エリカ・メランセラ
ツツジ科エリカ属の常緑低木、原産地は主に南アフリカです。品種名はエリカ・メランセラ(ピンク)。
エリカは700種類以上あるそうで、日本で流通する秋咲きのものはこのメランセラ1種類だけだそうです。ちなみに沢尻エリカさんの“エリカ”はこのエリカ(品種は不明)に因んだ本名だそうです。

6鉢あった中で新芽が伸びていたのはこれだけです。“挿し木でもどうですか”と言わんばかりに。。。


草丈は約18cmです。地植えにすると人の背丈ぐらいにはなるそうです。枝葉も見えないぐらいに淡いピンク色の花がたわわに咲いています。

花は3mmほどです。


購入後すぐに植え替えます。根鉢は崩さずにとの事ですが細い根がビッシリで崩れません。ツツジ科ですので用土は鹿沼土(小粒)7:ピートモス3の配合です。大きい鉢に植え替えて完成です。遠目から見る菊人形のようにも見えます。


誘惑にかられ?適期ではありませんが挿し木もしてみました。先端の枝を切った1本だけの挿し穂です。スギやコニファーのような葉の形状です。切り口に発根促進剤ルートンを塗って、鹿沼土(細粒)に挿してみました。
栽培のコツを調べてみました。
【置き場所】
真夏以外は日光によく当てる
暑さに弱いので真夏は風通しの良い半日陰で育てます。寒さにも弱いので冬は室内に取り込みます。メランセラは耐寒性が強いので屋外でも大丈夫のようです。
【水やり】
表面の土が乾いたらたっぷりと与える
乾燥にも弱いが過湿にも弱いようです。(ジャノメエリカ以外は高温多湿に弱いようです)夏場は生育も衰えるので普段よりも少なめにやるといいそうです。水切れを起こしても葉は元気なので気づくのが遅れ、突然葉がパラパラと落下するそうです。
【肥料】
5~10月に液体肥料を月に1回与える
真夏は根を傷めるのでやらない方がいいそうです。
【用土】
水はけの良い酸性土を好む
鹿沼土7:ピートモス3の配合がいいようです。植え替えの適期は4~5月で1~2年に1回。移植に弱いので地植えのものは植え替えはしません。
【耐寒性】
南アフリカ原産種は耐寒性は弱い
一般には耐寒温度は10℃のようですが、メランセラの耐寒温度は0℃と、耐寒性の強い品種もあります。
【整枝】
切り戻しの必要はない
自然にある程度形よく樹形はまとまるようです。
【繁殖】
挿し木で増やす
花の咲いていない枝を使って挿し木で増やせます。適期は4~6月。
<参考:ヤサシイエンゲイ、他>
*エリカ・オアテシイ(ウィンターファイヤー)