロ-ル箱⑤透明ビニール袋 ⑥霧吹き⑦温度計 です。

     今週から寒くなりそうですのでさっそく準備の開始です。
    室内1
     これは前回に室内①としてご紹介した南向きの廊下の突き当たりになります。板の上に新聞紙を2枚重ねしてその上をレジャーシートで覆い、屋外のフラワースタンドを取り込んだところです。 ここへ非耐寒性の植物を置くだけです。

     しかし古い造りの家ですのでどこからともなくすきま風がスースーと入ってきます。晴天の日は昼間と夜間の温度差が激しくなるのが悩みの種になります。よく夜間はガラス越しに冷え込むため部屋の中央へ移動した方が良いと言われますが、数が多いとなかなか実行に移すのは難しくなります。

     そこでいくつかの簡単な防寒方法を取り入れています。
    Ⅰ.新聞紙の利用
    Ⅰ-1新聞紙を被せる
    室内2 室内3
     最低気温が0~4℃と愛媛にすればかなり冷え込む予報が出たときは、夜にカーテンを閉めた上にさらに植物全体に広げた新聞紙を被せておきます。これだけでもわずかながら保温と保湿の効果が期待できます。

    Ⅰ-2新聞紙を巻く
    室内4 室内5
     鉢ごと新聞紙でくるんでホッチキスかガムテームでとめておきます。上記の被せる方法よりもさらに保温、保湿の効果は上がります。

    Ⅱ発泡スチロールの利用 
    室内8 室内6
     底面に穴を開けた発泡スチロール箱にすっぽりと鉢ごと入れる方法です。これは主に屋外でビニールポットのまま越冬させる場合に使用しています。根の部分だけでも保護できてとても便利な材料です。寒冷地ですと針金をアーチ状に渡し、ビニール袋で覆うとミニ・ビニールハウスになります。

     屋内使用する場合は底面には穴を開けずに新聞紙を敷いておきます。新聞紙が鉢底から流れ出る老廃物を含んだ余分な水を吸収してくれます。晴天が続けば比較的早く乾きますし、天気が悪いときは水やり後に新聞紙を交換します。

    Ⅲ透明ビニール袋の利用 
    室内7
     鉢ごとすっぽりとビニール袋(45ℓのプラ用ごみ出し)を被せる方法です。耐寒性はあっても寒風や霜に当てたくない場合に最適で、これまたミニ・ビニールハウスになります。実際に支柱とビニール袋のセットで市販されてるものもあります。ただし風で倒れ易くなりますので鉢のまわりをしっかりと固定しておきます。
        
     我が家にはここまでする植物はありませんが、今年はギンヨウアカシアで試してみます。   

    Ⅳ湿度管理と温度管理  
    室内9
     冬場は植物の成長も鈍く水やりを控えて乾かし気味に管理するのが一般的で、その方が耐寒性もアップします。しかし日当たりの良い室内に取り込むと意外に成長するものもあり、また予想以上に部屋は乾燥し、葉が傷んでくる場合があります。そのような場合には霧吹きで葉水(はみず)をして湿度を高めてやる必要があります。

     実際室内に取り込んではみたものの一日の温度変化は気になります。冬だけでなくガーデニングを楽しむ上では温度計は必需品のように思います。今年は最低最高温度計なるものを購入しようかとも考えているところです。

     以上の方法は本やネットで紹介されてたものを自分に合ったものだけを取り入れたものです。
    他にも色んな方法を試されてるものがあって、見ていて感心させられたりもします。
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